国際シンポジウム「ジェンダー・メディア・都市空間」は、おかげさまで無事終了いたしました。 ご協力いただきました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。 山田 晴通(シンポジウム企画者) |
国際シンポジウム「ジェンダー・メディア・都市空間」の内容は、『東京経済大学学術研究センター年報』第4号(pp.139-234)に掲載されています。入手を御希望の方は、東京経済大学研究課(電話:042-328-7743)までお問い合わせください。 |
2003年度開催学術シンポジウム国際シンポジウム「ジェンダー・メディア・都市空間」【日 時】 2004年3月26日(金) 午前9時〜午後6時【場 所】 東京経済大学 国分寺キャンパス: 2号館B301教室
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国際シンポジウム「ジェンダー・メディア・都市空間」 シンポジウムの趣旨について 人間の世界認識は、社会化の過程でメディアを経由して供給される情報に依存して構築されるものである。私たちは、行ったことがない場所、立ち会わなかった出来事について、メディアを介して認識をもち、それを組み上げて自らの世界認識を作り上げてゆく。また、直接経験し得る場所についても、私たちの認識は、媒体経由の情報によって大きく左右されている。 現代の先進諸国では、都市的生活様式が都市・農村を問わず広く浸透するとともに、大都市における都市空間の一層の高次化が進んでいる。そこでは、高度情報化・ディジタル化といったスローガンの下で推し進められてきたメディアの発達が、大きな要素として影を落としている。同時にまた、メディアの発達は、私たちの情報獲得様式を変化させ、世界認識に一定の制約なり方向性を与えることにもなる。そこで生じる諸問題の中で、社会的公正の観点から最も重要な論点となるのがジェンダーに関わる論点である。 こうした議論の重要性は、これまでにも十分認識されており、ジェンダーとメディア、メディアと都市空間、ジェンダーと都市空間をそれぞれ結びつけた考察は様々な形で展開されてきた。しかし、この三領域を結びつけた議論、すなわち情報化によって高次化された都市空間についての私たちの認識が、ジェンダーに起因する諸問題をどのように再生産しているのか(あるいは、克服しているのか)という議論は、十分にはなされていない。本シンポジウムは、こうした問題意識から、関連分野で刺激的な議論を発表してきた方々を報告者に招き、自由な立場からの知的交流の場を提供しようとするものである。 (山田晴通) |
ジェラルディン・プラット Geraldine Pratt (ブリティッシュ・コロンビア大学:カナダ)
ロビンス教授来日中止のお知らせ
国際シンポジウム「ジェンダー・メディア・都市空間」では、ケヴィン・ロビンス(Kevin Robins)教授 (ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ:英国)の招聘を予定し、準備を進めて参りましたが、誠に残念ながら、事情によりロビンス教授の来日は不可能となりました。 ぎりぎりまでロビンス教授のシンポジウム出席の可能性を追求したため、お知らせが遅くなってしまいましたことを、深くお詫びいたします。 (2004.02.24.) |
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