1991.5.18発行
2月9日美浜で何がおこったか
2月9日美浜にある関西電力美浜原子力発電所2号炉で、国内最大の事故が起こりました。
12:24に最初の放射能値異常が検出されてから次々と放射能値の異常が検出され、13:48には蒸気発生器の細管のギロチン破断が起こり、大量の1次冷却水が2次冷却水の中に流れ込みました。13:50には圧力低下のため原子炉は自動停止し、その7秒後にECCSが作動しました。その後、17:00ごろまで運転員の必死の操作がつづけられ、なんとか最悪の事態はさけられましたが、その間に、原子炉内での沸騰や大量の放射能を含む蒸気の放出など、かつてない深刻な事態がつづいたのです。
この事故は、原発、とくに関西に多い加圧水型原発を考えるうえで貴重な教訓と問題を残しています。これから、この事故のキーポイントといえる事柄を説明したいと思います。
この事故が重大なのはなぜか
私はこの事故はとても重大な事故だと考えているのですが、その理由を説明していきたいと思います。
○予想通りの事故だった。
まず第一に、この事故は多くの人々から指摘されてきたことが、その通りに起こってしまった事故だ、という事実にあります。
この事故の発端となった蒸気発生器というのは、加圧水型の原発で一番の問題箇所だとされていた部分です。そして、蒸気発生器で考えられる事故のうち最悪のケースと考えられていたのが今回起きたギロチン破断と呼ばれる現象なのです。
ギロチン破断は反原発を訴える専門家や市民から、何度も指摘されてきましたが、関西電力を始めとする電力会社や通産省はけっして起こらないことだといい続けてきました。たとえば、事故直前の1月23日に行われた「説明会」でも関電原子力管理部副長の久郷氏は「厳密な検査、補修、さらに運転中もモニターしており、少しでも漏れたらすぐ止めるので伝熱管の瞬時破断は無いと考えている。一本でも無いので2本は考える必要もない」と発言しています。
この他、新聞やTVを使って、ギロチン破断が、まったく有り得ない絵空言のように広報してきたのです。そして、関電内部としても信頼性実証試験などのデータにより起こらないという関電なりの確証を得ていたようです。
そのような関電側のよりどころさえ今回の事故で一気に崩れさってしまったのです。たとえ、今までの関電側の論理を認めようと努力しても、それができなくなってしまったのです。このことは同じように危険性が叫ばれている原子炉の脆性破壊などについても、電力会社の主張とうらはらに、起こり得ることとして考えなければならないことをあらためて感じさせるのです。
○チェルノブイリまであと一歩
次にこの事故はほんの一歩のところで、チェルノブイリと同様な大事故になっていたという事実があります。
今回の事故で何度か冷却水が沸騰したことが確認されていますが、加圧水型の原子炉にとって冷却水の沸騰は、炉心融解への第一歩なのです。少し説明しましょう。
原子炉内では、燃料棒の回りを高温高圧の水が常に流れて、燃料棒を冷却しています。沸騰がつぎつぎと起こるような状態になると、水蒸気の泡が燃料棒の回りを取り囲んでしまいます。このように、燃料棒の回りに水蒸気が立ちこめてくると、水蒸気は水よりも熱を伝える力が少ないため、燃料棒の冷却ができず燃料棒がぼろぼろに崩れてくることになります。崩れた燃料棒は原子炉の底にたまり、丸い塊になっていくので、表面積が少なくなり、ますます冷却されなくなってより高温になります。このようにして、つぎつぎと燃料棒の塊は大きくなっていき炉心融解へと進んでいくのです。
また、今回の事故では約40分間も加圧器内の水がなくなったままでした。加圧器の逃がし弁が開かず、ECCSも満足に働かなかったため、空炊きの可能性もあったのです。
このように今回の事故は、まさに大事故への一歩を踏み出していたものだったのです。
関電の対応の問題点
○住民より設備を大事にした
冷却水が漏れていることが分かった後、関電は主蒸気隔離弁をすぐに閉じてしまいました。そのかわりに主蒸気逃がし弁を開けてここから放出させたのです。事故のあと、吹き上がる蒸気の写真が報道されましたが、あの蒸気がこれです。
この主蒸気隔離弁というのは、蒸気発生器からタービンまでの水の流れを止めてしまうものです。関電はタービンや復水器などの施設が放射能で汚染されるのを避けるためこれを閉じ、替わりに大気中に放出したのだと考えられます。住民の安全よりも、原子炉の設備を大切にしたのです。
○事故の通報を遅らせた
事故が起こったあと、関電は国へは約30分後に知らせましたが、県にはその数分後、美浜町には1時間4分後にならないと知らせませんでした。今回の事故は一つ間違うと大量に放射能が漏れる結果となったものです。そのことを考えると、通報を遅らせたということは、住民の命を危険にさらしたといえます。
○危険なまま他の原発を動かし続けている
事故後、原因が解明されるまで、他の加圧水型原子炉を停止させる当然の処置を今も関電は行っていません。事故後行われた説明会でも、そのことに関する意味のある説明はなされないままでした。唯一、対応として、通産省の通達「二次冷却水中の放射能濃度が20%上昇したら直ちに運転停止」を行うといっていたのですが、この通達を厳密に守れば、原子炉をしょっちゅう止めなければならないし、寛容に解釈すれば、今回のような事故を前もって防げないことが分かっています。この通達は気休めでしかなく、現在も同じような事故が起こるかも知れないのです。
○データを出さない
関電は事故後の「説明会」でデータの提出を求める声に対して、一貫してそれを拒否しています。解析を行い原因を究明した後、公表するというのです。
しかし、これを素直に受け取ることはできません。仮に悪意がないとしても当事者や当事者から依頼された一部の人々が公正な立場で事故を解析することは困難だと考えるべきでしょう。生データを含む情報を公開し、多くの人々の手で事故の原因を解析することが、安全につながるはずです。そして、原発の是非は、そのような解析をもとに私たちが判断すべきことなのです。関電は今、その道を閉ざしているのです。
明らかになった美浜原発の問題点
美浜2号炉特有の問題点として、ECCSの能力が低かったことが分かりました。通常の加圧水型原子炉では、ECCSの注水水圧は170気圧なのですが、美浜2号炉は105気圧しかありませんでした。このことは今回の事故が起こるまで、知られておらず、関西電力が通産省に対して虚偽の申請を行っていたと思われます。
反原発の人々はどうしたか
事故の次の日、2月10日15時30分から他の原発の停止と細管破断が起こったことの責任を求めて関電本社で150人が集まって抗議行動が行われましたが、関電は謝罪さえせず、2月12日に「説明会」が行われることになりました。しかし、のべ250人が参加したこの「説明会」でも満足な説明は得られず、2月19日に再度「説明会」が行われました。
他の原発の停止とデータの公開などを求めて行われたこの説明会では、平田原子力企画部長が、冒頭でおざなりの謝罪を述べましたが、その後は、他の原発は止めない、今はデータはいっさい出さない、を強弁するのみでした。その上、平田部長は途中で逃げだしてしまったのです。その後は徹夜で「説明会」は続けられましたが、黒川広報部次長は「電気を供給する責任がある」「あなたたちには当事者能力はないと考えている」などと強弁をつづけ、次回の「説明会」を速やかに開くことを要求して終わりました。
しかし、その後関電は「説明会」すら開かなかったため、3月28日に関電本社から近い中之島で開かれた大規模な集会の前後から、まず話し合いに応じることを求めて何人もの人が関電前でテントを張り泊まり込みを始めました。4月9日にこの泊まりこみは、強制排除されてしまいましたが、すぐ近くの緑地帯で続行されています。
さらに、7万6千名分を超える署名が集められ、何度も関電へ受け取りが要求され、4月2日、4月26日と公開質問書や申し入れ書を関電に渡し、回答を要求しています。しかし、関電の回答は「検討する」の一点張りなのです。
これからどうしていくのか
関電は今回の事故は、振れ止め金具の設置ミスによるもので、それさえ直せば他の原発では起こらないとして、事態を収拾しようとしています。しかし、なぜあの細管だけが破断したのか解明できず、支持板にサビが付着していたおそれもあるなど、振れ止め金具だけとは考えられない事実が数多くあります。
今、関電は点検中であった原子炉も次々と再稼働させようとしています。すでに5月9日に大飯1号、高浜3号は起動してしまいました。そして、美浜事故のデータは公表せず、2月19日以降は説明会すら開催せず、署名の受取まで事実上拒否しています。
