6/05/99 NEVER BEEN KISSED

試写会『25年目のキス』(NEVER BEEN KISSED)にAちゃんと行ってきた。ドリュー・バリモアは『バッド・ガールズ』以来大好き。『ウェインズ・ワールド2』にも出てる。最近はたくさん映画に出てるから嬉しい。試写会に当選したのも初めて。シネマスクランブルで応募して当たったんだよね。ホント嬉しかった。インターネットで応募できる試写会は結構当たりやすいのかも。
会場は混んでて、到着がちょっと遅かったので立ち見。ホールの横の柵に座って観た。シリが痛くてあんまし集中できなかった。映画の前にヒロコ・グレースがしゃべってたけど退屈だから外でタバコ吸ってた。
始まってすぐ気付いたんだけど、「高校時代を取り返したい」っていうところが『ロミー&ミシェル』と共通してる。
高校時代のコンプレックスを大人になってから解消する。それはいじめっこに直接復讐をするとかじゃなくて。
余談。ダッサダサのジョジー・ゲラーは『ロミー&ミシェル』のトビー・ウォルターズと風貌が似ている。だから『25年目のキス』はトビー・ウォルターズの物語と言ってもいいかもしれない。
それにしてもプロム(卒業パーティー)に対する気合いの入れ方はすごいゾ、アメリカの高校生。学校の中はいつもお祭りみたいな雰囲気なんだけど、プロムはもっとデカいイベント。それだけにあの時騙されて悲惨な目にあったジョジーの傷は深い。だからガイが車で迎えに来た時のシーンはこっちもビクビクした。
それでこの映画、最初はほとんどの登場人物がカッコ悪い。『ロミー&ミシェル』なんか最初から最後まで全員がカッコ悪い。大人になって発明で大成功したサンディ・フリンクなんて億万長者なんだけどそれでもカッコ悪くてヘンだし。ホントカッコいいとかまともな人が一人もいない。だからそれがすごく面白くっていい。『25年目のキス』はジョジーが大変身して最後はハッピーエンドってとこがなあ。相手の先生も最初からカッコイイし。最初からそういうストーリーなんだよね。簡単に読めちゃう。
なんだかんだ言って、面白かったし笑った。それに気持ち良かった。あんまり思い出したくない高校の思い出がある人にはいいかもしれない。在り来たりの感想だが。『ロミー&ミシェル』に100点あげるとしたら『25年目のキス』は80点だな。あービデオ出たらもう一度観よう。今度は集中して観たい。
ドリュー・バリモアが製作総指揮。ジョジーと同じコンプレックスではないにしても、彼女自身にも似たような過去があったのかもしれない。『ET』で子役をやったあと、10代はヤク中だのアル中だのって結構すさんだ時期があったみたいですし。
『ロミー&ミシェル』と『25年目のキス』の共通点をまた発見した。衣装デザインのモナ・メイという人物。両方の映画で衣装担当にクレジットされています。どうりで。


ここ2-3日下宿に帰らなかったり、夜遅く帰ったりしてたら、今日大家さんのおばあちゃんからケイタイにかかってきて、「アンタ住んでるの?」って言われた。その時たまたま近くのコンビニにいたから直接会いに行って説明した。説明するって、「実際ちゃんと住んで生活してます」ってことを。なんでそんなこと説明しなきゃなんないんだ?!大家さんとしては、住まないでただ下宿の部屋を倉庫にしてるだけなら出てってくれってことが言いたかったらしいんだけど。
ちょっと顔見せなかっただけでこれ。
女の子は夜遅く帰ったり泊まったりふしだらなことをしちゃいかんとも遠回しに言われた。
ふしだらなことしてねえよ。むしろしてえよ、させてくれ(泣)。ガックシ。笑えない。
大家さんはたぶん70歳か80歳くらい。やっぱりどう説明しても理解してくれないだろうなあ。ほっとかないんだろうなあ。2-3日顔を見ないからってその人の実家にまで電話したこともあるらしい。いちいち電話されたんじゃ実家の方もたまりません。
あー、もー、頼むからほっといてくれー。ありきたりなんだが、常套句なんだが、女は夜遅く帰ったりしちゃいかんのかー。帰宅時間ぐらい自分で決めさせてくれー。ほっといてくれー。頼む−。お願いですー。


ところで、全米公開まであと数日。



ということだそうです。グルービーベイビー。



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