山田晴通:講義に関するおしらせ


最終修正:2000.02.08.



多分野講義「ロック音楽史にみる社会・市場・技術のダイナミズム」(東京大学文学部)
レポートのお知らせ


 

多分野講義
レポートのお知らせ


課題1(提出日:1999年7月6日)
「ロックンロールの成立に貢献した諸要素について、講義で紹介した<通説>を一通り説明した上で、<通説>に対して自分が疑問に思う点や、異論のある点を指摘しなさい。」

分量は、概ね2000字から3000字程度。


課題2(提出日:1999年9月28日)←補講
「講義で取り上げていないポピュラー音楽の事例(単一の楽曲、アルバム、特定のミュージシャンの一連の活動、ポピュラー音楽の中のサブジャンルなど、何でも良い)をあげて、その音楽がなぜその特定の時代に出現し、広く支持されたのかを、技術や社会背景といった側面に注目しながら説明しなさい。」

分量は、概ね4000字から5000字程度。


以下は、課題1・2とも共通:
成績は、この2本のレポートへの評価によって決定する。
当日の講義に出席できない者は、出席する者に依頼して、必ず講義の際に課題を提出すること。
提出物は、印字したものでも、手書きのものでもよいが、用紙のサイズは必ずB5とする。
印字の場合は、読みやすいよう配慮されていれば、用紙一枚当たりの字数など、レイアウトは自由でよい。
手書きの場合は、400字詰め横書きの原稿用紙を使用すること。

■9月7日と14日は海外出張につき休講となります。

 


ポピュラー音楽研究(国立音楽大学音楽学部)・前期の課題と夏休みレポートのお知らせ


  • 前期の課題(提出日:1999年7月14日)
    • 次のA・Bいずれかを、前期の最後の講義(7/14)の際に提出する
      • A:前期の講義のノートのコピー
      • B:「ポピュラー音楽とは何か」というテーマの1000字程度のレポート
    • いずれの場合も、正規のレポート試験ではないので、表紙をつける必要はないが、学籍番号と氏名を明記すること。
    • いずれの場合も、提出物の用紙のサイズは、B5(またはB4を二つ折りにしたもの)とする。
    • Bについて、手書きのレポートとする場合は、横書き原稿用紙を使用すること。
      印字する場合、レイアウトは自由とするが、読み易さに配慮すること。
    • 7月14日の講義に出席できない者は、出席する者に依頼して、必ず講義の際に課題を提出すること。

  • 夏休みレポート(提出日:1999年9月9日)
    • 次のテーマのレポート(10枚=4000字程度)を、夏休みレポートの提出日(9/9)の13:30-16:30に、1-108で提出する。
      • (授業で取り上げていない)具体的な楽曲の例を複数あげ、ポピュラー音楽としてその曲をとらえる視点と、非ポピュラー音楽ととらえる視点を対比させながら、両者の違いをわかりやすく説明しなさい。
    • 正規のレポート試験なので、定められた手続きに従っていないレポートは無効となる。
    • 1号館学生ホールの掲示をちゃんと見ておくこと。


総合科目II(山田担当部分)に関するお知らせ:

 総合科目IIは、後期を三分割して、三人の担当者が交替で授業を行います。
 山田の担当日は、10月19日~11月16日の4回です。

 各回で取り上げる映画について、事前の情報提供は行いません。
 ここでは、欠席者等への参考として、授業で配布したプリントの内容(の一部)を公開します。
(1999.10.19.)

博士の異常な愛情
DR. STRANGELOVE
監督:スタンリー・キューブリック Stanley Kubrick 1928-1999
主演:ピーター・セラーズ
1963年/米・英/94分(イギリス公開版はやや長い)

 キューブリックにとって『博士~』は、メジャーな成功を収めた最初の作品。その後のキューブリックは、『2001年宇宙の旅』(1968) 、『時計じかけのオレンジ』(1971) 、『シャイニング』(1980) 、『フルメタルジャケット』(1987) 、『アイズ・ワイド・シャット』(1999) と、監督・制作・脚本等々を自ら手掛けながら、必見の問題作を次々と生み出した。