このような硬直した態度で、事故を一過性のものとして片づけてしまい、教訓をくみ取ることができなければ、再び同じ事故を起こすことになるでしょう。そして、そのときにも今回のように奇跡的に綱渡りが成功するとは限らないのです。
このような関電に対する行動としていくつかの行動がとられています。まず、関電本社前での座りこみは今も続いています。そして、6月中旬にある関電の株主総会では、原発に反対する関電株主から代表者を出席させ、原発を止める動議を提出しようとしています。また、署名の受け取りを再度要求するなどの行動もとられています。
これらの動きに多くの方が参加、賛同してくださり、それぞれの方が行える方法で原発を止めるための行動を行っていただきたいと思います。そして、多くの方に行える行動として署名と、関電と通産省に対する抗議の声を届けていただきたいと思うのです。
<とーち>
美浜原発事故に抗議して、3/26から関西電力の前で座り込みが行われました。この行動はまったくと言っていいほど報道がされませんでしたが、パソコン通信ネットワーク(以下、ネットと略)がフルに活躍しました。
お断りしておきますと、私は関電前の座り込みには参加をしていません。何故、この話が出来るかといいますと、それはパソコン通信で情報が逐次入って来たからなのです。現地からの報告や全国各地の応援が、PC-VAN 第三世界ネットワーキング(DAISAN), NIFTY-Serve市民運動・生き生きネット(FSHIMIN) ,ASCII-PCS Good Earth(GE) そしてれんこんネットを駆け巡りました。では、ネットに書き込みされたメッセージの中から一部を引用しながら、現在までの経過報告を進めていきます。
☆ 情報がネットに乗って
マスコミがまったく役立たずの状況の中で、電話作戦や関電行動を呼びかけるメッセージがネットへ書き込まれました。(マスコミについてはまた後ほど)
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91/ 3/31 13:34 アマナクニ (DAISAN)
緊急のお願い−−関電に電話をかけて!
大阪の関西電力本社前で坐り込みをしている、奈良のヒラメchanという女性から電話がありました。
それによると、美浜原発の事故に抗議して集まってきた人達が、26日頃から関電本社の表門や裏の駐車場に坐り込んでおり、十人以上の人達がテントを持ち込んで泊まり込んでいます。
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マスコミも、美浜の事故のことは大きく報じても、抗議行動に対してはほとんど触れていないので、警察の行動に対する監視の役を果たせるのか疑問です。また緊急のことなので、口コミかパソコン通信のネットワークに頼るしかありません。
ぜひ、これを見て何かを感じた方は、電話代をカンパのつもりで、大阪に電話して下さい。
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情報は、ネットからネットを通じて各地へと伝わって行ったのです。れんこんネットにも直ちに情報が入りました。みんな黙っちゃいられません!さっそく、何人もの方が関電に電話をされました。(私もね(^_^))
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91/ 4/1 8:19 Vanguard (RENCON)
朝の8時15分に電話しました。
電話すると警備の人がでました(あたりまえ)で、以下やりとり
Vanguard 「もしもし突然ですいません、そちらにいま坐り込みしている人がいると聞いたんですけど、どういう感じなんですか?」
警備 「ええ、いますよ」
Vanguard 「何人くらいですか?」
警備 「20人くらいだけど」
Vanguard 「で、状況を教えてください」
警備 「なんかいま騒いでいるよ」
(バックになにか外でスピーカーで呼びかけしているのが聴こえる)
Vanguard 「あ、いま後ろでなにかきこえるのがそうですか?」
警備 「ええ、そうです」
Vanguard 「一晩中警備していらっしゃるんですか?」
警備 「そうです」
Vanguard 「警察の方が巡回されているとか?」
警備 「ああ、定期巡回ですね普通の巡回ですよ」
Vanguard 「じゃあ警察の方がビルの近くでずっと監視しているとかいうわけじゃ・・
警備 「私らは警備だから知りません。それはないと思います」
Vanguard 「関西電力から依頼したのではないのですか?」
警備 「(ちょっとおこったように)いやそうじゃないです。警備だからよくわかりませんが」
Vanguard 「建物のなかには入れるのですか?」
警備 「(興奮して)いえ、絶対侵入していません。」
Vanguard 「いえ、社員の方は出社しているのですか?」
警備 「ああ、出社しています」
Vanguard 「ところで入社式にあたって排除するという話をききまし・・・・」
警備 「(話を遮って)今忙しいのでちょっと切ります」
ここで切られてしまう(^^;)
Vanguard 「・・・・・・・」
という感じでした。肝心の部分できられてしまった、あ、もっと強く言えばよかった悲しいなあ。というわけであなたも電話してみませんか?
けど警察に関してこれは嘘だとおもうけど。かまぼこが2台もいるとか書いてあったし。なめたらいかんぜよ(^^;)
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もちろん、他のネットの方々も多数電話をされたのは言うまでもなく、関電を多少はビビらせることが出来たのではないでしょうか。
☆ 署名受け取りが拒否された
3/31夜に心配されていた排除もありませんでした。一安心。4/1の入社式にそなえて新入社員に配るつもりでビラを用意していたそうですが、当日、入社式は別の場所で行なわれていたらしく誰も現れなかったとのこと。関電としてはトラブルを避けたいと思ってのことなんでしょうか。それとも自分の恥をさらすのが嫌だったのか。新入社員がそんなビラを見たら原発に疑問を抱く人が出ることは間違いないですからね、きっと。
そして4/2。関電に署名提出の日だったのですが・・・
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91/ 4/ 3 1:3 ノー・ニュークス (DAISAN)
美浜)関電、緊急署名受取りの約束を破る
本日、署名提出のため「若狭の原発を案じる周辺住民」約50人が関電本社前に集まりました。
関電は、3月28日に署名を受け取って欲しいという要求を拒み、4月2日なら可能ということなので、この日に決まっていたのです。
しかし、 関電は昨日になって突如、 受取の延期を連絡してきました。
(関電の玄関前に泊まり込んでいる人もいて、関電のシャッターを全て閉めている状態になっている、とかいうのがその理由 …当日は「ご覧の通りです」を繰り返すだけでしたが。)
本日も、玄関前に鎖を張り、警備員を多数配置し、中へ入れないという全く無礼な態度でした。
署名7万6千999名分を関電の玄関前に積んで、公開質問書を提出し、10日までに文書で回答すること、署名受取と質問書への回答の説明の場を11日に開くよう要求しました。
対応した広報部の小倉副長は、終わり近くになって一言謝罪らしきことを言っただけで、全く誠意を示しませんでした。
関電の都合で約束を破るのなら、替わりの日を設定するのが最低限の誠意ある態度のはずです。しかし、小倉副長は「検討させて下さい。」の一点張りで、何等確約はしませんでした。
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電力会社の常とはいえ、市民の声をまったく無視した態度には腸が煮えくり返る思いをさせられます。
☆ 報道規制
これだけ派手に行動を行っているのに、なぜマスコミは無視してしまったのか。どうも報道規制が引かれていたようです。
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91/ 4/ 3 12:19 河内丸 (DAISAN)
どうも、今回の事態では情報の管理と独占を図られているという感じです。なによりもマスコミですが、朝日新聞社大阪本社は現場から歩いて1分、毎日新聞社大阪本社も、歩いてせいぜい5分くらいのところにあるはず。これはどうしたことか?
