シンポジウム討論: 2006:9/23:
フードネットワークと「食」の知識・情報・価値[討論].
日本地理学会・2006年秋季学術大会(静岡大学浜松校舎)
記録(未刊行):
[指名討論者だが、プログラムへの記載はない]



このシンポジウムは、高橋誠(名古屋大)・
荒木一視(山口大)・土屋純(宮城学院大)
の三氏をオルガナイザーとして実施されまし
た。
山田は、カロリン・フンク教授(広島大)と
ともに、指名討論者としてこのシンポジウム
に参加しました。(ただし、プログラムへの
記載はありません)

ここでは、コメントをする際にその場で即席
に作成したパワーポイントの内容を復元し、
メモとして紹介します。
  

フードネットワークと
「食」の知識・情報・価値
2006.09.23.

コ メ ン ト

   山田 晴通 (東京経済大学)  

フードネットワーク

  • 生産者の事情
  • 流通チャンネルの事情
  • 消費者の事情

  • 社会情勢の変化に反応する
       →最近20年ほどの変化を
              どう理解するか ? 

生産者の事情

  • 食管体制/体質の解体
       →米、タバコ等
         安定感のある現金収入源の動揺

  • 競争環境の変化…輸入野菜(特に開発輸入)

  • 担い手…帰農可能世代 その後?

流通チャンネルの事情

  • 物流技術の進展
      →高速交通網、温度管理技術、etc.

  • 情報管理技術

  • 価格競争から高い付加価値へ
      →「小売りの輪」のメカニズムと
           脱却への努力 …情報消費へ

消費者の事情

  • 生き延びるために食べる

  • 食べる事を     食べる事に
     楽しむ   ←→  煩わされたくない 

  • 家族に内制化されていた事柄の市場化

社会情勢の変化

  • 付随する情報によって
       モノの価値は左右される

  • われわれの感性は、味覚も含め 情報に  
    よって左右される

  • 必然としての社会の情報化の亢進

要するに…

  • 美味しい話を聞きながら、目の前のモノを
    美味しく食べる
     方向への流れ

  • 環境負荷の軽減 云々は美辞麗句の範囲
    を脱しているのか

  • 関心のテーマも脱領域化(一種のグローバ
    ル化)している

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