1 | 9/18 |
粉川担当;後期オリエンテーション |
2 | 9/25 |
粉川担当;海賊放送(テレビ版);
映像資料 SMTV、NHK海賊テレビ、緑色電子台、Drop-out TV;
日本人の政治的感覚の欠如;
マスメディアとインターネット(パーソナルなもの);
インターネット放送 |
3 | 10/ 2 |
粉川担当;パフォーマンスと街頭ゲリラ;1.道路交通法 2.大学内でのパフォーマンス |
4 | 10/ 9 |
粉川担当;コンピューター・ハッキング、ゲストは力武氏;実際のハッキングを生で見る。 |
5 | 10/16 |
粉川担当;広場・テント劇(風の旅団)、ゲストは桜井大造氏 |
6 | 10/23 |
粉川担当;人形劇を教室で、演劇を第二研究棟裏の池でおこなう。主催は桜井大造氏。テストはなく授業の感想を提出。 |
7 | 11/ 6 |
桜井氏登場
「不良という文化」
テキスト「不良文化」・桜井哲夫著・ちくま新書
第1章 恐怖から管理へ:若者は恐怖の対象であった
◆都市に流入する若者たち
19世紀のヨーロッパ
近代化(産業社会の成立)→人口爆発→都市化
例1;
1801年 1896年
パリ人口 54万人 253万人
ロンドン人口 86万人 423万人
例2;
1880年代 農村からロンドンへ
流入人口の8割が15才から25才だった。
都会人→バラバラの個人(群衆的個人)
ミシェル・ペロは、
1825年以来、定期的に観光された犯罪統計を解析する者たちは、
20才から25才を危険なカテゴリーとして選び出し、
犯罪を若者の激情、情熱などと結びつけた。
スタンダール「赤と黒」(1830)の主人公ジュリアン・ソルルは、
19世紀の若者イメージの先駆者
まとめ;
1.若者は出稼ぎに来たまま帰らない。
2.伝統社会において求められていたような役割を持たない。
3.かつての村の若者集団のような社会的機能を持つ組織に属さない。
◆放浪する浮浪児、アパッチ:集団で生きる若者たち、浮気な裁縫女工たち
さらにペロは都市青年
1.さすらい
2.自由奔放
3.反逆心
を世の中の大人たちはおそれていたという。
映像資料;マルセル・カルネ「天井桟敷の人々」(1945);Le enfant du paradis
→第一部犯罪大通り;Boulevard du crime
その3つの象徴的存在
1.従事(見習い);親方を捨てて、逃げ出したり、不満を言い、
怒りをぶちまけたり、スリや置き引き、デモや騒ぎに加わる。
2.アパッチ(l'apache)
;族→現代的若者集団
;マンダ派とルカ派との抗争に
あきれた判事が彼らを「アパッチ」と命名
3.若い針子→浮気女
まとめ;
以上の3つの類型が若者イメージを作り上げた。
大人は彼らを規律の元に再教育し、管理すべきだと考え始める
。
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8 | 11/13 |
「少年」
◆再教育のためのモデル
少年施設
家族、軍隊、仕事場、学校、裁判モデル
まとめ;しかし、完全な矯正に失敗し、不良という中間領域を位置づける
◆子供の保護の法制化
1899年、アメリカ合衆国イリノイ州クック群少年裁判所
20世紀はじめ、各国は少年法制の整備
近代的公教育→無償、義務、非宗教的;1870年代から80年代
まとめ;
1.国家による少年の保護
→本来「家」がもつ教育、保護、しつけの機能が停止された
2.保護の拡大は制度への依存を強め、家の独自文化も失われた。
→特に、公権力からの「アジール(避難所)性」の喪失
◆近代的公教育の登場と伝統的家族の崩壊
まとめ;
1.逸脱行動や非行、不良などを問題化した原因
→すべての子どもを学校体制に拘束させることになった近代的公教育と
伝統的な家族構造の崩壊
2.19世紀以降、「学校−家族」という、子供を拘束し管理する複合体が
強固な装置として機能するようになる
3.「正常」ないし「望ましい」人間像が提示された裏側で、
「異常ないし「不良」という新しい区分が誕生した
*上に出てくる「近代的公教育」はヘッセの小説「車輪の下」(1906)にも登場する。
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9 | 11/20 |
*以下、日程に関係なく掲載する
第2章;管理の科学
◆社会全般を覆い尽くす「規格化」
◆異常な子供の発見
1890年代以降、不適応児童→知能検査(ビネ、シモン)→特殊学級
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10 | 11/27 |
Sorry, unknown. |
11 | 12/ 4 |
Sorry, unknown. |
12 | 12/11 |
Sorry, unknown. |
13 | 12/18 |
休講 |
14 | 1/ 8 |
レポート提出。
次の内一択。
1.「不良少年」(ちくま新書)をもとに「不良」概念の形成について論じ、さらに具体的な作品(映画、小説、マンガなど)を素材にしてこれを論じなさい。
2.「漂流」概念について説明し、具体的な作品分析を通じて論じなさい。
ワープロ文書のみ、40字×40行から50行(2,000字以内)
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