 この作品は、米ソ対立=冷戦時代のまっただ中で制作・公開された。直前の1962年には、キューバ危機が起きており、この映画の内容は切実なものと受けとめられた。しかし、当時より、より破壊力の大きな核兵器が存在し、核保有が第三世界諸国に拡散しつつある現在、我々は核兵器の脅威をどこまで感じているのだろうか。

 今回、授業の一環としてこの映画を見る際、最も重要なポイントは、<個人>と<組織>の関係である。<組織>は、<集団>とか<社会>とか<全体>といった言葉に置き換えて良いが、誰もが最善を尽くした結果、最悪の事態が起こるというあたりを、良く読み取って欲しい。

 ちなみにこの映画の正式タイトルは、Dr.Strangelove Or: How I Learned To Stop Worrying And Love The Bomb という長いもので、邦題はこれを「博士の異常な愛情 又は私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」と訳している。


関連するデータのあるページ:
[日本語]
http://kubrick.nihon.to/
[英語]
http://pages.prodigy.com/kubrick/
http://www.krusch.com/kubrick/

(1999.10.26.)

ルード・ボーイ
RUDE BOY
監督:ジャック・ハザン+デヴィッド・ミンゲイ Jack Hazan & David Mingay
主演:レイ・ゲンジ Ray Gange  ザ・クラッシュ The Clash
1980年/英/133分

 1970年代末のパンク・ロックは、単なる音楽の流行という以上に社会現象であり、数多くのドキュメンタリー映画が同時代に作成されたし、この時代を舞台にした映画が後から作られることもけっこうあった。派手なスキャンダルに彩られたセックス・ピストルズなどは、そうしたドキュメンタリーやドラマの格好の素材であった。そうした一連のパンク・ロック映画の中で、一見地味ながら異彩を放っているのが『ルード・ボーイ』である。

 『ルード・ボーイ』は、ドキュメンタリーの部分と創作の部分が奇妙に結びつけられた映画であり、強烈なリアリティと緊張感をもってこの激しい時代のイギリスの状況を描き出している。この作品は、虚実の交錯、見る側を戸惑わせるようなストーリーの切断と接合が特徴になっているが、(少なくとも同時代を知っている者には)それらを通してこの時代のイギリスの雰囲気が浮かび上がってくる。

 この映画は、映画芸術の歴史といった文脈から見れば、大した作品ではない。今回、授業の一環として取り上げたのは、主人公(あるいは狂言回し)としてのレイの視点、つまり、様々な意味で阻害されている粗野な若者の視点から見た<社会>のリアルな断片を読み取って欲しいからである。

 いつの時代でも、若者は<社会>から圧力を受け、挫折や屈折を味わい、これとどう折り合うか格闘し続ける。その具体的な現れ方は一人ひとり千差万別だが、<社会>が個人を社会化する機構をもつ以上、これは不可避の普遍的な現象だ。レイの特殊な生き方の中に、各自が自分自身に通じるものを感じとれることを期待したい。


関連するデータのあるページ:
[日本語]
http://www.gaga.co.jp/movie/library/1987/rudeboy.html
[英語]
http://uk.imdb.com/M/title-exact?title=rude+boy

(1999.11.09.)

激突!
DUEL
監督:スティーブン・スピルバーグ Steven Spielberg
主演:デニス・ウィーバー Dennis Weaver
1972年/米/90分

 今や世界を代表する映画監督となったスピルバーグが、(ユニバーサル映画と契約後ビジネスとして)最初に監督した作品である。ただし、元々はテレビ放映用として作成され、米国ではテレビで放送された。その後、欧州や日本などで映画として配給され注目されたことが、スピルバーグのキャリアを開いていくこととなった。

 ストーリーは極めて単純。登場人物も、主演以外はほとんど端役ばかりといってよい。製作資金も超低予算。25歳のスピルバーグは驚くほど緊張感のある、それでいてしっかりエンターテインメントにもなっている映像作品を作り上げている。

 授業で取り上げたのは、主人公に共感しながら観るしかなさそうなこの映画を観るときに、自分がどんな受け入れ方をしているのかを客観視して欲しいからである。この映画の中で描かれたような、平凡な日常のすぐ先にあるような危機的状況に置かれた「弱い」人間の心理や行動は、自分にとってリアリティのあるものか、共感できるものか、特に自動車を運転する諸君には、あまり画面に距離を置かずに感じとって欲しいと思う。

 ちなみに、主演のデニス・ウィーバーは、今日ではあまり著名ではないが、人気テレビ・シリーズだった『警部マクロード』で主演しており、当時は日本でも人気があった。


関連するデータのあるページ:
(スピルバーグに関係するページは無数にあるので各自で探して欲しい)
[日本語]
http://www.asahi-net.or.jp/~uz9y-ab/spindex.htm
[英語]
http://dir.yahoo.com/Entertainment/Movies_and_Film/
Filmmaking/Directing/Directors/Spielberg__Steven/

(1999.11.16.)

