地域と情報化
【授業概要】
現実の社会における情報化の進行とともに、地理学においても、その影響の把握や情報を視野に入れた新しい視点の導入が、様々な形で進んできた。この講義では、地域における情報化の意義を、地理学の視点から考えていく。
【授業計画】
これまで講義担当者(山田)が発表してきた論文の中から、地域と情報化の関係について理論的な形でとり上げているものを数本選び、講読していく。
なお、講義担当者の既発表論文のリストは、ホームページで公開されている。この講義に関心がある者は、予め見ておくことを勧める。
http://camp.ff.tku.ac.jp
【教科書】 使用せず(プリント教材を用意する)。
【参考書等】 授業中に指示する。
【成績評価】 2回程度提出してもらう予定のレポートと期末の口頭試問によって行なう。平常点も多少は考慮するが、単なる出席点を与えるわけではない。
[この講義の1999年度までの成績分布は、手元にデータがないので公表しません。]
[2000年度の採点結果:A=5人、B=5人、X=9人]
<この講義に関するおしらせ>
【授業表題】
文献情報を中心とした情報検索の方法
【授業内容】
オン・ライン/オフ・ライン、あるいは、エレクトロニック/ノン・エレクトロニックの違いを問わず、一般的にデータを収集をする上で表面化する諸問題を論じた上で、文献情報データベース等へのアクセスを中心に、具体的な実習を行う。具体的には、大学図書館の館内システムや、多数の図書館を結ぶネットワーク(学術情報センターのシステムなど)について、その仕組みを理解し、実際の利用方法を実習するとともに、インターネットを活用した情報検索についても講義と実習を通じて理解を深める。
ネットサーフィンとメールの送受信ができることは、この授業の前提である。受講希望者は、遅くとも第2回の講義時までに、山田研究室のサイト(トップページのURLは、http://camp.ff.tku.ac.jp)を見て、感想をメールで山田宛(yamada@tku.ac.jp)に送ること。
【教科書】 なし(必要に応じてプリント教材を配布する)。
【参考文献】 随時指示する。
【評価方法】
授業の中で頻繁に課題を与える。課題作業への評価の累積で、最終的な評価を下す。
【授業計画】
半期の講義を通して、授業二〜四回程度を一つの区切りとして、次の五つのテーマを順次取り上げながら授業を進めていきたい。
・文献情報の基本的問題
・図書館内の文献情報
・インターネットを利用した情報探索
・メーリングリストの特色と活用
・テーマをもった文献表の作成
なお、講義の必要から、通常の教室以外の場所(学内)で授業をすることもあるので、常に掲示等に注意しておくこと。
[1997年度の採点結果:A=14人、B=4人、C=1人、Z=5人]
[1998年度の採点結果:A=12人、B=1人、C=1人、Z=10人]
[1999年度は担当しませんでした]
[2000年度の採点結果:A=12人、B=4人、C=1人、Z=7人]
<この講義に関するおしらせ>
【実習分野】 地域社会におけるコミュニケーション活動の共同調査
【講義科目の概要】
特定の地域社会を対象に、実際に現地へ出かけ、時間をかけて様々な聞き取りや観察を行う調査の方法を、共同調査の実践を通じて学ぶ。
この授業は、通常の(時限を定めた)講義と、実際にフィールドワークを行う実習からなっている。
講義においては、調査計画の策定を指導し、予備的・中間的な調査経過の評価を行い、最終的には調査報告書の作成を指導する。
【講義内容】
具体的な調査の課題や調査地の選定などについては、受講者の希望も考慮するが、基本的には講義担当者の責任において決定する。
受講者は、まず、具体的な調査の実施計画を立て、調査計画書を作成する。次いで、実施計画に基づいて、文献調査も含めた予備的な調査を実施するとともに、本調査の計画に必要な改善を加えた上で、本調査を実施する。現地での調査については、予備調査等を含め、のべ2週間以上の時間をかけて調査活動を行うことが、期待される。また、講義と関連して、定められた時限以外に作業等のために相当の時間を割くことが必要となる。また調査地によっては、受講者が実習に伴う旅費・滞在費等の経費を負担をする必要が生じる。
