Harumichi YAMADA: Popular Music Studies at Kunitachi College of Music, 2003

2003年度　国立音楽大学「音楽学講義」
（担当：山田晴通）

　この授業は終了しました。
　一年間ご協力ありがとうございました。（2003.12.03.）

　授業終了後、すぐにデータを掲出できない場合がございます。悪しからずご了承ください。
　日付は、授業の行われた日です。データの掲出は、遅くなることがあります。

音楽学講義：2003年12月3日
　最終回は、手違いで音源を用意できなかったブルックリン派について言及した上で、ジャズの外側にはみ出してしまうダンス音楽としての、アシッド・ジャズ、クラブ・ジャズを紹介しました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の4点（4曲）です。曲順は、実際にかけたものと一部で異なっています。

ブルックリン派（M-Base 派）
Cassandra Wilson (vo), Steve Coleman (as), Greg Osby (ss), etc. について簡単に言及したが、音源はなし
アシッド・ジャズ、クラブ・ジャズ...英国などで盛んになったジャズ的要素のあるダンス音楽
Shakatak 『THE COOLEST CUTS』（Polydor：1988）...リミックスを含むベスト盤
- 11) Nihgt Birds...フュージョン系の音楽で踊る先駆け的なもの
The Jazz Defektors 『THE JAZZ DEFEKTORS』（CBS/Sony：1987）
- 3) Bounce-Back
Incognito『POSITIVITY』（Verve/Forecast：1993）
- 2) Still A Friend Of Mine
Candy Dulfer『SAX-A-GO-GO』（BMGビクター：1993）
　...ジャズとダンス・ミュージックの両方の棚に置かれるタイプ
- 8) Pick Up The Pieces
- 2) Sax-A-Go-Go

音楽学講義：2003年11月26日
　今回は、ジャズを歴史的な音楽と捉える視点を強調する「新伝承派」を取り上げました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の2点（2曲）です。

新伝承派...Wynton Marsalis (tp) を中心とした、黒人の伝統文化としてジャズを捉えることを強調する立場
Wynton Marsalis & Ellis Marsalis『Joe Cool's Blues』（Columbia：1995）
- 1) Wynton Marsalis Septet / Linus & Lucy
Wynton Marsalis Septet 『THE MAJESTY OF THE BLUES』（Columbia：1988）
- 3) The New Orleans Function
  　　...Jazz の葬式をやってみせた30分ほどの組曲（葬送、説教=埋葬、セカンド・ライン）

音楽学講義：2003年11月19日
　今回は、フュージョンの時代における主流派ジャズについて、考える素材として、マイルスと、ハービー・ハンコックを取り上げました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の6点（8曲）です。曲順は、実際にかけたものと一部で異なっています。

Miles Davis (tp) 『BITCHES BREW』（Columbia/SME：2000 [1970]）
- 1) Pharaoh's Dance...Joe Zawinul の曲
- 2) Bitches Brew
Miles Davis (tp) 『ON THE CORNER』（Columbia：1993 [1972]）
- 1) On The Corner / 2) New York Girl
- 5) Black Satin
Miles Davis (tp) 『IN CONCERT』（Columbia/SME：2001 [1973]）
- 1-4) Black Satin / The Theme...ライブ
Herbie hancock (p) 『TAKIN' OFF』（Blue Note：1987 [1962]）
- 1) Watermelon Man
Herbie hancock (p) 『MAIDEN VOYAGE』（Blue Note：1986 [1965]）
- 1) Maiden Voyage
Herbie hancock (p) 『SEXTANT』（Blue Note：1992 [1973]）
- 2) Hidden Shadows

音楽学講義：2003年11月12日
　今回は、これまで紹介していなかった、フリー・ジャズ系のピアノ演奏を紹介し、1970年代以降一つの流れとなったフュージョンについて、少し解説しました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の6点（8曲）です。