レニ
DIE MACHT DER BILDER
監督:レイ・ミュラー監督 Ray Mueller
主演:レニ・リーフェンシュタール Leni Riefenstahl
1993年/独+ベルギー/188分

 女優として、映画監督として一世を風靡しながら、第二次世界大戦後は一転してタブーとなったレニ・リーフェンシュタール。80歳を越えた彼女へのインタビューを軸に構成されたドキュメンタリー映画である。作品中には、彼女の代表作からの映像がふんだんに盛り込まれており、資料的な意味での興味深いし、演出の意図や撮影の状況を嬉々として回想するリーフェンシュタールの証言はそれだけでも貴重なものだ。
 映画では、リーフェンシュタールのキャリアを追っていく。まずダンサーとして出発した彼女は、ふとしたきっかけから映画へと転身し、山岳映画のスター女優として成功を収める。やがて彼女は自ら監督としての道を歩み始め、独自の才能を映像編集の面で発揮するようになる。その才能は、1934年のナチス党大会の記録映画『意思の勝利』で一つの到達点を示した。1936年、ナチ政権下のベルリンで開催されたオリンピックの記録映画『オリンピア』(『美の祭典』『民族の祭典』の二部から成る)で映画史に残る成功を収めた。しかし、戦後は一転してナチス協力者として表舞台から姿を消すことになった。やがて60歳を越えた彼女は、アフリカ・スーダンの「ヌバ族」を撮影した写真によって再び注目されることになる。映像への情熱はその後も彼女を駆り立て、彼女は80歳を越えてなお海中撮影に取り組んでいる。
 リーフェンシュタールの映像美学はしばしば「ファシズム的」だと批判されている。それが的を射たものか、単なるレッテル貼りに過ぎないのかは意見の別れるところであろう。このドキュメンタリーの背景には、戦争期の経験を厳しく問い続ける、日本とはかなり違ったドイツ社会のあり方が影を落としている。


関連するデータのあるページ:
[日本語]leni(キティ総研)
      http://square.umin.ac.jp/kitty/leni.html
     呪われた(?)女性監督
      http://plaza5.mbn.or.jp/~aurora/WCC/leni.html
[英語] Leni Riefenstahl (1902-)
      http://www.german-way.com/cinema/rief.html


特別企画講義「ポピュラー音楽と日本人」に関するお知らせ:

■■特別企画講義「ポピュラー音楽と日本人」受講者の皆さんへのお知らせ■■
本来ならば、第1回の授業は履修方法の案内などが中心になりますが、この特別企画講義では諸般の事情で履修案内に授業時間を割きません。
講義の開始にあたり、以下の諸点を良く理解しておいて下さい。

シラバス・講義概要などで紹介されている授業計画には、仮のものも含まれており、変更される場合があります。
変更はその都度、講義の中でも紹介しますし、掲示も出ます。
また、講義責任者・山田晴通のホームページでも情報を提供しています。
http://camp.ff.tku.ac.jp/YAMADA-KEN/

成績評価は、以下のように4回~6回のレポートの点を総合して、講義責任者の山田が最終的な評価を下します。
レポートは、前期・後期のそれぞれについて、
A・特定の回の講義に関連したレポート(各講義の担当者が評価)を1~2回
B・複数の回に関連した課題へのレポート(講義責任者の山田が評価)を1回
提出します。

Aレポートを前期・後期に各1回提出し、
Bレポートを前期・後期に提出することが、通年の評価の前提となります。
つまり、この条件を満たしていないと評価はZとなります。

個々のレポートの課題、分量、締切等は、出題者=評価者によって異なります。
Aレポートについては、講義中に指示があり、その内容は掲示もされますので、掲示に注意して下さい。
Bレポートについては、前・後期それぞれの半ばで、講義中に指示し、掲示もします。