このマスコミの黙殺には、目に余るところがあります。「公平な報道」など、かけらもないということはわかっていたけれど、ほんの目と鼻の先で起きている事態について、何の報道もしない。関西電力との癒着の構造は明らかです。たぶん最前線の記者の中に「良心的」な人は、少数でもいるはずなのですがベタ記事にすらならないらしいところを見ると、恐らくデスクによる記事の「握りつぶし」どころか、取材を禁じている可能性すらあります。要するに、「現場に近づくな」との指示があるのではないか。
大阪のビジネス街の中心地、大手新聞社などが立ち並ぶすぐ目の前で起きているのだから、事態は深刻です。「公平・中立・公正な報道」の建前を公然とかなぐりすてている。
これで通ると思っているのです。読者はここまでナメられている。くやしいけど。
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でも、マスコミも捨てたものじゃない。大阪本社版とはいえ、毎日新聞がついに取り上げました。4/3のことです。
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○関電玄関前に1週間 全国から20人 反原発訴え座りこみ テント張りこたつ持参
美浜の事故をきっかけに各地から住民団体などが集まったため関電側は混乱をさけるために26日から北側(表側)の、28日からは南側(裏側)のシャッターをしめ、住民を追いだした。住民側はテントをはって泊まり込む異常事態が先月26日以来続いている。関電側は「強制排除もできないし」とにらみ合いはまだ続く気配。
○関電社員が原発安全運転を要望 社長あてに関電の営業所の社員14人が2日、緊急総点検と運転停止を含む必要な措置、事故の重大性を薄めるような広報・教育をやめること、という主旨の申し入れ書を森井社長あてに渡した。(抜粋)
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そして、
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毎日新聞に載ったおかげで、「新聞を見て初めて知った」ひとが、結構目立つようになってきたといいます。パソコン通信を見て来た人もわりといるらしく、パソコンもちょっとした影響力はあるみたいですね。「入植者」にとって、マスコミ報道とパソコン通信は干天の慈雨となったみたい。おかげで中旬までは、何とか続きそうな気配も見えてきました。
関電側は、逆に新聞に載ったせいで緊張・困惑の態らしい。4月1日時点では「あれ? まだやってたの?」という顔付きだったのが、今日の段階では、もう、うんざりという表情。そして、4月4日になってはじめてシャッターに「敷地内から出て下さい」という趣旨の貼紙。あれぇ? この貼紙がでてくるまで1週間もかかっている、ということで現地では笑い話にも。(河内丸さんのメッセージより)
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☆ この時期に電気フェア?!
さて、関電はこの事態におきながら、なんと関電主催で「電気フェア」なるものを関西の百貨店で行おうというのです。鉄面皮なのか厚顔無知なのか(あ、同じ意味ですね(^_^;))。しかし、皆さんの団結力で大阪・阪急デパートのフェアは中止させることが出来ました。
(本当は緊迫した状況の中で、zippさんから原発予定地で有名な芦浜の干物が送られたり、金魚のペットが登場するなど和やかな話題も多かったのですが、紙面の都合上割愛させていただきます。)
☆ ついに強制排除
それまでは、警察が来ても睨み合ったままで排除はされませんでしたが、4/9についに、
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91/04/09 17:14 山下 幸夫 (FSHIMIN)
関電前)強制排除と1名連行
天満署などが午前から、2時半までの退去を勧告し、午後2時半ころ、遂に強制排除の挙に出たそうです。その際に1名(男性)が警察に連行されたようですが、「現行犯逮捕」か「任意同行」かは不明とのこと。
天満署では「確認できない」と言っているようですが、曽根崎署にいる可能性があるようです。
現在も関電はシャッターを下ろしたままで、その前で何人かが抗議を続けているようです。
なお、強制排除の際に、現場にあった物は、業者の手で、関電内に保管されているようです(そんな権限あるの?)。
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逮捕する人ははじめから決めてあったとのこと。この人は最初から頑張っていた方だそうで、見せしめとしての逮捕らしい。持病の喘息と疲れでで寝ていたところを不退去罪で。強制排除の過程で抵抗したら公務執行妨害が成り立つでしょうが、これは不法逮捕以外の何物でもない。
つぎの文章は、排除直後のとーちさんとひらめchanさんからのメッセージ。現場からの生々しい報告です。(ほぼ全文)
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91/ 4/10 0:15 <とーち> (DAISAN)
関電前から全国へ、
つぎの解放区はどこだ!