調査後には、調査報告書を作成するが、その作成方法についても指導する。
[1999年度の採点結果:受講者が1名だけだったので公表しません。]
[2000年度の採点結果:受講者が1名だけだったので公表しません。]
【授業のねらい・内容】
コミュニケーションという言葉の意味を広く捉え、何気なく使っているこの言葉に盛り込まれたニュアンスの広がりをいろいろな角度から考えていきます。浅く広く、パーソナル・コミュニケーションからマス・コミュニケーションまで、様々なレベルのコミュニケーションをめぐる議論を紹介する、入門的な講義です。
【授業計画】
取り上げる話題としては、
・コミュニケーション communication の語源と含意
・アメリカ的コミュニケーション観とヨーロッパ的コミュニケーション観
・メディアの多様な定義づけ
・メディアを介したコミュニケーションとマス社会
・個人的コミュニケーションとマス・メディア/大衆文化
などを予定しています。それぞれのテーマごとに二〜三回の講義を行う予定です。
この授業は、受講する皆さんが考えながら参加してもらう形で進めます。よりよい授業にするためには、皆さんの協力が必要ですので、よろしくお願いいたします。
【評価方法】
講義二〜三回に一度の割合で、小テストを行うか、簡単なレポートを提出してもらいます。最終的な評価は、すべての小テストおよびレポートへの評価点の合計を基に、出席状況を加味して下します。
【教材・参考図書等】
教科書は使いません。必要に応じてプリント教材を用意しますし、参考文献などは、講義の中で随時紹介します。
【留意事項】
必携ではありませんが、普段の授業時には、英語や国語の辞書があると何かと役に立つかもしれません。
[この講義は、2000年度のみの担当科目です。採点結果は公表しません。]
<この講義に関するおしらせ>
講義概要は、省略します。
山田が担当する回についての詳しい内容は、講義担当期間が近づいてから講義に関するお知らせのページで紹介します。
[この講義は、分担するだけの科目なので、採点結果は公表しません。]
<この講義に関するおしらせ>
講義概要は、省略します。
山田が担当する回については、原則として、昼夜とも同一の内容で、都市地理学的な内容を中心に講義します。
山田が担当する回についての詳しい内容は、講義担当期間が近づいてから講義に関するお知らせのページで紹介します。
[この講義は、一部を担当するだけの科目なので、採点結果は公表しません。]
<この講義に関するおしらせ>
【演習表題】
地域コミュニケーション調査
【演習内容】
地域コミュニケーションに関する調査を、参加者全員で企画・計画・実施し、報告書を作成する。この共同研究は、調査自体が成果を上げることもさることながら、参加した学生が調査の経験を通して研究の手法を身につけることを主な課題とするものである。共同研究には、対象地域での合宿を伴う現地調査などが組み込まれる。共同研究と並行して、4年次における「卒業制作・卒業論文」に向けた指導も行う。学生は、各自の関心のあるテーマについて予備的な文献調査を行って、その成果を報告するとともに、「卒業制作・卒業論文」に取り組む具体的な研究計画を練り上げる。
演習の性格上、時間割の外での拘束もあるし、ゼミの運営は強いコミットメントを要求する。参加者は、「カネ」、「ヒマ」、「根性」のうち少なくとも二つは充分に備えていること。(なお、事前に山田晴通研究室のホームページを見ておくこと。)
【教科書】
未定(専門書を使う可能性がある)
【参考文献】
随時指示する。
【関連授業科目
・地域のコミュニケーション ・データ・アクセス法
【評価方法】
平常点。出席状況、報告・発表のほか、討論等への参加も評価の対象とする。
【その他】
・希望者多数の場合は、個人面接により資質、意欲、適性などを総合的に判断して選考する。
・編入学生等、「コミュニケーション演習I」未履修者や、
他の教員の担当した「コミュニケーション演習I」の履修者の参加も歓迎する。
[1997年度の採点結果:受講者が1名だけだったので公表しません。]
[1998年度の採点結果:受講者が1名だけだったので公表しません。]
[1999年度の採点結果:A=3人、Z=1人]
[2000年度の採点結果:A=6人]
