「アフリカのための新しい米」を意味する New rice for Africa を圧縮して造語された NERICA が名称の由来。サブサハラ・アフリカでの生産のために開発された米の品種の総称。アフリカの気候や環境に適合することを目指して数十種が開発されているらしい。 [ラジオ番組から]
関連ページ:ネリカ: Wikipedia:アフリカの飢餓を救うネリカ米:
Emotional Labour の訳語。肉体労働、頭脳労働、といった捉え方と並んで、対個人サービスの業務において、サービス対象者へ感情移入したり、自ら感情を表出させるといった側面が労働の中で重要になっているような労働形態のことを指す。言葉としての「Emotional Labour」を最初に使ったとされる社会学者 Arlie Hochschild は、対人サービスの仕事をする者が、場面ごとにふさわしい感情を、(実際には違っていても)あたかも持っているかのように振る舞い、また、そのように振る舞うことで実際にそのような感情を呼び起こし、さらにはその場にいる他の人々にもその感情をもたせて、仕事を上手く運んでいくという点に注目した。1983年の著作 The Managed heart: Commercialization of Human Feeling がこの議論の出発点とされている。
その後、この語は、看護士や福祉関係者、客室乗務員、あるいは、接客業従業員などの労働の性格を論じる上で、様々に定義し直されながら浸透してきている。日本では、2000年に訳書『感情労働としての看護』、2006年に『ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか―感情労働の時代』といった本が出版され、認知度が上がったようだ。[同僚との会話から]
関連ページ:Emotional labor: Wikipedia:感情労働:イノ語辞典:『労働の科学』2002年8月:
(The) Jena Six。米国ルイジアナ州ジーナの高校で起きた白人男子生徒への暴行事件で、殺人未遂、殺人共謀などの罪で起訴された6人の黒人男子生徒たちのこと。事件に先だつ伏線として、学校内において人種差別的な事件が起こっていたことや、被害者が軽傷であったにもかかわらず、地方検事が極めて重い刑を求め、高額な保釈金が設定されて、保釈金が支払えないために長期間拘束される被疑者生徒が出たことなどから、人種差別事件として全米の注目を集めるようになった。
ちょうど半世紀前のアーカンソー州リトルロック高校事件の際の9人の黒人生徒たちが「The Little Rock Nine」と称されるのと対になるような表現でもある。[朝日ニュースターの番組『デモクラシー・ナウ』から]
関連ページ:Jena Six: Wikipedia:人種差別反対! Jena Six 嘆願書に署名してください!...ブラックカルチャー知識箱から(他にも関連記事あり):Jena6を通して、いろいろ考える:
研究機関や企業の開発部門などで、特定の人物が長いあいだ取り組み続けて手離そうとしないプロジェクト。比較的好意的に説明されることもあるが、この語で言及されるプロジェクトは揶揄や軽い非難の対象であることが多い。いつまで経っても成果の上がらないプロジェクトなのに、特定の人物の「ペット・プロジェクト」であるために、なかなか終息しないということも結構あるようだ。[同僚との雑談から]
関連ページ:Pet Projects: The Brian Wilson Productions...このタイトルは関係あるのか、ないのか微妙:
米国の大統領専用機を「エアフォース・ワン」と呼ぶのは知っていたが、これが特定の機材を指すものではなく、大統領が搭乗している空軍機という意味でのコールサインであり、大統領が乗っていないときにはコールサインが別のものになることは、これまで知らなかった。大統領が乗っているのが陸軍機なら Army One、海兵隊機なら Marine One、民間機なら Executive One 等々となること、同様に、副大統領の搭乗している場合、数字が Two となることも知らなかった。Executive One [Two] Foxtrot というのは、大統領[副大統領]本人が搭乗せず、その家族が搭乗しており、セキュリティ上の理由で必要と認められた場合に使用するコールサインなのだそうだ。[別件の検索中に偶然見つけたサイトから]
関連ページ:「エアフォースワン アメリカ合衆国大統領専用機について」...日本とアメリカの航空ショーガイドのサイトにある詳しい説明:
年が明けて少し時間が経ってから初めて会う人と年始の挨拶を交わす際に、「...ました」と挨拶の末尾を過去形にして、しかるべき時期からは既に遅れている、というニュアンスを加える表現。[実際にこのように挨拶された]
