研究の道具箱:山田晴通:韓国・北朝鮮の地名


束草 ソクチョ Sokch'o

面積:104.77平方km(1994年末)
人口:76,646人(1994年末)
世帯数:23,133世帯(1994年末)

大韓民国北部に位置する江原道(カンウォンド)の都市。韓国の東海岸最大の漁業基地で、日本海を漁場とする韓国の漁船団の拠点となっている。特に、夏〜秋にはイカの水揚げが多い。
北緯38度線より北にあり、朝鮮戦争以前は北朝鮮に帰属していた。
鬱陵島(ウルルンド)への船の便がある。

雪嶽山(ソラクサン)への東の入山口であり、また、金剛山(クムガンサン)を遠望できる高城郡(コソングン)の統一展望台への入口でもある。
市街地の北には永郎湖(ヨンナンホ)、南には青草湖(チョンチョホ)がある。また、周辺には、束草海水浴場、洛山(ナクサン)海水浴場など海水浴場があり、夏には海水浴のメッカとなる。市街地南郊には、新羅華厳宗の開祖・義湘大師(625−702)が671年に創建した洛山寺(ナクサンサ)がある。
刺身など、魚料理でも知られている。

雪嶽山で最も開発が進んでいる外雪嶽の入山口は、束草市街地の西方、雪嶽山東麓の雪嶽洞(ソラクドン)にある。ここには観光団地と称して宿泊施設が多数集められている。周辺には、渓谷、瀑布など、景勝地が多く、標高800mの権金城(クォングムソン)までは、ロープウェイがある。雪嶽洞の西には、高句麗時代に遡る歴史のある神興寺がある。


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イカの足通信/38線からの日本語教育通信:束草市で日本語教師をしている秋月さんによる日本語のページ

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