この特別企画講義について、問い合わせたい事柄があれば、
山田晴通の研究室(6号館6階F610)を訪ねるか、
電子メールを送って下さい。 yamada@tku.ac.jp

*Aレポートは、半期に必ず1回は提出して下さい。また、半期に2回まで提出することができます。
 特に別途の指示がない限り、Aレポートは、次の要領に従って下さい。

出題者=評価者課  題締 切備 考
前期:Aレポート
瀬川 昌久戦前の音楽の受容と、今日の音楽の受容とを比較し、感じるところを述べよ。5月19日
受付者一覧
 
細川 周平チンドン屋の演奏をどこかで見たら、日付・場所・編成・曲目・雰囲気などを記録し、できれば演奏家に話を聞いてくる。5月26日
受付者一覧
 
西村 秀人日本におけるラテンアメリカ音楽(ラテン、タンゴ、フォルクローレを含む)の受容において最も特徴的な側面といえる「日本化」あるいは「本物指向」について各自興味のある角度からまとめなさい。6月23日
受付者一覧
参考文献があります。
詳しくは山田研究室に問い合わせること。
後藤 雅洋日本におけるジャズ喫茶の意義。6月23日
受付者一覧
 
杉原 志啓ロックンロールと戦後日本。6月30日
受付者一覧
 
小泉 恭子学校でポピュラー音楽を教える必要はあるか。7月14日
受付者一覧
 
五十嵐 正現在、日本で人気のあるアーティストの中からブルーズ(黒人音楽)の影響を発見できる例を探し、それについて分析せよ。9月22日
受付者一覧
 
中河 伸俊日本のR&BはJ-POPの中に定着するとおもうか、しないとおもうか。9月22日
受付者一覧
 
渡辺  潤ロック音楽の評価として『ほんもの』ということばが使われるが、そこにはどのような基準があるか、考えてください。9月22日
受付者一覧
 
難波 弘之講義で取り上げたアーティストのアルバムを1枚聴いて、思ったこと、感じたことを述べなさい。9月22日
受付者一覧
 
後期:Aレポート
小川 博司1980年代以降の日本のポピュラー音楽で、「故郷」または「都市」をテーマにしたものをとりあげ、歌謡曲全盛期のものと比較して論じなさい。12月1日
受付者なし
 
大倉 恭輔別ページに詳しい課題がありますので、それに従って下さい。>12月15日
受付者一覧
 
山田 晴通globe 以外のアーティストのために小室哲哉が作詞した曲を取り上げ、その歌詞の特徴について論じなさい。一つの曲について論じてもよいし、複数の曲を関連づけながら論じてもよい。12月1日
受付者一覧
 