【講義表題】
「地域」と「コミュニケーション」の諸問題
【講義内容】
コミュニケーションをめぐる議論は、社会総体を対象とする普遍的なマス・コミュニケーションの問題として、個人レベルのパーソナル・コミュニケーションの問題として論じられる場合が非常に多い。言い換えれば、中間的な、「地域」のスケールで論じられるべき問題は、見落とされがちなのである。コミュニケーションをめぐる諸問題のうち、マス・メディアに見られる地域間の差異、地域メディア、コミュケーション形態にみられる地域性、あるいは、マス・メディアの流す地域イメージなどは、そのような問題の例である。こうした地域のコミュニケーションをめぐる諸問題について概説するとともに、「地域」スケールの問題意識が、マス・コミュニケーションやパーソナル・コミュニケーションに対して提起していく課題についても論じる。
【教科書】 なし(必要に応じてプリント教材を配布する)。
【参考文献】
随時指示する。ただし、意欲のある者には、次の二冊が役立つだろう。
・竹内・田村・編『新版地域メディア』日本評論社
・大石 裕『地域情報化』世界思想社
【講義計画】
一年の講義を通して、授業二〜四回程度を一つの区切りとして、次の八つのテーマを順次取り上げていく。ただし、取り上げる順序などは、多少変更が生じるかもしれない。
・「地域」と「コミュニケーション」の結びつき方
・「地域メディア」の位置づけ
・日刊地域紙
・CATV
・その他の「地域メディア」
・「地域情報化」政策
・地域社会の変化とコミュニケーション
・「地域イメージ」の諸問題
【評価方法】
年間数回のレポートに、出席状況を加味して評価を行う。
[1997年度の採点結果:A=17人、B=8人、Z=11人]
[1998年度の採点結果:A=24人、B=17人、C=2人、X=1人、Z=26人]
[1999年度の採点結果:A=4人、B=3人、Z=11人]
[2000年度の採点結果:A=21人、B=5人、C=4人、Z=14人]
<この講義に関するおしらせ>
【講義表題】
数学が苦手な人のための「確率・統計」
【授業内容】
社会科学的な研究において、調査統計の処理はきちんと理解しておかなければならない基本的な部分を成している。特にコミュニケーション学部では、必修科目「コミュニケーション調査法入門I」が置かれ、具体的な調査の手法とともに、調査の結果得られたデータの統計的な処理について学ぶことになっている。こうした統計処理を学ぶためには、基礎的な知識として高校レベルの数学、とりわけ「確率・統計」分野について、一定水準の学力が必要になる。ところが、近年の高校の数学教育のカリキュラムの変化などによって、学生諸君の中には、「確率・統計」について全く学習の機会がなかった諸君や、高校において一定の学習をしていても理解が不充分な諸君が多い。そうした諸君は、「調査法」関連の科目において、ごく基本的な部分で大変苦労する恐れが大きい。
この講義は、もっぱら数学が苦手な諸君を対象に、調査統計処理に必要不可欠となる高校レベルの基礎数学を、しっかりと理解してもらうことを目的としている。いわば、「調査法入門」のさらに手前にある「調査法『門前』」の講義だと思ってもらえばよい。
具体的には、調査データの統計処理において不可欠なツールである、「標準偏差」と「単純相関」の2点に絞って、手計算で出来る範囲の計算問題を解きながら、その基本的な考え方を理解することが、この講義を通した到達目標となる。受講者が高校レベルの「確率・統計」を未習であるという前提から出発し、できるだけ平易かつ丁寧に、受講者全員が「標準偏差」と「単純相関」についての計算の手続きと、統計的な意義を理解できるように指導する。
したがって、「標準偏差」と「単純相関」について既に十分理解している諸君は、この講義を受講する必要はない。逆にシグマを用いた計算ができない諸君(「シグマ」が何のことかわからない諸君を含む)には、ぜひ受講して欲しい。
【教科書】 なし(必要に応じてプリント教材を配布する)
【参考書】 高校の数学の教科書・参考書等、手元にあるものでよいから用意して欲しい(具体的には講義中に指示する)
【関連分野】 コミュニケーション調査法I・II、社会調査法、統計学
