この4月はじめ、東京経済大学のコンピュータ自習室に、突然フィルタリング・ソフトが導入されました。
4月7日になって、導入は中止されましたが、今後の対応については学内で議論が進められることとなりました。
山田は、4月3日の段階で、同僚からのメールで事態を知り、自分でも2通のメールを大学関係者に流しました。
今回、一時的ながら導入されたフィルタリング・ソフトは、「サイバーシッター CYBERsitter」というもので、あらかじめ業者の側で洗い出した「有害情報」ページをURLによって判別したり、見ようとしたページに特定の語句が含まれているかいないかで判別したりと、複数のフィルターをかけて、「有害情報」を含むページを見せないようにするものです。「有害情報」の中には、性的な内容、暴力的内容、ギャンブルに関する内容等が幅広く含まれています。
単語レベルでのチェックがかけられるため、実際に、このソフトが導入されていた期間には、フーコーの論文を見ることができなくなったという学生からの報告もありましたし、私のサイトにあるこんなページも見ることはできませんでした(なぜだかわかりますか?)。
さらにネット上で読むことのできる説明を見る限りでは、「有害情報」を含むページへリンクを張っているページをブロックすることもできるようですし、URLが変わっても追跡していくことがあり、逆に内容が変わってもブロックし続けたりもするようです。
このページでは、この問題について、関連するページや、山田が方々に出したメールのテキストへのリンクを張っております。
最終更新:1998.04.08.(ページ構成変更:2000.06.17.)
東京経済大学におけるフィルタリング導入問題について、ご意見をお寄せいただけると助かります。どうぞよろしく。
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