北川 純子演歌は、どのようなあり方で「生き続けて」いくだろうか、あるいは「絶滅」するだろうか。12月8日
受付者一覧
 
森川 卓夫レコードによってポピュラー音楽は、大衆にどんな力を与えてきたのかを考察せよ。12月8日
受付者一覧
 
村田 公一ユーミンの作る歌でレヴェルの違いからくる異なる内容(悔恨/観光)が併存する例を一つ取り上げ説明せよ。12月15日
受付者一覧
 
稲増 龍夫アイドル考。1月12日
受付者一覧
 
東谷 護 別ページに詳しい課題がありますので、それに従って下さい。>1月12日
受付者一覧
 
井上 貴子ヴィジュアル系は時代のあだ花か、あなた自身の評価を書いて下さい。1月12日
受付者一覧
 
久万田 晋「沖縄音楽」についての考えを自由に述べなさい。1月19日
受付者一覧
 
石谷 崇史あなたが興味のあるアジアの国、そしてその国の音楽について、その面白いところと面白くないところを具体例を含めて述べなさい。1月19日
受付者一覧
 

■12月1日付締切のAレポートの一部は、既に11月24日付締切として公表していましたが、事情により締切を延期したものです。ご了解下さい。

■上記のレポートは、締切が9月のものも「前期」のAレポートです。


*Bレポートは、次の要領に従って下さい。

出題者=評価者課  題締 切
前期:Bレポート
山田 晴通

次のいずれか一つのテーマでレポートを作成しなさい。

  1. 1970年代までの音楽に例をとり、日本人が外国起源の音楽をどのように消化してきたのか論じなさい。

  2. 現在、満40歳以上の人にインタビューして、その人がどのような音楽を聴いたり奏でたりしてきたのかを、個人史と結びつけながらまとめなさい。
    (レポートの冒頭にインタビュー対象者の年齢、氏名、自分との関係を明記すること。)
9月29日
受付者一覧
出題者=評価者課  題締 切
後期:Bレポート
山田 晴通 次のいずれか一つのテーマでレポートを作成しなさい。
  1. 現在の日本人にとって「歌謡曲」がどのような
    意味をもっているか、「歌謡曲」ではない(あ
    るいは、「歌謡曲」とは考えにくい)音楽との
    対比をしながら論じなさい。
  2. 現在、満15歳以上25歳以下で、自分とは音楽
    の趣味が大きく異なっていると判断される人に
    インタビューして、その人がどのような音楽を
    聴いたり奏でたりしてきたのかを、その人の個
    人史と結びつけながら、また自分自身と対比し
    ながらまとめなさい。
     (レポートの冒頭にインタビュー対象者の年
     齢、氏名、自分との関係を明記すること。)
1月26日

提出先は
山田研究室

受付時間は
午前10時
~午後3時

下記の注意
書きを読む
こと

受付者一覧
後期のBレポートの締切日は、試験期間中であり、授業はありません。
レポートは山田晴通研究室(6号館6階F610)で、午前10時~午後3時の間だけ受け付けます。
レポートの提出は本人でなくてもかまいません。
事情があって当日提出できない場合は、予め山田に連絡をとって指示を受けて下さい。
勝手にメールボックスに投函したり、不在時に研究室に置いていっても、受け付けたことにはなりません。Bレポートが受け付けられないと自動的に評価不能(X)となりますので注意して下さい。

重要なお知らせ

学年末にあたり、この講義の成績評価に関連して数名の諸君を呼び出しています。
6号館1階学務課掲示板の正式な掲示を見て下さい。

この講義の「講義資料およびプレイリスト」のページを、学生の協力を得て開設しました。(1999.04.14.)


地域のコミュニケーション(木・3)レポート等に関するお知らせ:

レポート課題:
 7月8日の授業の際に配布した5本の論文を読み、その内容を要約・紹介しなさい。

 なお、9月30日の講義の際には、授業で報告する論文の希望を集約するので、報告する論文を1本選んでおくこと。


地域のコミュニケーション(木・3)後期の日程に関するお知らせ:

(1999.09.30.)
後期の課題論文のレポート担当者は以下の通りです。
現段階で予定されない休講が入った場合や、報告のやり直しがあった場合には、順次繰り下げて報告をしてもらいます。

10月 7日: 坂牧
10月14日: 小原
10月21日: 井上
10月28日: 高橋
11月 4日: 照屋

(1999.11.18./11.25.追加/12.21.修正)
現段階での後期の課題論文のレポート担当者は以下の通りです。追加して報告する人(遠藤・松尾・和田+α)の日程は11月25日に決める予定です。

11月25日: 高橋・照屋
12月 2日: 照屋・松尾(1)
12月 9日: 松尾(2)
12月16日: 和田(1)
 1月13日: 和田(2)
 1月20日: 遠藤


調査のための基礎数学:受講者諸君への「訂正とお詫び」:

 講義で説明した内容に、恥ずかしい誤りがありました。
 以下のような掲示を掲出して訂正とお詫びをしました。
1999.07.12.

調査のための基礎数学:
受講者諸君への「訂正とお詫び」

 今年度の「調査のための基礎数学」は既に講義が終了しています。
 受講者諸君にお知らせをする方法は掲示しかありませんので、この「訂正とお詫び」を掲示板に掲出し、同文をネット上のページにも掲出することにしました。

 講義の中で、ギリシャ文字の「σ」の読み方を「ρ」と間違えておりました。
   「σ」は「Σ」の小文字で、正しい読み方は「シグマ」です。
   「ロー」と読むのは「ρ」という字です。

 これは、カタカナの「マ」と「ヌ」を間違えるような、全くの思い込みによる、単純ではありますが弁解の余地のない恥ずかしい間違いです。
 もちろん式の読み上げ方が変わるだけで、講義した内容に変更すべき点があるわけではありませんが、上記の点を訂正するとともに、不手際をお詫び申し上げます。