Cecil Taylor (p) 『SOLO』（Venus：1994 [1973]）
- 1) Choral Of Voice...東京でのソロ・ライブ
Cecil Taylor (p), etc. 『CONQUISTADOR!』（Blue Note：1989 [1966]）
- 1) Conquistador
山下洋輔 (p), etc. 『SPIDER』（Kamrice/ポリドール：1996）
- 9) Spider
Lee Ritenour (g) 『GENTLE THOUGHT』（******：1977）
- 1) Captain Caribe - Getaway
  ....もっとも軟派な売れ筋のフュージョン（もはやジャズではない？）
Weather Report『8:30』（Columbia Jazz/Legacy：1994 [1979]）
- 6) Birdland
『FRIDAY NIGHT IN SAN FRANCISCO』（CBS/Sony：1981）
- 1) Al DiMeola (g) & Paco De Lucia (g) / Mediterranean Sundance - Rio Ancho

音楽学講義：2003年10月22日
　今回は、通常の講義の流れからいったん離れて、国立音楽大学附属図書館に所蔵されているＬＤから、ジャズ・ピアニスト達の映像を紹介しました。
　授業の際に使用した音源（LD）は以下の5点です。このＬＤは、いずれも国立音楽大学附属図書館に所蔵されています。

Bud Powell『VINTAGE JAZZ COLLECTION / BUD POWELL』（東芝EMI：1992）
- 1) Crossin' The Channel (1959)
- 4) 52nd Street Theme (1959)...パリ時代のPowellを捉えた映像（フィルム）
Thelonious Monk『THELONIOUS MONK '63 IN JAPAN』（東芝EMI：1992）
- 1) Evidence (1963)
- 2) Blue Monk (1963)...来日時にフジテレビの番組で残したカルテット演奏（ビデオ）
Bill Evans『VINTAGE JAZZ COLLECTION / BILL EVANS TRIO I』（Vap：1994）
- 3) Summertime (1965)
- 6) Re: Person I Knew (1965)...英国のテレビ番組におけるトリオ演奏
Bill Evans『LAST PERFORMANCE』（ビクター：1992）
- 1) Re: Person I Knew (1979)
- 9) My Romance (1979)...死の前年のトリオ演奏
Keith Jarrett『STANDARDS』（ビデオアーツ：1985?）
- 2-3) Stella By Starlights (1985)...東京でのトリオ演奏

音楽学講義：2003年10月15日
　今回は、フリー・ジャズとその影響を受けた演奏を紹介しました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の6点（8曲）です。

Ornette Coleman (as)『ケン・バーンズ・ジャズ～20世紀のジャズの宝物/オーネット・コールマン』（SME：2000）
- 1) The Sphinx (1958)
Ornette Coleman (as)『FREE JAZZ A COLLECTIVE IMPROVISATION BY THE ORNETTE COLEMAN DOUBLE QUARTET』（Atlantic / East West Japan：1998 [1961]）
- 1) Free Jazz - Part I (1960)
Sun Ra And His Astro Intergalactic Arkestra『SPACE IS THE PLACE』（Impulse!：1998 [1972]）
Sun Ra (p, keyboards) 率いるカルト的な演奏集団
- 1) Space Is The Place (1972)
John Zorn (as) 『NAKED CITY』（Elektra Nonesuch：1989）
- 1) Batman
- 2) The Sicilian Clan
- 3) You Will Be Shot
John Zorn (as) 『MASADA FIRST LIVE 1993』（Tzadik：2002）
- 1) Piram（1993）
John Zorn (as) 『BUCK JAM TONIC』（Wild Disk / Island：2003）
Bill Lazwell (b), 中村達也 (d)
- 1) Old Dragon（2002）
Ornette Coleman (as)『ケン・バーンズ・ジャズ～20世紀のジャズの宝物/オーネット・コールマン』（SME：2000）
- 10) London Symphony Orchestra: The Good Life (1972)
- 11) Ornette Coleman (as), Jamaaladeen Tacuma (b), etc: The Theme From A Symphony (Variation 2) (1975)

音楽学講義：2003年10月8日
　今回は、モード・ジャズの演奏を紹介しました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の6点（8曲）です。

Miles Davis (tp) 『KIND OF BLUE』（Columbia Jazz/CBS/Sony：1990 [1959]）
Bill Evans (p)
- 1) So What (1959)
Miles Davis (tp) 『MILESTONES』（Columbia Jazz：n.d. [1958]）
- 2) Sid's Ahead (1958)
John Coltrane (ts) 『MY FAVORITE THINGS』（Atlantic：1988 [1960]）
McCoy Tyner (p)
- 1) My Favorite Things (1960)
John Coltrane (ts) 『A JAZZ HOUR WITH JOHN COLTRANE / MY FAVORITE THINGS』（Jazz Hour：1990）
McCoy Tyner (p)
- 1) My Favorite Things (c1963)
  ....ヨーロッパ公演旅行中のライブ録音
Bill Evans (p) 『EVERYBODY DIGS BILL EVANS』（Riverside：1987 [1959]）
- 4) Night And Day (1958)
Bill Evans (p), Stan Getz (ts) 『BILL EVANS & STAN GETZ』（Verve/Polydor：1997 [1964]）
- 1) Night And Day (1964)
Miles Davis (tp) 『KIND OF BLUE』（Columbia Jazz/CBS/Sony：1990 [1959]）
Bill Evans (p)
- 3) Blue In Green (1959)
- 4) All Blues (1959)
　このほか、授業の冒頭では、ラヴェル作曲「左手のためのピアノ協奏曲ニ長調　第二楽章アレグロ」と、ラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲４番　第一楽章アレグロ・ヴィヴァーチェ」を、簡単に紹介しました。これは、『KIND OF BLUE』のセッションの前にビル・エヴァンスがマイルスに勧めた曲です。

音楽学講義：2003年10月1日
　今回は、ビバップ後の時期におけるバップ様々なスタイルの演奏を紹介しました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の7点（8曲）です。

Lee Morgan (tp) 『THE SIDEWINDER』（Blue Note：1999 [1964]）
- 1) The Sidewinder（1963）
Grant Green (g) 『ALIVE !』（Blue Note：2000 [1970]）
- 4) Sookie, Sookie（1970）
Dave Brubeck (p) 『THE DAVE BRUBECK COLLECTION』（CBS：1980）
- 1) Take Five (1959)
Miles Davis (tp) 『BIRTH OF THE COOL』（Capitol Jazz：1989）
- 5) Budo (1949)
  ホルン、チューバ、バリトン・サックスを含む実験的な編成によるセッション
Miles Davis (tp)『ASCENSEUR POUR L'ENCHAFAUD』（Fontana/日本フォノグラム：1988）
- 17) Generique (1957)
  映画『死刑台のエレベーター』のサントラ用に録音したもの
『THE ARTISTRY OF STAN GETZ』（Verve/Polydor：1991）
- 1-2) It Don't Mean A Thing (1953)
  Dizzy Gillespie (tp), Stan Getz (ts), Oscar Peterson (p), etc.
『COOKIN' WITH THE MILES DAVIS QUINTET』（Prestage：1991[1956]）
- 1) My Funny Valentine (1956)
- 3) Airegin (1956)
  Miles Davis (tp), John Coltrane (ts), Red Garland (p), etc.

音楽学講義：2003年9月24日
　今回は、スウィング時代のコンボによる演奏から、バップへの移行を、ガレスピーとパーカーの演奏を中心に紹介しました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の7点（10曲）です。

