地域と情報化
授業概要:
現実の社会における情報化の進行とともに、地理学においても、その影響の把握や情報を視野に入れた新しい視点の導入が、様々な形で進んできた。この講義では、地域における情報化の意義を、地理学の視点から考えていく。
授業計画:
これまで講義担当者(山田)が発表してきた論文の中から、地域と情報化の関係について理論的な形でとり上げているものを数本選び、講読していく。
なお、講義担当者の既発表論文のリストは、ホームページで公開されている。この講義に関心がある者は、予め見ておくことを勧める。
http://camp.ff.tku.ac.jp
教科書:使用せず(プリント教材を用意する)。
参考書等:授業中に指示する。
成績評価:2回程度提出してもらう予定のレポートによって行なう。平常点も多少は考慮するが、単なる出席点を与えるわけではない。
地理的統計処理の基本と実際
授業概要:
市町村、ないし市郡を単位とした統計を、表計算ソフトを用いて処理し、その結果を解釈していく。一連の作業を具体的に行っていく中で、統計を扱う際の留意点について理解を深められるようにする。
授業計画:
この講義は、どちらかといえば、数的処理の苦手な諸君の受講を前提として進めていく。統計処理の手法も、ごく基本的な範囲に限定し、その着実な修得をめざす。
具体的な作業としては、人口・世帯数等のデータと、新聞配布数のデータを用い、様々な統計処理を実際に行なうとともに、データの吟味や、分析結果の解釈について、各自の作業の成果にもとづいて指導していく。
教科書:現在刊行準備中のものを用いる予定。詳しくは授業中に指示する。
参考書等:授業中に指示する。
成績評価:数回の課題作業の提出物で行なう。
その他:数的処理の秀でた力は必要ないが、表計算ソフトの基本操作はできることが前提となる。
[この講義は、1998年度からの新たな担当科目です。]
[1998年度の講義は終了しました。採点結果:A=8人、B=7人、X=2人]
講義題目: ポピュラー音楽史
授業計画及び内容:
[前期]は、まずポピュラー音楽をめぐる基礎的な「そもそも」の議論に時間を使う。ポピュラー音楽の定義づけといった議論を通じて、「あたりまえ」と思われる様々な概念を批判的に検討する方法を身につけてもらいたい。「ポピュラー音楽とは何か?」という問いかけを、講義の最初の段階で時間をかけて検討することで、ポピュラー音楽にとどまらず、音楽を聴くこと、奏でること、学ぶことの意義を、改めて考えてみたい。
次に、欧米を中心としたポピュラー音楽の歴史を、「商品化された音楽」「大量生産される音楽」という視点から検討する。前期では、十九世紀後半から二十世紀前半のポピュラー音楽について、特にジャズに力点を置いて紹介していく。
[後期]は、引き続いて二十世紀後半のポピュラー音楽史をロックを中心に検討していく。
前後期を通じて、受講する諸君には、狭義の音楽学的手法のみでは捉えきれないポピュラー音楽の性格を理解し、これに接近する様々な「非」音楽学的なアプローチについて理解を深めてもらいたい。社会史的背景、技術の普及や革新、メディアと聴衆の関係など、「音楽」に内在しない側面からの検討が、ポピュラー音楽研究には欠かせないが、こうした諸々の視点は、ポピュラー音楽以外の音楽についても重要でありながら、盲点となっている部分でもある。音楽を対象とした「非」音楽学的なアプローチは音楽学の地平をどのように広げていくことができるのか、という到底一年の講義では消化できない大きな課題を、まずしっかりと提起することが、この講義の最大のねらいである。
成績評価の方法: 前期、後期とも平常点とレポートによって評価する。
使用テキスト: 教科書はない。必要に応じてプリント教材を用意する。参考書類は講義中に紹介する。
留意事項: 履修要件ではありませんが、自由科目「ポピュラー音楽研究」と併せて履修することを勧めます。