【評価方法】 授業の中で頻繁に課題を与える。課題作業への評価の累積で、最終的な評価を下す。
【講義計画】
前期の講義を通して、授業二〜四回程度を一つの区切りとして、以下のテーマを順次取り上げていく。授業の進み方によっては、テーマを一部入れ替えることがあるかもしれない。
・統計処理等で使う数式の表現
・平均と分散
・標準偏差
・共分散と単純相関
[この講義は、1998年度の特別講義「調査統計処理のための基礎数学」と同様の内容です。
この特別講義の最後の授業の際、匿名で集めた感想・コメントをすべて(90名分)公開しています。
→ 特別講義「調査統計処理のための基礎数学」受講者の声
この特別講義の採点結果:A=64人、B=25人、C=6人、Z=11人]
[1999年度の採点結果:A=30人、B=7人、Z=8人]
[2000年度の採点結果:A=9人、B=2人、C=2人、Z=6人]
<この講義に関するおしらせ>
受講者(1999年度は1名)の研究テーマに沿って、卒業論文の指導を行う。
[1998年度の採点結果:受講者が1名だけだったので公表しません。]
[1999年度の採点結果:受講者が1名だけだったので公表しません。]
[2000年度の採点結果:A=7人、B=2人、C=1人]
<この講義に関するおしらせ>
複数の教員によって構成される講義の一部を担当する。(責任者は廣井敏男・経済学部教授)
内容は、環境という観点の根本的な出発点を再度整理するとともに現実の環境保護活動など、環境問題への様々なアプローチの紹介をする予定。
具体的には、環境社会学、環境倫理学などの基礎概念について講義するとともに、コミュニケーション論の視点からみた環境問題の特性について議論していく。2回程度は、ゲスト講師を招く予定
山田の担当部分は、後期の最後の7回分程度になる予定です。
[この講義は、分担するだけの科目なので、採点結果は公表しません。]
【講義表題】
経済立地論の基礎
【講義内容】
経済地理の対象となるのは、様々な経済現象の地域性や空間性である。また、これに対するアプローチとしては、一方に具体的な現実の記述を重視する立場もあれば、他方には議論の抽象性が高い理論を重視する立場もある。この講義では、経済現象の空間性に関わる諸理論の中でも、最も古典的な産業立地論を講じながら、抽象性が高い、モデル構築指向の経済地理学の議論を紹介していく。
通常の経済学が、空間を捨象した「一点世界」におけるモデルとして想定されているのに対し、経済地理学は経済現象の空間的展開を把握し、現象の背後にある理論を抽出することを目指している。換言すれば、空間を捨象した経済学理論との接合が可能な形で、経済現象の空間性についての理論を定式化することが、経済地理学の大きな課題の一つなのである。そうした営みから構成された古典的な(幾何学的に把握できる比較的単純な)モデルについて、講義をしていく。
【教科書】
・杉浦芳夫『地理学講座5 立地と空間的行動』古今書院,1989。
(類書は多いが、教科書としてよくできているので本書を使う。
やや古い本なので古書店で安く入手できるかもしれない。)
【参考文献】
随時指示する。
【関連分野】
【評価方法】
前・後期に一回ずつ実施する定期試験。
ただし、授業内に小テストを行い、評価対象に加えることがある。
詳しくは、第一回の講義の際に説明する。
【講義計画】
教科書は4つの章から構成されているが、そのうち第1章から第3章までを講義していく。ただし、講義の進度に応じて、内容の一部を省略して進めていくこともある。以下にあげるのは、教科書の目次の抜粋(ただし、〔 〕内は山田の補足)であるが、だいたい1節に授業4回前後を費やしていきたい。
1 地理学の理論化
1.1 本書の成り立ち
1.2 科学的説明-Thunenの農業立地論の導出にことよせて
2 立地
2.1 中心地の立地〔Christallerモデル〕
2.2 工業の立地〔Weberモデル〕
3 相互作用と拡散
3.1 空間的相互作用〔Reilyモデル、Huffモデル〕
3.2 空間的拡散〔Hagerstrandモデル〕
[1996年度の採点結果:手元に資料がないので公表しません。]
[1997-1999年度は担当していません。]
[2000年度の採点結果:A=29人、B=18人、C=8人、Z=11人<追試分を除く>]