いま、19:10です。私は関電南側の緑地帯のへりに座っています。目の前には昨日まで私達がくつろいでいた場所があります。しかし、いまは高さ2mぐらいのフェンスにさえぎられて、そこには入れません。
いま、関電の社員によって、解放区にあった私達の荷物が前の歩道に運ばれています。今はカマボコは1台あるだけですが、警官は30名ほどいます。
今日は、朝から警官がきていたようです。そして14:00ごろに退去が強制されました。その時、荷物はもたずに出ろといわれたために、みなさん、荷物は残して出ました、その後、フェンスがはられ、荷物はシャッターの中に取り込まれてしまいました。
その荷物が今、返されているわけです。その間、なぜ荷物を返さなかったか。私物検査を行っていたと考えるのが妥当でしょう。
19:40です。荷物はすべて、歩道の上に広げられています。関電側はこれらの荷物について、受領書を書くように呼びかけましたが、暗い中では確認もなかなかできず、一人のかたが書いただけです。そのうちに庶務課の清水が「かかへんのやったらもう、ええで、呼びかけたらもうええ。」といって受領書を引き上げさせました。 干物には足跡がついて帰ってきました。ヒラメchanが関電に向かって「なんで、足跡がついとんねん、食べ物をふむなよ!」とどなっています。
私達の荷物が、この間、返されなかったこと、荷物のなかには、なお、返却されていないものがあると予想されるため、法的に訴えることも反原発側の方達から関電に対してアピールされています。
ヒラメchanがメッセージを書いてくれました。
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ああ、あの社員の胸やおなかのなま暖かさ、顔にかかった鼻息、思い出すだけで気分が悪い。女の人なら分かると思うけど、満員電車の中で体を押しつけられるあの感覚を思い出して下さい。私は超バカでかい山用のリュックをせたろうて、(注河内弁で背負うという意味。)片手には我がいとしの作品(関電のシャッターに張ってあった抽象画)を持ち、もう片手に生乾きの洗濯物の入った袋、肩からは貴重品の入ったショルダーバッグをたすきにかけて、荷物でコロンコロンになってテントをたたみに行こうとしたんですけど、直ちに退去してくださいといって、大きな男6、7人でくっつきあって垣根になって、体を押しつけて迫ってきたんだよ。一応、手や足は出してないという形だけは整えるため、腕は後ろで組んでました。あるいは仲間どうし腕を組んでいたのかもしれない。一列目しかみえんかったけど、何重にも重なっているのが分かった。本当に怖かったよ。おぐさんの自転車にのれないちっちゃな私だから警備員も庶務課の社員も私より頭一つくらい大きくて前も見えない、仲間の顔も見えない、知らない男に体を押しつけられるのがひどく不快で、体の力をふうわり抜いてゆっくりゆっくり後ずさりするしかなかったんですが、そこがゆるやかとはいえ斜面で、かててくわえてリュックがでかくて後ろが見えず、段差に気づかず押された勢いで転んでしまいました。もちろん体の力は抜いて柔らかくしてたので、ケガどころか痛くもなかったけど、道路に横倒しになったときの情けなく屈辱的だったこと。目の前にやつらの靴が見えた
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ヒラメchanはときどき泣きながら、なれない変換に苦労しつつこのメッセージを打っていました。
今日は朝からいつもとは様子がちがっていたということです。いつもは退去を呼びかけるだけで、引き上げて行くのが今日はそのまま残り、14:30までに退去するようにと、時間を切っていたとのことです。その後、機動隊50人あまりと警官、関電職員総勢100名を超える人員により強制退去が行われたとのことです。反原発側は南側では15人ほどだったようです。逮捕された方は、別に抵抗したわけではなく、ただ、寝ていただけだったということです。だから、公務執行妨害などではなく、不退去なのでしょう。
今、23:15。神戸に帰る快速電車の中です。
私は帰るにしのびなく、結局最後まで残りました。このまま、関電前の歩道で泊まり込みを続けようおっしゃっていた方もあったのですが、道路上では道路交通法によりいままでより簡単に排除される恐れもあり、今日のところはいったん引き上げて、明日からまた、出社時アピールと退社時アピールを続けよう、ということでみなさん引き上げました。(これは私が見て、聞いた範囲内です)
関電側は22:00ごろから、それまでのフェンスの内側にさらに同じフェンスをはりめぐらしていました。「ライオンでも飼うんか」と声がかけられていました。
今回の活動について、いろいろな見方や意見があると思います。私は、この行動が特定の団体や目的にとどまることなく、多くの活動と人とがクロスし、発展する場となり反原発がアピールされたことを、すばらしいことだと思います。ある特定の場所が、継続してそのような場を提供し続けたことは、まさに解放区と呼ぶにふさわしいものだったと思います。そしてマスコミの情報封鎖のなかで、パソコン通信を通じて、少しでも情報の提供にお手伝いできたことを誇りに思います。
私は、今日は解放区の終わりでなく、いくつもの解放区の始まりとなることを信じます。
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私はこれを読んで、こころが大きく揺さぶられる思いがしました。何度も読んでしまいました。とーちさん、ひらめchan、そして座り込んでいた方々、ごくろうさまでした。
☆ そして今
関電前では強制排除、そして京都の近鉄百貨店では電気フェアが開催され、そこで逮捕者がでてしまいました。そのまま行動が終わってしまったのでしょうか。いえ、そんなことはありませんでした。現在でも関電前からすぐ近くの空き地に場所を変え、泊まり込んでがんばっていらっしゃいます。関電は「強制排除をしたからもう安心」と考えたのでしょうが、まったく浅はかな考えだったようですね(^_^)
もしみなさんの中に大阪方面に行かれる方がいらっしゃいましたら、脱原発村に寄られてはいかがですが? 関電のすぐ近くの巨大なドーム型のテントだそうです。カンパも募集中とのこと。
(連絡先)
カンパ宛先:郵便振替大阪8-80612(さんだら工房)
泊り込みカンパと明記すること
激励宛先:大阪市北区中之島3-3-22関電ビル南
脱原発村
最後になりましたが、河内丸さんをはじめとして、電話代にも負けずにメッセージを転載してくださった方々に感謝いたします。
それから、書き込まれたメッセージがあまりにも多く、紙面の都合上、メッセージから一部を抜粋するという形を取らざるを得ず、また短縮せざるをえませんでした。メッセージを寄せていただいた方々にお詫び申し上げます。
文責:McOtto(まこと)
れんこんで知って芝居に行った!
「放射性れんこん」の読者さんからの案内をもらったおかげで、多摩美大に芝居を見に行くという機会を持てました。いったい、どういう背景があってこの芝居が上演されることになったのか、そんなことなにも知らなかったのですが、多摩美大に行ってみると、芝居小屋は、グランドのかたすみに作られた、ほったて小屋でした。「金なんかなくたって、熱意があれば芝居はやれるのよ」というような心意気が感じられ、外で開場を待つ時間もワクワクしてました。
芝居小屋の中にぎゅうぎゅうにつめられて、照明が落とされて、芝居が始まった時には、すっかり雰囲気にのまれてしまった感じでした。私は、芝居なんてほとんど見たことがないので、この「熱海殺人事件」という芝居のこととか、上演している人達の演技力とか、そういうことは何にも言えなくて、「それなりにおもしろかったなぁー」といえる位です。
「れんこんネット」が縁で、芝居を見にいったりとか、いろいろ自分の行動の枠を広げて行けることが、とても楽しみになってきました。これからもいろいろとありそうですね。みんなで楽しんでいけるといいですね。
P.S. 芝居を見ている時に、女優さんのイヤリングが外れて飛んできたのを拾って、そのまま持って帰ってしまったのは、私です。どうもすいません。
《レジスターN》
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「善いことをした!(^_^)」
昨日、はたくんの「原発にゅーもんボード」をみて「これはえらいこっちゃ!」ということを知り、あわてて参加しましたがすごくよかったです。(^_^)
今まで原発を必要悪と勝手にきめつけ、黙認していた自分がばからしく思えはじめましたが、いま知って良かったと思います。
TVの意識調査で、環境問題への意識調査をしていました。そしたら日本の大学生の意識度はかなり上で、びっくりしましたが、では具体的な行動は? での率はかなり低く、おもわず納得しました。
大学の環境問題研究会では原発のことは取り上げてないようなのですが、考えてもらえるよう、動いてみます!