『BENNY GOODMAN SEXTET, FEATURING CHARLIE CHRISTIAN (1939-1941)』（CBS：1989）
- 1) Benny Goodman Sextet / Flying Home (1939)
  Benny Goodman (cl), Charlie Christian (g), Lionel Hampton (vib), etc.
『CHARLIE CHRISTIAN "SWING TO BOP"』（Natasha Imports：1993）
「ミントンズ・プレイハウス」におけるジャム・セッションのペライベート録音テープ
- 1) Charlie Christian (g), Thelonious Monk (p), etc. / Swing To Bop（1941）
- 4) Dizzy Gillespie (tp), etc. / Star Dust (#1)（1941）
『GROOVIN' HIGH』（Savoy/日本コロムビア：1992）
Dizzy Gillespie (tp), Charlie Parker (as), etc.
- 2) Groovin' High (1945)
- 5) Salt Peanuts (1945)
『THE COMPLETE "BIRTH OF THE BEBOP"』（STASH：1991）
Dizzy Gillespie (tp), Charlie Parker (as), etc.
- 18) Shaw 'Nuff (1945)
『IT HAPPENED ONE NIGHT』（Black Label (Canada)：n.d.）
Dizzy Gillespie (tp), Charlie Parker (as), etc.
- 6) How High The Moon (1947)...Ella Fitzgerald (vo)
- 7) Night In Tunisia (1947)
『BUD POWELL / JAZZ GIANT』（Verve/ポリドール：19**）
- 11) Bud Powell (p) / Yesterdays（1950）
『THE BEST OF THELONIOUS MONK』（Blue Note/Capitol Records：1991）
- 1) Thelonious Monk (p), Art Blakey (d), etc. / Thelonious（1947）

音楽学講義：2003年9月17日
　今回は、前回の補足に続いて、おもにビッグ・バンドによるスウィングを紹介しました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の8点（10曲）です。

『DUKE ELLINGTON Vol.4 1928』（Media 7：1992.--.--.）
- 2) The Washingtonians / Jubilee Stomp（1928）
  厳密に構成された編曲、譜面の存在...ただし、まだスウィング以前
『FLETCHER HENDERSON / TIDAL WAVE』（Decca/MCA：1995.03.24.）
- 16) Fletcher Henderson / Memphis Blues（1934）
  スウィング・スタイルの開発者...ベニー・グッドマン楽団の成功を編曲者として支えた
『THE ESSENCE OF ARTIE SHAW』（Columbia/Legacy：1994）
- 1) Artie Shaw / The Japanese Sandman (1936)
『ベニー・グッドマン/ハロー・ジャパン1937』（Doctor Jazz：1986）
- 1) Benny Goodman Combo / Dynah (1937)
- 12) Benny Goodman & His Orchestra / The Japanese Sandman (1937)
『Jazz Tribute No.13 BENNY GOODMAN Vol.1/2』（BMG France：1992.--.--.）
- 2-4) Benny Goodman Trio / Tiger Rag（1936）
  コンボ（少人数編成）の演奏
『GLENN MILLER / MOONLIGHT SERENADE』（BMG：1992.--.--.）
- 4) Glenn Miller & His Orchestra / In The Mood（1939）
- 1) Glenn Miller & His Orchestra / Moonlight Serenade（1939）
『TOMMY DORSEY/FRANK SINATRA / ALL-TIME GREATEAST HITS, vol.3』（BMG Victor：1989）
- 10) Tommy Dorsey & His Orchestra, with Frank Sinatra (v)/ Head On My Pillow（1940）
『DJANGO REINHARDT / DJANGO REINHARDT』（BMG Victor：1994.11.23.）
- 2) Django Reinhardt (g), etc / Hot Lips（1938）

音楽学講義：2003年9月10日
　後期最初の講義は、不手際で音源を使用できませんでした。次回以降は、通常通り音源を使用いたします。

音楽学講義：2003年7月2日
　今回は、シカゴ・スタイルを中心に、トラディショナル・ジャズを紹介しました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の5点です。このＣＤは、いずれも国立音楽大学附属図書館に所蔵されていません。

『ORIGINAL DIXIELAND JAZZ BAND 1917/1923』（EPM/Jazz Archives：1995）
- 7) Tiger Rag（1917）
- 2) Dixieland Jass Band One-Step（1917）
『THE COMPLETE LOUIS ARMSTRONG & THE SINGERS 1924/1930 VOL.1』（King Jazz：1993）
- 6) Maggie Jones acc. Louis Armstrong and Fletcher Henderson / Poor House Blues（1924）
『LOUIS ARMSTRONG / A MUSICAL AUTOBIOGRAPHY』（Verve：1992）
- 1-16) Muskrat Ramble（1957）...シカゴ・スタイル全盛期（1926）の Hot Five の演奏を再現
『CHICAGO And All That Jazz』（Verve：1991）
- 11) Chicago（1961）...シカゴ・スタイル全盛期を知るミュージシャン達による再現ライブ
『DUKE ELLINGTON AND HIS ORCHESTRA / EARLY ELLINGTON (1927-1934)』（Bluebird/BMG：1989）
- 10) Cotton Club Stomp（1929）