<この講義に関するおしらせ>
複数の教員によって構成される講義の一部を担当する。(責任者は廣井敏男・経済学部教授)
内容は、環境という観点の根本的な出発点を再度整理するとともに現実の環境保護活動など、環境問題への様々なアプローチの紹介をする予定。
具体的には、環境社会学、環境倫理学などの基礎概念について講義するとともに、コミュニケーション論の視点からみた環境問題の特性について議論していく。2回程度は、ゲスト講師を招く予定
山田の担当部分は、後期の最後の7回分程度になる予定です。
[この講義は、分担するだけの科目なので、採点結果は公表しません。]
【演習表題】
地域メディア論
【演習内容】
地域メディア論を中心に、地域のコミュニケーションに関する専門的内容の文献を講読するとともに、特定の課題に沿って学術文献を検索・展望する文献調査法を、実践を通して指導する。具体的には、地域メディア論に関する基本的な専門書の輪読と、それを踏まえた討論を演習の中心としながら、報告担当者には、関連する文献の展望・紹介を課し、当該分野における研究の現状が把握できるようにする。報告者の発表方法などについても、効率のよいプレゼンテーションが可能になるよう指導する。また、必要に応じて輪読する文献の内容に関連する施設の見学などを行う。
演習の性格上、時間割の外での拘束もあるし、ゼミの運営は強いコミットメントを要求する。参加者は、「カネ」、「ヒマ」、「根性」のうち少なくとも二つは充分に備えていること。(なお、事前に山田晴通研究室のホームページを見ておくこと。)
【教科書】
未定(専門書を使う可能性がある)
【参考文献】
随時指示する。
【関連授業科目】
・地域のコミュニケーション ・データ・アクセス法
【評価方法】
平常点。出席状況、報告・発表のほか、討論等への参加も評価の対象とする。
【その他】
・希望者多数の場合は、個人面接により資質、意欲、適性などを総合的に判断して選考する。
・編入学生等、「コミュニケーション演習I」未履修者や、
他の教員の担当した「コミュニケーション演習I」の履修者の参加も歓迎する。
[1997年度の採点結果:受講者が1名だけだったので公表しません。]
[1998年度の採点結果:受講者が1名だけだったので公表しません。]
[1999年度は受講希望者がいなかったため休講となりました。]
[2000年度は、受講生が短期留学生3名のみでした。このため、3名の留学期間終了とともに、講義は年度途中の6月末で中止しました。採点も行っておりません。]
この講義は、田村紀雄教授との合同の講義です。前年度とは異なり、2000年度については田村教授が主に指導され、山田が実習的な部分を分担する形となります。
地域メディアが地域社会の中で果たしていく役割について、文献を読んでいきます。
また、講義と連動する形で、具体的な地域メディアの見学なども企画されます。
以下、田村教授による授業概要の説明です。
【授業科目の概要】 地域メディアの概念は新しい。戦後「地域」の発見の概史、地域情報化政策、外国人労働者の流入による日本におけるエスニック・コミュニティの形式、外国における日系コミュニティの変遷。それらのメディア等に焦点をあてつつ、この新しいコンセプトの理解をすすめる。従って講義のほか、学外者との積極的な交流、研究会の開催のほか、教員が関係している関連学会への参加を求める。フィールドワークとの合体の機会も検討したい。 【講義内容】 (1) 地域メディアに関する底本、テキストの紹介と検討。(2) 院生による課題をめぐるディベート。チューターを交代に課す。(3) 学内外研究会への参加や学外チューターの招請。(4) 学会への参加など、2人の担当教員が協力して実施する。(5) 2人の教員によるフィールドワークへの参加を準備したい。候補地としては、CATV、コミュニティFM、などのモデル地区や、日本におけるエスニック・コミュニティのメディアなどを研究中である。 |
この講義は、年度途中で急遽決定した集中講義です。
内容については、
[この講義は、2000年度のみの担当科目です。採点結果は公表しません。]
<この講義に関するおしらせ>
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