今日の運動に参加してみて、善いことを少し(?)でもできて本当にうれしかったです。(^_^)
私は、善悪は道徳や法律で決るものではなく、川田博士の言うとおり、善とは・・・
「人間の生命、人類の生命、ひいては地球の生命−それを守ったり強化したり、発展させていく行為、そのための心と肉体のすべて」であり、
悪とは・・・
「反対に人間の生命、人類の生命、地球の生命を損なう行為、そのための心と肉体の行為すべて」であると思っております。
今日の活動で私がとった行動は、本当にほんの少しではありますが、前者でありますのでうれしかったのです。(^_^)
《まなぶラン》
「よかった!よかった!」
「何がよかったか」って、まなぶランさんみたいに言ってくれる人がいること。まなぶランさんにとっての、一つの機会を「れんこんネット」の活動で提供できたこと。これがとてもよかったです。
集会とかデモには、「反対している人間が少なからずいるということ」を示すことにももちろん意義があるのですが、「新しくその問題を真剣に考え始めるきっかけを与えること」の意義こそ重要なことなんです。「年中行事化してしまっているようなこの行動も、まだまだ捨てたものではないのだなぁー」と思い直しました。
その後の編集会議&オフも充実したし、有意義な一日でした。
《レジスターN》
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多摩動物園オフの報告感想
なんとか無事にみんなで入場することもできた・・・のはいいのですが、なんか人混みの中、おいおいどこ行くの?みたいなノリで最初に見たのが蒙古野馬。(^_^;) 実はドテッっと地面に倒れたまま動かないので、こっこれは死んでるのではないかと本気で思ったほどでした。
その後ぐるぐるぐるぐる回ってコアラ館へ。私たちはやはり日頃の行ないがよかったのか、コアラが木の上でなにかノビをしてるではなし、痙攣(けいれん)しているわけではなし、何か吠えているような所を見たのでした。だから何だと言えば何でもないのですが、やはりコアラも動くんだなと。でもあれは電動のぬいぐるみではないかという説もあるのですが・・・ぶつぶつ。出口で出てくる子どもたちの素直な!?
感想を聞いているとこれがおもしろい(^_^) やはりかなり「ぜんぜんつまんない」とか言ってのける子どもが多いんですね。えらいぞ。それでこそ子どもだ?
今回の動物園オフ、いやはや人が多かった。でも、今までのオフとはまた違って、ほんと良かったですね。やはりおてんとさまの下(実は違った・・ので寒かったんだけど、それはおいといて)でみんなで食事するってのは気持ちがいいもんですね。
(でも寒かった)まぁまた今度次も動物園・・・というのはやはり無謀かもしれない (^_^)ま、毎回趣向を変えてやってみるってのがいいでしょう。今回はその最初ってことで、大成功でしたね。
《はたくん》
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多摩動物園の動物達
動物園は、半年ぶりくらいだったんだけど、やっぱり何度行ってもいいなぁと思います。ああいう雰囲気は大好きです。いろんな動物がいて、って当たり前だけど(笑) いろいろ見たから、忘れちゃったのもあるけど、今思い出せる中で1番面白かったのはフラミンゴです。あれは見てて、ほんとに面白かった。あの派手な色使いといい、寝方といい(笑) かなり目だってました。あの容姿に似合わぬ鳴き声はちょっと無気味でしたね。そのうち、なんだか知らないけど、何匹もで興奮して、ぎゃーぎゃー鳴いて、ぼわっと猫みたいにふくらんだのには笑った笑った(笑) 毛を逆立てちゃって、すごいの。いやー、あれが一番良かったです。
あと、見たので、うさぎ(ちゃんとおりに入ってるの)がありました。で、とうほくのうさぎ、とかいって書いてあるんですね。とうほくのうさぎって、東北だけにいるのかなぁ・・なんて思ってたら、実は東北野うさぎだったという(笑) かわいかったからまあいいや。
コアラも見ましたけど、あれはそんなに楽しいものでもなかったです。確かに珍しいから見たいって言うのはあるけど、面白味がない。うん。だってずーっと寝てるし、起きてても全然動いてくれないし・・・。1回くらいは見たほうが良いけど、私は動きのある動物のほうが好きですね。やっぱりコアラはぬいぐるみだったんだわ(笑)
というように、個性的な動物達に楽しませてもらいました。初めてれんこんのOFFに参加しましたが、とっても楽しく過ごせて良かったです。今度はもっとゆっくり見たいなぁ。でも、あれでもお昼からだから、ほんとに丸1日掛かっちゃうか。うーん。でもまた行きたいな。では、簡単ですが、私の感想と言うことで、これで終わります。
《びとこ》
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れんこん・パワーはふごいっ!
れんこんに来る前、みんなが動物園に行ってる頃、ぼくは静岡の「スピン・ネット」(「パソコン通信」5月号のれんこんのお尻に載ってるところ)に一晩お世話になり、公園でそのネットの主のオモロイ子供達とのんびり遊んでたのでした。いま思えばここで鋭気を養ったのは正解だったと思う。伊勢の山ン中から、いきなりれんこん−レジN邸の16人?のパワーの中に入ったのでは、きっと屋上に上がる足場を踏み外したにちがいない...(^_^)。
丸木美術館の河原はよかったね。やっぱ、あぁいう所のオフはいい。丸木美術館とカンケーなく来た子供と魚取り(実はそこの家族達のおいしそーなバーベキュウにありつけるのでは・・と近づいたのだけど)、ザリガニしかとれなかったけど。
(^_^;)
《げんげ堂 zipp》
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原爆の図『丸木美術館』へ行く
前日は多摩動物園&レジN邸オフで、そこに泊めてもらい、目覚めたのは9時頃。zippさんは朝食を買いに行っていました。レジNさんと Vanguardさんは10時頃お目覚め。起きてくるまで気が付かなかったのですがEggsさんもいましたので、いっしょに丸木美術館へ行こうと誘いました。zippさんの車で行くことになり、私も便乗させてもらいました。
着くと、美術館の下の河原では、20人くらいで宴会の様子です。河内丸さんや、ガサ子さんがいましたので、その輪にはいりました。なかでも、私が興味をもったのは、人権問題に取り組む千代丸健二さんとまわりの人達です。弁護士さん、教師の人、共産党職員、女性の議員さん、主婦、大学生、そして私達のようなネット関係など、必ずしも意見が一致しないであろう人達が遠路集まり、話しをしている。ときには議論にもなり、お互いの意見にも耳を傾ける。いい時間だと思いました。はたして我々の世代が、少年少女だった頃、大人のこんなにも純粋な論議、金銭的な利害のない話合いを、どのくらい見てきたのでしょうか。単に胸の透くような話しではなく、物事に対する取り組み方とか、考え方を教えてくれるような話しをどれほど聞きましたか。私はそういう話しのできる大人になりたいと思いました。
美術館は結構大きくて展示も沢山ありました。原爆の被害に遭った人々を描いた屏風は大きな絵なのですが、威圧感がなく、切々と恐ろしさだけを伝えてきました。鮮烈な色合いではないのですが、頭の芯に来るものがあります。写真に撮るつもりで新しいフィルムに入れ替えて行ったのですが、想像以上の絵を前にとうとうシヤッターが押せませんでした。