山田 晴通  


環境問題(金・2)に関するお知らせ:

 環境問題は4人の担当者が分担して講義します。
 山田の担当日は次の通りです。また、ゲスト講師・教室変更にも注意して下さい。

1999.11.30.掲示

   ■□■環境問題(金・1時限)に関するお知らせ■□■

・今週の授業は通常通りあります。
 (山田担当の2時限の授業は休講ですが環境問題は授業します。)

・来週(12月10日)の授業は、 福士先生の補講になります。

・再来週(12月17日)の授業は、ゲスト講師として、
  岩田 修二 先生(東京都立大学)をお迎えします。
    特に、前回のゲスト講師・一ノ瀬先生の回を欠席した人は、
    是非とも出席するようにして下さい。

            以上、詳しい問い合わせは山田晴通まで。


メディア表現(金・2)に関するお知らせ:(授業運営に関する最新のお知らせはこちら

 メディア表現の講義は予想外に多数の受講者がありましたので、評価の方法を、臨時レポートから随時講義時間内に行う小テスト中心に切り換えます。小テストは、概ね講義3~5回に1度のペースで行います。小テストを行う場合は、必ずその直前の回の講義の中で予告します。講義では出席をとりませんが、欠席しがちな人は出席している友人から情報を得ることのできる体制を自分の責任で作って下さい。

□これまでの講義の内容と予告:

 
 後期の講義でとり上げた映像作品一覧(1999)
  (緑字は図書館青字はAVセンターで視聴できます)

9月24日:映画草創期の映像表現:1900年前後

  • エジソン・カンパニー作品(1894-1898)The Edison Company
    • J.C.コルベット対コートニーのボクシング* Corbett And Courtney Before The Kinetograph 1894
    • くしゃみの記録 The Sneeze (Edison Kinetoscopic Record Of A Sneeze) 1894
    • 力を誇示する男サンドゥ Sandow Flexing His Muscle 1894
    • M.アーウィンとJ.C.ライスの接吻 The Kiss 1896
    • 戯れる猫 Boxing Cat c1897
    • パイ喰いコンテスト Pie Eating Contest 1897
    • ローラのダンス Ella Lola's Turkish Dance 1898
  • リュミエール兄弟(1895-1898)Lumiere Brothers
    • 工場の出口 Workers Leaving The Lumiere Factory
    • 列車の到着 Arrival Of The Train At La Ciotat
    • 雪合戦 Snowball Fight
    • 水撒き Watering The Gardener
    • (その他、短い映像多数)
  • ジョルジュ・メリエス(1902)Georges Melies
    • 月世界旅行 Le Voyage Dans La Lune
  • エドウィン・ポーター(1902-1903)Edwin S. Porter
    • アンクル・ジョシュの映画出演 Unicle Josh At The Movies 1902
    • アメリカ消防夫の生活 Life Of An American Fireman 1903
    • 大列車強盗 Great Train Robbery 1903
      (*を除き、『続・はじめての映画』ジュネス企画
      (*は、『はじめての映画』ジュネス企画

10月1日:映画草創期の映像表現:1910年代

  • ロバート・ヴィーネ監督(1919)Robert Wiene
    • カリガリ博士 Das Kabinett des Dr.Caligari
      ソニー・ホームビデオ[英語版のフィルムに日本語字幕])
      解説のあるページ
  • チャップリン出演作品(1915)Charlie Chaplin
    • チャップリンの役者 His New Job
    • チャップリンの珍拳闘 The Champion
      『チャップリンのアート・オブ・コメディ』Movies Once More[後年編集の日本語字幕])

10月15日:映画草創期の映像表現:1920年代

  • セルゲイ・ミハイロビッチ・エイゼンシュテイン監督(1926*/1954)Sergei Mikhailovich Eizenshtein
    • 戦艦ポチョムキン Bronenosets Potyomkin
      日東映画[日本語字幕/発声版])
      (公開年は資料により1925年とも1926年ともされる。1954年は発声版の公開年。)

10月22日:映画草創期の映像表現:1920年代

  • バスター・キートン+クライド・ブルックナー監督(1926)Buster Keaton & Clyde Bruckner
    • キートンの大列車追跡 The General
      日東映画[日本語字幕/英語ナレーションつき])
      解説のあるページ