[この講義は、1998年度からの新たな担当科目です。]
[1998年度の講義は終了しました。採点結果:A=12人、B=11人、C=1人、欠=17人]
講義題目:
授業計画及び内容:
「ワールド・ミュージック」や「観光音楽」といったキーワードで論じられる、現代におけるメディア化された民族音楽の状況、ないしは、ポピュラー音楽との関係について、関連する文献を講読しながら基本的な論点を紹介していく。詳細については、受講者の希望を聴いた上で決定していきたい。
[この講義は、1998年度からの新たな担当科目です。]
[1998年度の講義は終了しました。採点結果:A=3人、欠=2人]
演習表題
地域コミュニケーション調査
演習内容
地域コミュニケーションに関する調査を、参加者全員で企画・計画・実施し、報告書を作成する。この共同研究は、調査自体が成果を上げることもさることながら、参加した学生が調査の経験を通して研究の手法を身につけることを主な課題とするものである。共同研究には、対象地域での合宿を伴う現地調査などが組み込まれる。共同研究と並行して、4年次における「卒業制作・卒業論文」に向けた指導も行う。学生は、各自の関心のあるテーマについて予備的な文献調査を行って、その成果を報告するとともに、「卒業制作・卒業論文」に取り組む具体的な研究計画を練り上げる。
演習の性格上、時間割の外での拘束もあるし、ゼミの運営は強いコミットメントを要求する。参加者は、「カネ」、「ヒマ」、「根性」のうち少なくとも二つは充分に備えていること。(なお、事前に山田晴通研究室のホームページを見ておくこと。)
教科書
・未定(専門書を使う可能性がある)
参考文献
・随時指示する。
関連授業科目
・地域のコミュニケーション ・データ・アクセス法
その他
・希望者多数の場合は、個人面接により資質、意欲、適性などを総合的に判断して選考する。
・編入学生等、「コミュニケーション演習I」未履修者や、
他の教員の担当した「コミュニケーション演習I」の履修者の参加も歓迎する。
[1997年度の採点結果:受講者が1名だけだったので公表しません。]
[1998年度の講義は終了しました。受講者が1名だけだったので採点結果は公表しません。]
授業内容
20世紀は、18世紀から19世紀に及ぶ「産業革命」の時代の延長線上にありながらも、「産業革命」とは異なる大きな変化を経験した時代であった。後世の歴史家が20世紀について語るときには、核兵器、社会主義国家、地球環境といった言葉とともに、コミュニケーション、情報、大衆社会などをキーワードとして選び出すことになるだろう。
この講義では、おもに20世紀において展開されてきたコミュニケーションをめぐる諸家の議論を、同時代の技術史的背景を踏まえた上で、概説する。具体的には、シカゴ学派社会学(パークの新聞論)、フランクフルト学派(ベンヤミンの複製芸術論)、情報社会論(マフルップ、ベルなど)、等々のコミュニケーション論を紹介する。その際に、それぞれの時期におけるメディア、通信技術、情報処理技術の発展過程に関しても確認しながら論を進めることによって、コミュニケーションをめぐる諸現象の実態的変化と、論理の展開とが相互に関連をもってきたことを示していく。ただし、講義の目的は、今日のコミュニケーション研究において基礎的なトゥールとなっている諸概念を理解することにあり、学史を知ることは二次的な課題でしかないので、網羅的なコミュニケーション史を講じるわけではない。また、講義では、適宜「脱線」も織り込んで、関連分野についての雑学的知識も身につくように配慮する。
講義スケジュール
半期の講義を通して、授業二〜三回程度を一つの区切りとして、次のようなテーマを順次取り上げながら授業を進めていきたい。
教科書
必要に応じてプリント教材を用意する。分野ごとの参考文献などは、講義の中で指示する。
評価方法