音楽学講義：2003年6月25日
　今回から、ジャズの歴史を通史的に講義していきます。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の3点です。このＣＤは、いずれも国立音楽大学附属図書館に所蔵されていません。

『ORIGINAL DIXIELAND JAZZ BAND 1917/1923』（EPM/Jazz Archives：1995）
- 1) Original Dixieland Jass Band / Livery Stable Blues（1917）
  世界で最初のジャズの録音。白人のバンドが、巡業先のニューヨークで録音したもの。
『JELLY-ROLL MORTON 1923/1924』（Milestone：1992）
- 16) Jelly-Roll Morton (p) / Perfect Rag（1923）
  ラグタイム形式の例。モートンはクレオール。
『THE GEORGE LEWIS RAGTIME JAZZ BAND OF NEW ORLEANS The Oxford Series Vol.3』（American Music：1990）
- 1) The George Lewis Ragtime Jazz Band of New Oelwans /
  　　　 Just A Little While To Stay - Flee As A Bird - You Rascal You（1952）
  20世紀初頭のニューオリンズで黒人の葬儀につきものだったブラス・バンドを、およそ半世紀後に再現して聞かせる演奏。

音楽学講義：2003年6月18日
　前回の授業内容との関連で、フレッチャー・ヘンダーソン関係の音源を紹介しました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の2点です。このＣＤは、いずれも国立音楽大学附属図書館に所蔵されていません。

『FLETCHER HENDERSON / TIDAL WAVE』（Decca/MCA：1995.03.24.）
- 16) Fletcher Henderson / Memphis Blues（1934）
  ヘンダーソン編曲作品を自身の楽団が演奏したもの
『Jazz Tribute No.65 BENNY GOODMAN Vol.5/6』（BMG France：1994.--.--.）
- 1-7) Benny Goodman & His Orchestra / Wrappin' It Up（1938）
  ヘンダーソン作曲作品

音楽学講義：2003年6月4日
　前回の授業内容との関連で、無調性の作品と、プリペアド・ピアノの演奏を紹介しました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の3点です。このＣＤは、いずれも国立音楽大学附属図書館に所蔵されています。

『G・グールド／シェーンベルク：ピアノ曲集』（CBS/Sony：1989）
- シェーンベルク作曲（1921-23）
  ピアノ組曲　作品25...セリー理論を完成させた初期の作品（1964録音）
『ブラームス：交響曲第3番　インバル』（Denon/日本コロムビア：2001）
エリアフ・インバル指揮　フランクフルト放送交響楽団
- ウェーベルン作曲（1940-41）
  管弦楽のための変奏曲　作品30（1996録音）
『ジョン・ケージ：ソナタとインターリュード　ティルベリー』（London/ポリドール：1992）
- ジョン・ケージ作曲（1946-48）
  プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード（1974録音）

音楽学講義：2003年5月28日
　今回は授業内容とは関連があまりなかったのですが、ベルリナー盤の初期録音の音を紹介しました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の1点です。このＣＤは、国立音楽大学附属図書館に所蔵されていません。

『Emile Berliner's GRAMOPHONE』（SYMPOSIUM：1988）
- 1890年頃の諸録音
- 1894年録音の「Yankee Doodle」

音楽学講義：2003年5月21日
　今回は、ブラスバンドが軍楽隊から民間バンドへと変化した背景を照会しました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の1点です。このＣＤは、国立音楽大学附属図書館に所蔵されていませんが、曲は別の演奏でＣＤがあります。

フレデリック・フェネル指揮/東京佼成ウィンド・オーケストラ『決定盤！　世界のマーチ・ベスト20』（キング：1986）
- John Philip Souza (1897): The Stars and Stripes Forever　星条旗よ永遠なれ
- John Philip Souza (1908): The Fairest of the Fair　美中の美
- E.E.McCoy (1905): Light Out　消灯...中間部で「消灯ラッパ」の旋律が聞かれる