10月29日~11月12日:映像表現の展開:
レニ・リーフェンシュタールを通して考える映像の歴史

  • レイ・ミュラー監督(1993)Ray Mueller
    • レニ Die Macht der Bilder
      パンドラ[日本語字幕/独語])
      (この講義では、このドキュメンタリーのなかで言及されている映像表現技術の紹介に重点を置き、三回に分けてビデオをみていく。
       総合科目IIの11月16日の講義では、全編を一挙に鑑賞するので、関心のある者はこの機会に通して見ることを勧める。) (関連する作品で、AVセンターで視聴できるものに、『民族の祭典』『美の祭典』がある)

11月19日:映像効果の引用:

今回は、「ブレードランナー」の一部を見せた上で、「メトロポリス」と「市民ケーン」からの直接的な引用の事例を紹介した。したがって、いずれの作品も断片を紹介しただけである。
  • リドリー・スコット監督(1982)Ridley Scott
    • ブレードランナー[完全版] Blade Runner
      ワーナー[日本語字幕/英語])
  • フリッツ・ラング監督(1929)Fritz Lang
    • メトロポリス Metropolis
      日東映画[日本語字幕])
  • オーソン・ウェルズ監督(1941)Orson Welles
    • 市民ケーン Citizen Kane
      ワーナー[日本語字幕/英語])

11月26日(12月21日):音楽と映像:ロック音楽と映画:

11月26日は、「「見る」ロックと「ロック」する映像」をテキストにして前半部を読んだが、都合により作品の紹介はできなかった。順序は前後したが、補講を行った12月21日に、関連する以下の作品をそれぞれ断片だけ紹介した。
  • "Telescript" series(c1950s)
    • (Nat King Cole, Cab Calloway らのパフォーマンス)
  • レスター・ヤング監督(1964)Lester Young
    • ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ! A Hard Day's Night
      ([日本語字幕/英語])
  • レスター・ヤング監督(1965)Lester Young
    • ヘルプ 四人はアイドル Help !
      ([日本語字幕/英語])
  • ハワード・アーク、シートン・フィンドレー監督(1974)Howard Alk + Seaton Findley
    • JANIS A FILM Janis a film
      ([日本語字幕/英語])
  • レック・コワルスキー監督(1981)Lech Kowalski
    • D.O.A.伝説のパンクス セックス・ピストルズ D.O.A.
      ([日本語字幕/英語])

12月17日:音楽と映像:MTVとビデオクリップの時代:

「見る」ロックと「ロック」する映像」の後半部を読んだ上で、作品を少し紹介した。
  • DEVO / WE'RE ALL DEVO(1983)より
    • Satisfaction (directed by Gerald V. Casale)
  • DURAN DURAN / DECADE(1989)より
    • Planet Earth (directed by Russell Mulcahy)
    • Girls On FIlm (directed by Kevin Godley & Lol Creme)
    • Rio (directed by Russell Mulcahy)
  • THE POLICE / GREATEST HITS(1992)より
    • Synchronicity II (directed by Lexi Godfrey)
  • JANET JACKSON / THE RYTHM NATION COMPILATION(1990)より
    • Rhythm Naiton (directed by Dominic Sena)

□1月7日の小テストの問題について

「メディア表現」小テスト(2000.01.07.実施)

 1月7日の授業時間の後半で小テストを行います。

 小テストは30分間、持ち込み不可で行います。今回は問題を事前に公表しません。
 ビデオクリップについて、簡単な質問をしますので、その場で答えて下さい。

1999.11.30.掲示

  ■□■メディア表現(金・2時限)に関するお知らせ■□■

・メディア表現の講義は、 12月 3日 と 10日 の2回連続して休講になります。

・今週(12月3日)の講義が可能であると錯覚していたため、前回の授業中に適切な説明を致しませんでした。
 不手際から受講生諸君にご迷惑をおかけすることをお詫びします。

・今回の休講により、通年休講回数が5回となりますので、規程により補講を実施いたします。補講の具体的な日程等の詳細は、追って掲示を出しますので、掲示に注意しておいて下さい。