8月6日には美術館でも行事の予定があるみたいです。私はそれまでに、もう一度あの絵を見に行きたいと思います。
《NOM》
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丸木美術館は楽しかった
まず、場所が自然に恵まれたいいところです。緑も多いし、すぐそばが河原になっていて、けっこう楽しめます。今回は、つくといきなり宴会モードだったので、あまり河原をうろうろしている余裕がなかったのですが、あちこち探検できそうな場所がありそうな感じでした。
今度、れんこんネットツアーでまた行ってみたいですね。まだ一度も行ったことのない人は、是非一度行ってみるといいところですからね。
《レジスターN》
◆88SALON・・・とは何ぞや
ということで(?)88SALONというボードのSIGOPをやらせてもらっている、はげというものです。
このボードは、今や絶滅寸前においこまれているコンピュータPC8801シリーズをまた活気付けるために作られたボードです。
◆生い立ち
旧れんこんより、乗っ取りボートにより乗っ取りを初めましたが、旧れんこんでは活気がつかず乗っ取りは完全にできませんでした。
しかし、懲りずに新れんこんにて乗っ取りを開始しました。そして、88ユーザー&一部のみなさまのおかげで、書き込みがすごく活気ずいて、ボードを作ってもらえることになりました。(いつもお世話様です>SYSOPグループ様)
◆小ボード構成
91年5月11日現在の、小ボード構成を大きく分けて御紹介いたします。・88関係フリートーク・プロジェクトボード関係・88ソフト関係・88関係OFFという4つにだいたい分かれています。
◆88関係フリートーク
ここでは、88関係の話しならなんでも来いということで、話しをすすめています。今のところ、一番盛り上がっている(といっても、少しだけど)のは、このノートです。
◆プロジェクト関係
現在88SALONでは、「原発に係わるシミュレーションゲームでも作って88のフリーソフトウエアを少しでも活発にさせよう!」というプロジェクトが進行されています。
現在では、班ごとに分けて進行する形になっています。班編成は、・企画班・プログラミング班・テストプレイ班・いちゃもん班という4つの班に分けています。
企画班では、ゲームのシナリオ(っていうのかなあ?)などを企画しています。原発シミュレーションゲームを作るということも、ここの班で企画されたことです。
プログラミング班のメインの仕事は、プログラミングをすることですが(あたりまえだって)、現在は、プログラミング言語や、動作環境などをいろいろ話しあっています。88では動作環境や言語などは限定されてしまうのでちょっとつらいです。RAMの容量の問題など重要な問題もかかえています。
テストプレイ班では、実際にできた試作品をプレイして、いろいろ注文をつける班です。まだ、第1段階のプログラムもできていないので、まだ活動してません。
いちゃもん班では、他の班にリアルタイムにつっこむという作業をしてもらいます。
まだ、プロジェクトは全然進んでないのですが、今後がんばって進めて行くつもりです。
◆88ソフト関係
ここの部類のボードでは、88のフリーソフトウエア情報や、市販ソフトの情報交換をしています。また、れんこんのpoolにUPLOADしたもののUPLOAD報告もしています。
◆88関係OFF
ここのボードでは、「88ユーザーの関係の家に遊びにいったよ」とか、「いつおじゃましていいですか?」とかの話しをしています。
◆88SALONへのお誘い
88SALONでは、88ユーザー以外の方も参加をしていただくとうれしいです。88もまだ結構使えます。88関係フリートークを読んでいただければ、その良さがわかります。そして、良さを知ったら88を買ってもらえれば、88ユーザーも増え嬉しいです。88も中古で買えば、そんなに高くないので、手軽に1台ということでみなさん買いましょう(そんなこと言うなって)。プロジェクトの、企画班・いちゃもん班は、88ユーザーではなくても確実に参加できるので、参加していただけるとうれしいです。本当の書き込みを書くスペースがなくなってしまってすいません。ということで、今日のところはこのへんで失礼します。
はげ
いつのまにかシリーズ化してしまった「料亭『れんこん』への誘い」も、3回目。今回はれんこんネットがれんこんネットと呼ばれる由縁「れんこんプロジェクト」を紹介したいと思います。
■ れんこんプロジェクトとは
まず結論から先に。れんこんプロジェクトは市民サイドから放射線情報を監視し公開するプロジェクトです。「れんこん」は「緊急時には放射線情報をネットワーク上で公開する」といった意味の英文の頭文字からきています。
各地に「れんこん」と呼ばれる特別なガイガーカウンターを設置して放射線情報を収集し、しかも同時に監視、さらには八王子のれんこんネットに放射線データの通報を行う事ができます。また起こってはならない大事故などに対処するために緊急通報を行い、れんこんネットをはじめとして、全国大手商用ネットワークなどに即座に緊急メッセージをアナウンスします。れんこんプロジェクトの最大の売りはこれらの動作をすべて「無人」で行う事ができるところにあります。
■ そもそも始まりは・・
1989年の春、事はPC−VAN(日本最大のパソコン通信ネットワーク)の「第三世界ネットワーキング(市民運動関連の話題を専門におこなうところ)」から始まりました。れんこんネットの発起人レジスターN氏と高校生のはたくんがこの「第三」で出会い、4700円程度のガイガーカウンターのキットをめぐって構想が膨らみ始めました。話題はニフティーサーブ「市民運動活きいきフォーラム」、アスキーネットPCS「Good Earth」などの他の市民運動関連の大手通信ネットをかけめぐり多数の支持を得ました。当初はガイガーカウンターだけをばらまこうという構想が、部品調達や諸般の事情でいつのまにか「モデム」と組み合わせようということになりました。
■ れんこんモデムってのは・・・
モデムというのはパソコン通信で使われる機械の事でFAXの親戚にあたります。これをパソコンやワープロと普通の家庭の電話回線との間に取り付けるとパソコン通信ができるようになります。まるで鉛筆の端に消しゴムをつけた消しゴム付き鉛筆のように、「れんこん」はガイガーカウンターにモデムをくっつけるという発想から生まれました。
モデム開発を本職としているレジスターN氏が直接モデムを設計。このモデムはちょうど洗濯機がファジイ洗濯機になるくらい大変賢い代物になり、市販品とは比べものにならない高機能が実現。これにキットのガイガーカウンター部「HAS(Help Alarm Senser)はす」を直結したものがれんこんモデムです。難しくなりましたが、一言で云うと「一人で電話をかけたり集計したりできるガイガーカウンター」ということです。
■ 手作りで生まれた「れんこん」
その後はたくん、レジN氏の涙ぐましい努力、それに賛同する通信ネットの人たちのボランティアによって、手作りのれんこんモデムが制作され、そして秋になり10月にはれんこんモデムの親分、れんこんネットが誕生します。れんこんネットは「れんこん」のデータの通報中央ネットワークとして生まれました。開局当時のれんこんネットもはたくんの手作りのプログラムによって運営されていました。なにからなにまで手作りのプロジェクトだったのです。
■ 具体的になにをやるの?