講義二〜三回に一度の割合で、小テストを行うか、簡単なレポートを提出してもらう。最終的な評価は、すべての小テストおよびレポートへの評価点の合計を基に、出席状況を加味して下す。
[1997年度の採点結果:A=62人、B=55人、C=11人、X=20人、Z=6人]
[1998年度の講義は終了しました。採点結果:A=68人、B=61人、C=14人、X=13人、Z=8人]
講義表題
数学が苦手な人のための「確率・統計」
社会科学的な研究において、調査統計の処理はきちんと理解しておかなければならない基本的な部分を成している。特にコミュニケーション学部では、必修科目「コミュニケーション調査法入門I」が置かれ、具体的な調査の手法とともに、調査の結果得られたデータの統計的な処理について学ぶことになっている。こうした統計処理を学ぶためには、基礎的な知識として高校レベルの数学、とりわけ「確率・統計」分野について、一定水準の学力が必要になる。ところが、近年の高校の数学教育のカリキュラムの変化などによって、学生諸君の中には、「確率・統計」について全く学習の機会がなかった諸君や、高校において一定の学習をしていても理解が不充分な諸君が多い。そうした諸君は、「調査法」関連の科目において、ごく基本的な部分で大変苦労する恐れが大きい。
この講義は、もっぱら数学が苦手な諸君を対象に、調査統計処理に必要不可欠となる高校レベルの基礎数学を、しっかりと理解してもらうことを目的としている。いわば、「調査法入門」のさらに手前にある「調査法『門前』」の講義だと思ってもらえばよい。
具体的には、調査データの統計処理において不可欠なツールである、「標準偏差」と「単純相関」の2点に絞って、手計算で出来る範囲の計算問題を解きながら、その基本的な考え方を理解することが、この講義を通した到達目標となる。受講者が高校レベルの「確率・統計」を未習であるという前提から出発し、できるだけ平易かつ丁寧に、受講者全員が「標準偏差」と「単純相関」についての計算の手続きと、統計的な意義を理解できるように指導する。
したがって、「標準偏差」と「単純相関」について既に十分理解している諸君は、この講義を受講する必要はない。逆にシグマを用いた計算ができない諸君(「シグマ」が何のことかわからない諸君を含む)には、ぜひ受講して欲しい。
教科書:なし(必要に応じてプリント教材を配布する)
参考書:高校の数学の教科書・参考書等、手元にあるものでよいから用意して欲しい(具体的には講義中に指示する)
関連分野:コミュニケーション調査法I・II、社会調査法
[この講義は、1998年度のみ開講される担当科目です。]
最後の授業の際、匿名で集めた感想・コメントをすべて(90名分)公開しています。
→ 特別講義「調査統計処理のための基礎数学」受講者の声
[1998年度の講義は終了しました。採点結果:A=64人、B=25人、C=6人、Z=11人]
講義表題
複数の教員によって構成される講義の一部を担当する。(責任者は廣井敏男・経済学部教授)
内容は、環境コミュニケーション論という観点から捉えられる環境問題への様々なアプローチの紹介とする予定。
具体的には、環境社会学、環境倫理学などの基礎概念について講義するとともに、コミュニケーション論の視点からみた環境問題の特性について議論していく。
山田の担当部分は、11月12日〜1月14日の、のべ8回になる予定です。
受講者(1998年度は1名)の研究テーマに沿って、卒業論文の指導を行う。
[この講義は、1998年度からの新たな担当科目です。]
[1998年度の講義は終了しました。受講者が1名だけだったので採点結果は公表しません。]
演習表題
ゼミナールの「掟」を学ぶ
演習内容
ゼミナール=演習という形式は、大学教育においては重要な位置を占めるものであるが、高校までの教育にはほとんど取り入れられていない。フレッシュマン・ゼミでは、まずゼミという形式に慣れ、自発的に学び、考える姿勢を身につけることが第一の課題となる。具体的には、共通の課題図書を選んで輪読し、その内容について報告し、討論する経験を通じて、
