11/28 Black is beautiful,and "GO"


昨日の日常のタイトル「ブラックボックスじゃないってば!」についての話から始めます。
私はゼミの先生に「あなたがページに書いてることは抽象的で、プライベートを明かしているようでブラックボックスなんや」と言われたんよ。
そして先生によると私の卒論もブラックボックスらしいわ。

昨日タイトルを書いた時はピンとこなかった。よく考えると、「ブラック」という言葉に込められた意味というのはたいていマイナスなんやということを思い出した。
白のイメージ、黒に対するイメージ。どうだろう?やはり、白に対してはポジティブ、黒に対してはネガティブなイメージを持っていないだろうか。
日本語(あえて国語と言わないよ。)の辞書で「白」と「黒」を調べてみるといくつかある意味のなかに「白」は「犯罪容疑がないこと、また、容疑が晴れること。無罪。潔白。」←→「黒」のいくつかの意味のなかには「容疑者に犯罪の事実などがあること。また、その人。」とあった。
この白と黒のイメージの違いは言うまでもなくネグロイドいわゆる黒人への差別心から来ているものである。
"Black is beautiful."という言葉は、ネガティブなものとして表す"Black"に対しての「黒は美しい、黒でいいじゃないか」という意味を含んでいる。
アメリカ社会は「人種のサラダボウル」と呼ばれている。しかしながら、現実にはレイシズムが存在している。RACEという概念自体崩れてきているし、ユネスコも使わんように提案しとるみたいやけど。

日常的に使っていることばがいかに「他者」の心を痛めているか、想像しなければならない。
「他者」とはいつ、どこで、どんな形で出会っているか分からないのだから。

さて、今日は昨日の予告通りGOを観に新宿行ってきました。
またもや激激激激激寒やのに原付で行ってきた。
電車からますます遠ざかっている都市在住者(しかも首都)。
こーんなに寒いのにね。いや、ホンマ寒かった。
コートまで合わせて服6枚着て行ったし。でも、新宿着いたら寒さで指先がしびれていた。

「GO」はかなりいい作品だと思います(レビューのコンテンツに書こうかと思ったけどここで書いちゃいます。ショボレビューやし、短めに。ネタバレなるかもやから観る予定の人は読まんでもええよ)。
在日韓国人の主人公が恋をした日本人の女の子に自分の正体をカミングアウトする葛藤を描いた映画。
その、カミングアウトする葛藤の描き方が非常に伝わってきました。
日本社会が「他者」として位置付けている「在日韓国・朝鮮人」(ここでの韓国は国家の呼称を指しています。朝鮮はイコール北朝鮮への国民的帰属を表しているわけではなく、「朝鮮」という地域を指しています)との出会いは、何も特別なことではなく、日本社会の日常にあるものであると思います。
たとえば、この作品中の主人公のように日本名を通名にして、「同化」して暮らしている人びと。
本当に、「他者」とはいつ、どこで、どんな形で出会っているか分からないのです。なにげない言葉や態度に傷付いている人はいるのです。
その時に、どうするか。「他者」の立場を想像し、対話するということが一番求められているのではないだろうか。
それから、すごい窪塚くんかっこいい。同い年やし!!

映画を観終わってから(突然話を変えるのが多いと指摘されることが多いので見逃して)、ハンズ行ってハンズオリジナル軍手とスマイルスリッパ買った。
軍手2つ持ってたはずやけど、気付いたらピンク(しかもハローキティ)のがなくなってて(どこいったん!!)、ラフォーレの冬のバーゲンで並んだときにもらった水色の軍手ずっとしてたんやけど、最近壊れ気味&防寒が弱まったから新しいん買えてうれしい。
ホンマは革のグローブ(もちろん、暖かいものね)が欲しいんやけど、どう考えても今の経済状態で買うのがためらわれるので、軍手。
でも軍手はホンマにあったかい。毛糸の手袋の方が寒いよ。

スリッパは中がベロア?ボア?になってるのでこの季節には最高。可愛いし。

帰りは「寒いー」と心の中で、声にも出して叫びながら、歌いながら暴走して帰りました。
指先のしびれと体の冷えに耐え切れず、結局途中でドトールに立ち寄ってココアを飲んで、家路に着いたとさ。



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