この一人でなんでもできるガイガーカウンターで具体的になにを行うのでしょうか。まず電源をつなぎ「れんこん」にパソコンやワープロを接続して観測地や時刻の設定を覚え込ませます(将来はパソコンやワープロをまったく必要としないように改良してゆくつもりです)。そして家庭の電話回線と接続するだけで、れんこんは観測を始めます。
実際の放射線の観測は大きめのマッチ箱大の「HAS(はす)」が行います。HASに組み込まれた、小指の半分くらいの大きさのガイガーミュラー管が検出した、γ線の数を、れんこんモデムに内蔵されたマイコンで記憶、集計します(管が小さいため絶対値で信頼ある数値は測定は難しいので相対値のデータとして取り扱います)
れんこんは1分毎60分、1時間毎24時間分、一日毎一か月分の最新データを保持しています。これらのデータをあらかじめ設定した時間に、八王子のれんこんネットに報告します。
■ れんこんネットの役割
各地のれんこんの観測データは八王子のれんこんネットに集められます。れんこんネットは通常パソコン通信ネットとしていろんな情報のやりとりが会員の間でおこなわれています(詳しくは創刊号、2号で紹介)。れんこんネットに集められたデータは各会員が自由に閲覧することができます。また将来は閲覧データを分析集計したデータを公開したりさらに長期的な統計をとって公開できるようにしたいと思います。
■ もしも緊急のときは??
ただでさえ遅く曖昧な原発事故発表は事故の度に問題になり、チェルノブイリ級大事故では当局がパニックを恐れて更に正確な情報が迅速に伝わらない事が十分に考えられます。そういった緊急時、人間に変わって目耳になるものがあれば・・。
れんこんは将来、異常値を観測した場合れんこんネットにすぐに異常の旨を知らせます。異常通報をうけたれんこんネットは、一般会員に対して異常通報の旨をアナウンスし、先に紹介した会員数十万人規模の大手全国商用ネットワークにも同様にアナウンスして警告します。事故時には情報公開をしぶり不誠実な対応をくりかえす電力会社より遥かに確実な情報源となれるように日々テストを繰り返しています。
■ プロジェクトの現状と今後
「れんこん」は現在テスト分として7台出荷されテスト通報の段階に入っています。北海道、山口、三重、石川などから定期的に通報が開始されています。この定期通報のテストが順調にいけば、緊急通報も含めたテストをこなした後、第一次出荷分のこり20台が各地の予約していただいた人たちに出荷されることになります。緊急通報の値をどれくらいに設定するか、通報の段取りなどはどのように行うか等はこれらのテストデータを元に検討・調整される予定です。
また第一次出荷分発送終了後、問題がなければ第2次出荷分予約開始を行ないたいと思います。頒価は3万円前後になる予定です。詳細は本誌誌上などでお知らせしたいと思います。
■ プロジェクトのいいたいことって・・
れんこんプロジェクトは2年目でやっとここまできました。大変遅いペースかもしれませんが、マイペースでここまでたどり着くことができました。最初はたった二人が始めた思いつきがれんこんネットを産みだしました。また多くのネットの会員や賛同者を呼び寄せ、このようなパソコン通信外の人にも理解していただけるようなミニコミ誌を発行したり、多くの新聞、マスコミに取り上げられるまでになりました。
とはいえ「れんこん」そのものの測定精度は高くはありませんしその信頼性は保証されたものでもありません。また事故時に緊急通報をおこない、多くの人に警告するという行為自体、事故を容認していることにつながるかも知れませんし素人の生兵法なのかもしれません。
しかし、普通の人々が危機感をもってこのように放射線情報を監視しようとしている現実が異常なのではないでしょうか。このプロジェクトを通してこういった「世の中なにかおかしくない?」という事を素朴に問いかけに理解者が一人でも増えてくれればいい、と考えています。
脱原発の祈りをこめて同じ日本で原発事故の危険にさらされている全国の人々に、私たちは「れんこん」を送り続けようと思います。
★はげ
ええと、質問なんですが、原発反対をしていて、原発が減っても、電力は、まだまだ余裕があるのでしょうか?
ぼくは、こういうことに関しては、ずぶの素人なので、変な事を書いてしまいました。すいません。
★TAC
実は、我が母は現在○○電力関連で働いていまして、労働組合の幹部なんぞをしています。
最近電力会社には「消費推進部」とか言う、いわゆる営業セクションが出来ているそうです。
表向きは「電力会社も、今までのように殿様商売ではいけない。こちらから売りこまなければ」となっている様ですが、よく「ある物がたくさんある」ことの形容に「売るほどある」っていいますよね。とすれば、電気をわざわざ「売りに」行ってるってことは「売るほど余っている」ことになるんじゃないか、と勘繰ってしまうわけなのでした。
★はげ
うーーーん。しかし、省エネをしているのは、なぜなんでしょうか?未来のため?
★Vanguard
簡単に言うと、湾岸戦争で石油ショックになりそうになったからです。
だいたい省エネが世間でさけばれるようになる時は、石油の価格が高騰したり、政変が起こって石油の輸入が思うようににできなくなりそうな時です。
未来のためというのもあるけど、それよりは目先の石油とかお金のためというのが本音でしょう。
★はたくん
誰が行なう省エネかによって、理由も変わってくるでしょうね。資源のため、公害のため、お金のため?、イメージのため??
省エネと言っても、最近の省エネ、東電なんかのCMで、でんこちゃんが「じゃ〜〜〜〜んっ電気をたいせつにねっ」ってやってる省エネっていうのは本当の省エネでは無いと思います。あれは、やはり目先の省エネでしょう。片方では電気の200V化を進め、電気を大量に使わせようとしているのに、片方であんな宣伝する。
経済っていうもの全体が、電気・石油の大量な消費、しかも消費がのびる事、を前提として成り立っているから、それを見直さなくちゃ、いくら省エネと言っても根本的な解決にはならないんじゃないかな。
★はげ
なるほどお。単に、省エネと言っても、むずかしいものなんですねえ。
200V化のことは、知りませんでした。
★はたくん
いきなりちょっと長文いきます。
原発とめて電気は大丈夫なの?