関連ページ:Cafe De Bangkok..ってご挨拶遅すぎっ(1月7日):happymanagement..もう、年が明けて一週間:ponz.info..気が付けば1月ももう下旬:
Mental Health に由来し、何らかの意味での精神疾患で通院している人を指す。2005年はじめには普及し始めていたらしい。また、「症状がない、もしくは軽いのに、さも重度の疾患があるかのように振舞う人」を「偽メンヘラー」などと称することもあるようだ。私自身、不定期ながら精神科/心療内科兼業医に通院している(処方箋はもらっていない)ので、メンヘラにあたるのだろうが、こういう軽い語感の新語が広義のメンタル・ヘルスについてオープンに議論する可能性を拡大すると言う肯定的な感覚より、安易に差別感を助長するすることになりそうだという否定的な側面を強く感じる。[偶然見つけたネット上のページから]
関連ページ:めんたるひろば(旧メンヘル総合交流サイト)=掲示板を見る限り、怪しげな話が多く、まともにやっていてこうなるのか、最初からいかがわしいのかもよくわからない:メルヘンメンヘルわーるど☆=「心身ともに健常者の側から見たメンヘラの面白可笑しい書き込みその他を貼り付けてあざ笑うブログ」だそうです:
最近、特に女性の間で広まっているエクササイズの一種で、無理のない動きで筋力トレーニングをしつつ代謝を高め、美容と健康によいとされるもの。ボールやマッドなどを使うのも特徴。もともとは第一次世界大戦の負傷兵のリハビリ用のエクササイズとして開発されたものが米国に広まったもので、名称の「ピラティス」は開発者 Joseph Hubertus Pilates (1880-1967) の名に由来する。[花くまゆうさくのマンガ「メカ★アフロくん」のセリフから]
関連ページ:Pilates Movement Space←普及を進めている日本の会社:英語版Wikipediaの関連項目→Joseph Pilates:Pilates
ヒップホップ系のリミックス盤で、下敷きにするトラックの再生速度を落として(遅くして)用いる手法を screwing、そのように加工されたものを screwed(あるいは "chopped and screwed")といい、そのような手法でリミックスされた作品を指す。元々は米国ヒューストンのDJスクリュー(DJ Screw, 本名 Robert Earl Davis, Jr., 1971-2000)が編み出し、テキサス州や南部でよく用いられていた手法とされている。彼の死後、追従、模倣するDJが増え、数年前から広く米国全土や日本でも知られるようになった。[ラジオ番組『TOKIO HOT 100』から]
関連ページ:Screwed Up Records & Tapes←DJ Screw が創設したレコード会社:Top40 New Entries Nov.2002:←エリカ・バドゥの「Love of My Life」の紹介=2002年秋の日本ではまだ普及途上だったことの証拠
YMCAを母体に、それを支える目的で結成された社会奉仕を目的とする国際的クラブ "Y's Men's Club" のメンバー。"Y" とはYMCAのことだが、語呂から "wise man/men" とかけていることがわかる。最初のワイズメンクラブは1922年に米国オハイオ州で設けられたという。近年では女性を会員とすることが広まっており、1995年以降、ワイズメンクラブインターナショナルは、各地のクラブが "Y's Men and Women's Club" あるいは "Y Service Club" と名乗ることを認めている。[古書店で見かけた(買わなかった)書籍の表題から]
関連ページ:ワイズメンクラブとは:Y's Men International:
ユダヤ教の戒律に沿って処理された食事。イスラム教の「ハラル」に相当する概念。レビ記11章で不浄とされている動物を避けた、あるいは、不浄ではないよう適切に処理された食品によって調えられる。
コーシャ(630)のほか、コシェル(274)、コーシェル(261)、カシェル(127)、カシュルート(122)、コシャー(85)、カーシェール(33)、コーシェール(8) など、日本語表記にはばらつきがある(カッコ内は、その言葉と「ユダヤ」「食事」でグーグル検索したヒット数)。[国際学会でのイスラエル人教授との雑談から]
関連ページ:日本ユダヤ教団:コーシェル by イスラエル通信:コーシェル by 株式会社ミルトス:
「アープー」と発音される。Average Revenue Per User の略で、訳せば「顧客平均単価」となるが、特に携帯電話やペイTVのサービスに関して、一定期間(月、決算期など)あたりの数値として算出されるものについて、この語を使う。[友人との雑談から]
関連ページ:ARPU(顧客平均単価)向上: