研究の道具箱:山田晴通:韓国・北朝鮮の地名


海州 ヘジュ Haeju

人口:約22万人(1990年)

朝鮮民主主義人民共和国南西部に位置する黄海南道(ファンヘナムド)の道庁所在都市。
平壌(ピョンヤン)の南100kmほど、京畿湾(キョンギマン)北部の小湾・海州湾(ヘジュマン)に臨む港湾都市。陸上交通路も集中する交通の要衝。

高麗時代に、海州(ヘジュ)と命名されて以来、軍事的要衝、地方行政であった。近年になって、本格的な港湾開発が進み、1973年には国際貿易港となった。海州化学工業など化学関連のほか、セメント・造船・繊維など、様々な業種の工業が行われている。周辺は北朝鮮では最も恵まれた米作地域であるが、柿や梨など果樹園も多い。漁業やノリの養殖も行われている。


このページのはじめにもどる
韓国・北朝鮮の市郡名にもどる
道具箱のふたへゆく

分野別ページ案内:社会経済地理学/地域研究/地誌へゆく

山田晴通研究室へゆく    CAMP Projectへゆく