音楽学講義：2003年5月14日
　今回は、自動演奏機械の音と、初期の機械式録音の例を聞いてもらいました。
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の7点です（曲順は、授業の際とは少し異なっています）。最後の2点のＣＤは、国立音楽大学附属図書館に所蔵されています。

『アンティーク・オルゴール・コレクション』（ビクター：1988.01.21.）
- 1) Cavalleria Rusticana
  ディスク・オルゴール「ステラ」1900頃、米国製
『De koekoek en de nachtegaal』（Nationaal Museum van speelklol tot pierement = オランダ）
- 6) Minuet
  オルガン時計「パイク」1750頃、英国製
『Music Memories』（Nationaal Museum van speelklol tot pierement = オランダ）
- *) ****
  バイオリン演奏機「フップフェルト」詳細不明
『Festival of Stirings』（Nationaal Museum van speelklol tot pierement = オランダ）
- 12) Sei nicht boese, Lied
  自動演奏ピアノ「ピアノ・メロディコ」1900頃、イタリア製
- 26) Le plus que lente, waltz
  ピアノ・ロールによるドビッシー自作自演「スタインウェイ・ヴェルテ」1915頃、米国製
『パーフェクト・ピアノ・ロール～ガーシュウィン・プレイズ・ガーシュウィン』（Nonsuch/WEA：1993）
- 6) Swanee
- 7) Rhapsody in Blue
  ピアノ・ロールによるガーシュウィン自作自演の記録
  ロールは古いものを復元/再生、ピアノは現代のもの＝「ヤマハ・ディクスラヴィーア」1989頃、日本製
『甦るオッペケペー　―1900年パリ万博の川上一座―』（東芝EMI：1997.12.17.）
- 1) オッペケペー　惣一座
『全集日本吹込み事始　一九○三年ガイズバーグ・レコーディングス』（東芝EMI：2001.04.25.）
- CD7-11) 吹奏楽　西洋音楽日本譜　君が代マアチ　　吾妻婦人音楽連中

音楽学講義：2003年5月7日
　今回は音源（CD）紹介はありませんでした。

音楽学講義：2003年4月23日
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の１点です。このＣＤは、国立音楽大学附属図書館に所蔵されていません。

『坊や大きくならないで/高石友也フォークアルバム第３集（＋４）』（ビクター：1995.11.29.［オリジナルは1969］）
- 12) 青年は荒野をめざす　　作詩　五木寛之　　作曲　加藤和彦
- 9) 労務者とは云え　　作詞作曲　ボブ・ディラン　　訳詞　片桐ゆずる/高石友也
  ...原曲は、Only a Hobo というタイトル　参考ページ
- 3) 竹田の子守唄　　トラディショナル...参考ページ
- 1) 坊や大きくならないで　　作詞作曲　チン・コン・ソン...参考ページ
  　　訳詞　浅川しげる/高石友也
- 14) 死んだ男の残したものは　　作詩　谷川俊太郎　　作曲　武満徹　　編曲　林光
  ...オリジナルのアルバム収録曲ではなく、同時期のシングル曲

音楽学講義：2003年4月16日
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の３点です。すべて、国立音楽大学附属図書館に所蔵されています。

Erik Satie（1866-1925）「Je te veux」（1900頃作曲）の聴き比べ
- パスカル・ロジェ（pf）『ジムノペディ／サティ・ピアノ作品集』
- ジェシー・ノーマン（sop）『フランス歌曲集』
- 高橋悠治（pf）『サティ・ピアノ作品集１』...これを伴奏代わりに歌ってみると？

音楽学講義：2003年4月9日
　授業の際に使用した音源（CD）は以下の１点です。このＣＤは、国立音楽大学附属図書館に所蔵されています。

『作業中』ニーベルングの指輪
- ＜作業中＞ワルキューレの騎行

yamada@tku.ac.jp

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2003年度 国立音楽大学「音楽学講義」（担当：山田晴通）

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