・報告要旨の作り方
・プレゼンテーションのコツ
・協調的で創造的な議論の作法 など
ゼミを運営していく上で必要な事柄が身につくように指導する。
課題図書は、できるだけコミュニケーション論以外の分野(ただし何らかの意味での隣接分野)から、専門性があまり高くない新書程度のレベルのものを選び、半年かけて読破する。隣接分野について浅く広く知識を得ることは、このゼミの第二の課題である。課題図書の最終的な決定は、ゼミ参加者と相談した上で行うが、次に「教科書・参考文献」として挙げるものの中から選ぶ予定である。2冊以上読む場合の2冊目以降は、参加者の希望を活かしていきたい。
参考文献
課題図書の候補
橋爪大三郎『はじめての構造主義』講談社現代新書
笹澤 豊 『小説 倫理学講義』講談社現代新書
上野千鶴子『スカートの下の劇場』河出文庫
(補足)1995、1996年度は、結局、上野千鶴子『スカートの下の劇場』、 1997年度は、橋爪大三郎『はじめての構造主義』を読んだ。
1998年度は、笹澤 豊 『小説 倫理学講義』を読みます。
スケジュール/報告担当者
[1997年度の採点結果:A=9人、B=6人、C=1人]
[1998年度の講義は終了しました。採点結果:A=8人、B=6人、C=2人]
授業表題
文献情報を中心とした情報検索の方法
授業内容
オン・ライン/オフ・ライン、あるいは、エレクトロニック/ノン・エレクトロニックの違いを問わず、一般的にデータを収集をする上で表面化する諸問題を論じた上で、文献情報データベースへのアクセスを中心に、具体的な実習を行う。具体的には、大学図書館の館内システムや、多数の図書館を結ぶネットワーク(学術情報センターのシステムなど)について、その仕組みを理解し、実際の利用方法を実習するとともに、CD−ROMの形態で利用できる文献の総目録としてのデータベース(J−BISCなど)や、特定分野に関する専門的な文献データベース(例えば、音楽分野におけるRILMなど)、新聞の見出しデータベース(CD−ASAXなど)についても講義と実習を通じて理解を深める。
一応、以上のような内容を予定しているが、利用可能な教材の整備状況によっては、内容を変更することもあり得る。
授業計画
半期の講義を通して、授業二〜四回程度を一つの区切りとして、次の四つのテーマを順次取り上げながら授業を進めていきたい。
・文献情報の基本的問題
・図書館内の文献情報
・データベースの諸形態
・ネットワークの利用
なお、講義の必要から、通常の教室以外の場所(学内)で授業をすることもあるので、常に注意しておくこと。
(補足)インターネット環境の整備が進んだことを踏まえ、インターネットを利用した情報検索について比重を置いた講義にしていく予定である。
受講予定者へのおしらせがあります。
[1997年度の採点結果:A=14人、B=4人、C=1人、Z=5人]
[1998年度の講義は終了しました。採点結果:A=12人、B=1人、C=1人、Z=10人]
講義表題
「地域」と「コミュニケーション」の諸問題
講義内容
コミュニケーションをめぐる議論は、社会総体を対象とする普遍的なマス・コミュニケーションの問題として、個人レベルのパーソナル・コミュニケーションの問題として論じられる場合が非常に多い。言い換えれば、中間的な、「地域」のスケールで論じられるべき問題は、見落とされがちなのである。コミュニケーションをめぐる諸問題のうち、マス・メディアに見られる地域間の差異、地域メディア、コミュケーション形態にみられる地域性、あるいは、マス・メディアの流す地域イメージなどは、そのような問題の例である。こうした地域のコミュニケーションをめぐる諸問題について概説するとともに、「地域」スケールの問題意識が、マス・コミュニケーションやパーソナル・コミュニケーションに対して提起していく課題についても論じる。
