この講演記録は、埼玉新聞労働組合の招きに応じて1992年春に行った講演と質疑応答を、同組合がまとめて編集し、小冊子にしたものである。この講演記録の小冊子は、久しく手元からも失われていたのだが、講演から十年ぶりに同労組関係者と懇談する機会があり、わずかに残った冊子の現物を頂戴することができた。その折に、内容のウェブへの掲出についてお願いをしたところ、ご快諾をいただいたので、こうした形で公開することができた。 このテキストは、実際の発話をもとに編集されたものであり、言葉の表記は編集者に任されていたし、章だてや小見出しも編集者の手によっている。また、改めて読み直してみると、文体の乱れや少々不正確な論述が少なからず気になるし、既に十年が経っていることもあって自分でも論旨が不明瞭な箇所などもある。掲出に際しては、明らかな誤字脱字を訂正し、誤解を避けるための最低限の<注記>を文中に追加した。これらは、青字で表示されている。 講演の機会をいただき、また小冊子の作成、公開への許諾と、ご高配を頂戴した埼玉新聞労働組合に深く感謝を申し上げるものである。 |
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