            以上、詳しい問い合わせは山田晴通まで。

□11月19日の小テストの問題:事前公表

「メディア表現」小テスト(1999.11.12.問題公表:1999.11.19.実施)

 11月19日の授業時間中に小テストを行います。

 小テストは30分間、持ち込み不可で行います。事前に作ったメモなどを見て答案を書くのは不正行為になりますので、注意して下さい。




 リーフェンシュタール作品に見られるに映像表現の特徴について、ポイントを一つか二つに絞った上で、具体的な例を上げながら説明しなさい。

□10月22日の小テストの問題:事前公表

「メディア表現」小テスト(1999.10.16.問題公表:1999.10.22.実施)

 10月22日の授業時間中に小テストを行います。

 小テストは30分間、持ち込み不可で行います。事前に作ったメモなどを見て答案を書くのは不正行為になりますので、注意して下さい。




 後期の授業の中で紹介した映像について、自分が最も印象に残った表現上の特徴について詳しく説明し、そのような表現の背景や、後の時代への影響などについて自由に論じなさい。
 論じる対象は、一つの作品であっても良いし、複数の作品を関連づけながら言及しても良いが、必ず授業で紹介した映像を中心に論じること。

□10月15日からの教室変更

 後期からC301教室に大型スクリーンが導入されたのを期に、メディア表現(金曜日・2時限)の教室をC301に変更します(通年変更)。

□10月8日は休講

 前回の講義の際にお知らせするのを失念していましたが、10月8日は学会出張のため休講となります。
 補講については未定です。

□7月2日→23日の小テストの問題:事前公表

7月2日に予定されていた小テストは、教室の都合で実施できませんでした。
この小テストは下記の要領で実施します。

この小テストは、正規の前期試験とは異なる形式行いますので、ご注意下さい。
この試験について、問い合わせるべきことがある場合は、山田晴通研究室に直接来て下さい。

7月23日(金)  午前10時40分~  D101教室


「メディア表現」小テスト(1999.06.18.問題公表:1999.07.02.実施延期:1999.07.23.実施)

テストは、30分間、持ち込み不可で行います。
問1・2の答は、問いの番号/記号を明記して解答用紙の表に書くこと。
やむを得ず解答用紙の裏面を使用する場合は、その旨を表に明記すること。

問1 映画の仕組みと、その歴史について説明しなさい。

問2 ビデオの仕組みと、その歴史について説明しなさい。

□これまでの小テストの問題:
「メディア表現」小テスト(1999.05.07.)

問1・2の答は、問いの番号/記号を明記して解答用紙の表に書くこと。
問3の答は、解答用紙の裏面に書くこと。

問1 「メディア・リテラシー」という言葉は、どの様な意味で使われることがあるか、この講義の内容を踏まえて、
 a)代表的な二つの異なる意味合いを紹介し、
 b)両者の関係を説明しなさい。

問2 通常の大学の授業は、メディアを介しないコミュニケーションと考えてよい。しかし、見方によってはメディアを介したコミュニケーションと見なすこともできる。どのような観点から見れば、大学の授業にメディアが介在している(あるいは、介在しているのと同じだ)と考えられるのか、この講義の内容を踏まえて、具体的な例を挙げて説明しなさい。

問3 「メディア表現」という表題の講義で、何が講義されるべきか、今の段階での自分の考えを自由に述べなさい。
 
 

「メディア表現」小テスト(1999.06.04.)

問1・2の答は、問いの番号/記号を明記して解答用紙の表に書くこと。
問3の答は、解答用紙の裏面に書くこと。

問1 具体的な例をあげながら、次の用語を説明する文章を作りなさい。
   「記号表現」、「記号内容」、「コード」

問2 ロラン・バルトによる「三色旗に敬礼する黒人兵」の事例について説明しなさい。
   説明を書く前に、
    ・この話を扱った回の授業に出席していたか、欠席していたか
    ・バルトの『神話作用』の当該部分を読んだか、否か
   を明記すること

問3 (講義では直接触れていない応用問題)「高校の女子生徒用の制服」を例に、記号表現と記号内容の関係の多様性を論じなさい。
 
 


休講の予定と記録

既に確定している休講の予定と、既に休講となった日程です。 メディア表現は、通年での休講が5回に達しますので、規程により補講を行います。
詳細は追って掲示します。掲示に注意しておいて下さい。

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