参考文献
随時指示する。ただし、意欲のある者には、次の二冊が役立つだろう。
・竹内・田村・編『新版地域メディア』日本評論社
・大石 裕『地域情報化』世界思想社
講義計画
一年の講義を通して、授業二〜四回程度を一つの区切りとして、次の八つのテーマを順次取り上げていく。ただし、取り上げる順序などは、多少変更が生じるかもしれない。
・「地域」と「コミュニケーション」の結びつき方
・「地域メディア」の位置づけ
・日刊地域紙
・CATV
・その他の「地域メディア」
・「地域情報化」政策
・地域社会の変化とコミュニケーション
・「地域イメージ」の諸問題
評価
年間数回のレポートに、出席状況を加味して評価を行う。
[1997年度の採点結果:A=17人、B=8人、Z=11人]
[1998年度の臨時レポートのおしらせ:第1回//第2回]
演習表題
地域メディア論
演習内容
地域社会において、コミュニケーションの担い手として一定の役割を果たしているのが、「地域メディア」と総称される諸媒体である。具体的には、地域紙、タウン誌、CATV、ミニFMなど、様々なものが「地域メディア」の例であるが、中でも日刊地域紙と、自主放送チャンネルをもつCATVは、とりわけ重要なメディアである。
この演習では、日刊地域紙と自主放送CATVの両方が存在する地域を選び、文献購読や現地調査を通じて、「地域メディア」が地域の中でどのように支えられているのか、といった問題について考えていく。
演習の性格上、時間割の外での拘束もあるし、ゼミの運営は強いコミットメントを要求する形で進めていく。参加者は、「カネ」、「ヒマ」、「根性」のうち少なくとも二つは充分に備えていること。
(補足)1997年度は、
・竹内・田村・編『新版 地域メディア』日本評論社
を輪読。夏の合宿は、長野県松本市周辺の諸媒体を見学した。
今年は、コミュニティFMについて調査を行いたいが、詳細は未定。
[1997年度の採点結果:A=3人、B=2人]
[1998年度の講義は終了しました。採点結果<特別聴講生を含む>:A=3人、Z=2人]
・授業概要:生活環境論は、様々な学問的視座からの接近が試みられている学際的な分野である。この講義は、主として社会学的な視点からこのテーマに接近し、現代社会における個人の生活環境について、もっぱらその構造的変化に注目しながら検討していく。その過程において、特に力点が置かれるのは、コミュニケーション・メディアの発達がもたらした社会関係の変質と、時間地理学的な観点から見た生活空間の再構成の、二つのテーマである。
・授業計画:講義の内容は、次の4つの部分に分かれ、それぞれについて2〜5時限をあてる。2・3については、担当者が以前に発表した論文の購読を含む。
1)「生活」・「環境」概念をめぐる基礎的議論
2)コミュニケーション・メディアの発達と生活環境の変質
3)経済の産業化〜脱産業化と生活空間の再構成
4)「生活環境」の学際的再定義の試み
・成績評価の方法:講義の途中で、小テストを数回行う。また、最後の時限を筆記試験に宛てる。両者の成績をもって評価する。評価に際しての比重は、前者が3割程度、後者が7割程度とする。
・テキスト:テキストは特に定めない。必要に応じてプリント教材を用意する。
・履修にあたっての留意点:予備知識は特に必要としないが、経済学(特に消費者論)、マーケティング、人文地理学、社会学(特に、コミュニケーション論)などに関心のある諸君の履修を期待する。
インターネットでウェッブページを見る機会のある諸君は、担当者のホームページを見ておいて欲しい。
http://camp.ff.tku.ac.jp
・担当教官の専門分野:コミュニケーション・メディア論、社会経済地理学
[この講義は、1998年度のみ担当する科目です。]
[1998年度の講義は終了しました。この科目については、採点結果は公表しません。]
山田晴通研究室にもどる CAMP Projectへゆく