はげさんの質問はこのようなものでしたよね。
この手の質問というのはとても多くて、今まで何回人に説明してきたか知れません。
と言ってもいまだに私なりに納得のいく結論というのは出せていません。たぶん、その人なりの、その時の価値観なりの結論を出すべきものなのでしょう。
しかし、この手の質問が生まれる原因は往々にして誤解であり、価値観などとのたまう以前の問題であることがほとんどなんです。
さて、それではここで、いくつかの視点から見た原発像を紹介します。
「原発無しでもまだ十分電気は足りている」
電力使用量と電力供給能力のグラフを重ねてみると分かるのですが、実際に、原発が無いと停電してしまうのは真夏の高校野球決勝戦同点でむかえた9回裏2アウト満塁バッターは4番のピッチャー、そんな時の一瞬でしかありません。
工場の休みが明けて操業を開始した時期に、日本全国でクーラーをつけて、テレビを見るからです。この一瞬を除いたすべての時間において、原発は全く必要無いのです。
しかし、国・電力会社が言うには将来どんどん電気が必要になっていく予定だから今のうちに原発をどんどん作らないといけない、のだそうです。しかし、だったら、どんどん電気が必要だ、なんていう予定を変更すればいいのです。
みんながちょっとした心がけを特に夏の一瞬に持つことによって原発なんか簡単に必要なくなっちゃう。みんなが日常使う電気ぐらいは現存の火力発電や水力発電で十分足りているのです。
「原発は間接火力発電所」
世の中にあるほとんど全ての物は「石油」から出来ている、というとんでもない時代に私たちは生きています。
今指の下にあるキーボードから、耳にはさんでいるイヤホン、電気スタンドや蛍光灯などのような電気製品から、机、イス、服、くつ、ふろがま、台所ちゃわん、はしまでも、プラスチックから出来ているものは、ようは石油から出来ているわけです。
更に、言うまでもありませんが、自動車、バイクトラック(自動車と一緒か?)、シャベルカー、森林を伐採するノコギリだって石油で動きます。
アルミニウムを精錬するには大量の電気・石油が必要です。ジュースのアルミ缶1つ作る為に使う石油の量はちょうど缶1杯分にもなるのだそうです。
もうこの20世紀・21世紀は石油無しでは何の活動も出来ません。寝る時のまくらでさえ最近は石油を原料にしています。もう息を吸うにも石油が必要だ!というような世界です。
こんな世の中なのですが、そこで世紀の救世主原発マンが登場するのです。(原発ウーマンでも可)
原発マン(ウーマン)は、表面上は非常にカッコいいのです。
なにせ原発マン(ウーマン)は、悪者火力ハツデンショッカーのような石油を燃やした熱で発電するシステムが無いので、火ハツショッカーがいつも戦いの最中にやっている、亜硫酸ガスなどを成分とするおならが出ないのです。
このまま火ハツショッカーが横行すると地球はおならで充満してしまい地球の明日が危ういので、なんとか原発マン(ウーマン)にがんばってもらって火ハツショッカーを倒し、原発首長国連邦を建て、おならの無い世界を我々の手に取り戻さねばなりません。
ところが原発マン(ウーマン)にもやはり自分だけのひ・み・つ、誰にも言えないひみつがあるのです。
実は原発マン(ウーマン)は、そのフルスペルの最後にやはり「所」とあるように火ハツ所ッカーと兄弟(姉妹)だったのです。ですから原発マン(ウーマン)(本名:原発所ッカー)も実は隠れておならをしていたのです。
原発を建てるには、同じ量の発電をする火電(火力発電所)の何倍ものお金がかかります。
なんてったって放射能を何重もの壁でとりかこまなきゃいけない。ということはつまり材料・手間・人手が多くかかるわけです。
更に、原発の燃料となるウランを自然界から取り出して燃料に濃縮・加工するまでにものすごい量の電気(発電量の30%)と石油を使います。
更に、原発を建てると一緒に揚水発電所というものを必ず作ります。
更に、東京電力の原発は全て東京電力の管外にあるという様に、原発はとんでもない田舎に建てられるので、高架線を延々とひかなければなりません。
更に、原発ではいつも何千人もの人が大量に被爆しながらも働いています。その人たちを町の宿舎から田舎の原発まで毎日運ぶバスが何台も必要です。
更に、原発は30年すると使えなくなりますから全て解体しなければなりません。放射能まみれ原発の解体というのは実は今までしたことが無く、いったい何百何千億円かかるか見当もつかないのです。
更に、原発を動かすと死の灰が大量に生産されます。それを何億年も管理するための超頑丈な施設を作り、何億年もクーラーをガンガンに入れっぱなしにして冷やさないといけません。
「更に」がいったいあと何個付くでしょうか。
息をするにも石油を使うような世の中で、こんなにお金のかかる原発を建てて動かしてどこが「原発マン(ウーマン)は正義の味方」でしょうか。
理化学研究所の槌田敦さんははっきりと、原発は火電で使う石油の何倍もの石油を使ってやっと同じ量の電気を発電している、と言います。
あまりに無理矢理に核分裂反応を発電に利用しようとした結果、大量の石油を使って抑え込まなければ爆発してしまう、「原発」という名の、効率の悪い「間接火力発電所」が出現してしまったのです。
「原発は差別の上に存在する」
原発には先に書いたように、常時数千人、全国で何万人何十万人もの日雇い労働者が放射能まみれになって働いています。
そこで労働者は何をするかというと、原発内をぞうきんがけするのです。放射能の海の中で毎日ぞうきんがけをするのです。
検査や事故の時にはもっと大変です。それこそ秒を争うように放射能嵐の吹き荒れる超危険地帯に入って、放射能満点ヘドロをくみだしたり、ポンプのサビをガリガリ取ったりするのです。
そのような所で働いていて、いつまでも健康なはずはありません。どんどん体が弱っていき、何の仕事も出来なくなってしまい、最後にはバタバタと、今まさにこの現代の社会の中で、放射能に犯されて死んでゆく人が絶えないのです。
電力会社や国は、原発で働いたから死んだだなんて認めるわけには行きません。ですから、裁判でも「放射能との因果関係が証明されていない」という判決を裁判官に圧力をかけて出させるのです。
じゃぁなんでそんな危険な仕事でもやる人がいるのでしょうか。
国に作れと言われた作物を作って国に裏切られ、原発建ててやるから地域振興しろと言われ土地を手放し、ろくに地域振興しないし高卒中卒だしこんな田舎じゃ職なんかありはしない、それでも家族を養っていかなきゃいけない、しかしどうすればいいんだ、もう生きていけない・・・そんな人たちが「ぞうきんがけで1時間1万円やで、どや?」と甘い言葉を掛けられて断る理由なんてありません。もちろん放射能というのがどんな性質のものでどんなに危ないかなどは1つも教えてもらえません。
こんな事が現実に、今、この、現代の社会で起こっているのです。
朝起きればご飯が炊けていて、それで空いた時間で朝シャンをしてドライヤーをかけて、洗濯ものは放り投げれば自動的に洗濯・脱水・乾燥までしてくれて、夜帰れば自動でお風呂が沸いている、クーラーのガンガンきいた部屋で、熱いコーヒーを飲み、タバコがきれてはごみごみした日本の街をベンツに乗って買いに行く。(最後のはよけいか)
こんな生活の為に!何万人もの人たちが、放射能の海に飛び込んで、死んでいかなければいけないのですか!原発が絶対爆発しなくても、石油を1滴も使わなくても、こんなことが堂々とまかりとおっている原発を許す事ができるでしょうか。(しかし、こんな生活をしていて、一番被害を受けているのは当の本人だと思います。本人だってこんな生活するために生まれてきたんじゃないんですから。じゃぁいったい誰のためにこんな生活しているんでしょう。)
というわけで、他にもいくつもの視点があると思いますが、とりあえず3つの視点を紹介しておきました。
しかし、この問題を本気になって考えていくと、現代の文化的生活というものを否定せざるを得なくなります。しかし、それこそ求めてきたことなのではないでしょうか?(何かヘンな言い方ですが)
否定まではいかずとも見直しはすべきでしょう、そんな結論にも結びつくほど、この「原発とめて電気は大丈夫なの?」という問題は面白いのです。だからはげさんも、ぜひこれから自分なりの答を探してみてください。
★Vanguard
おおやりましたねヒットですね、途中で原発マン(ウーマン)なんかヒットですね(^_^)。
★レジスターN
ほんと、この回答というのは、いろんな視点から書けるから、書く人によって、また書く時期によって、いろんなのができますからね。
★はげ
じっくり読ませていただきました。ちょっと書いただけでも、こんなに問題があるなんて、知りませんでした。
今まで、原発をかるくみてきましたが、重要な問題なんだということが、身にしみてわかりました。
どうもありがとうございました。
★やぎ
パソ通も原発問題も本当に初心者の僕なので、はたくんや、れんこんの皆さんの文章を読ませてもらうたびに本当に勉強になります。
今、いちばん強く思うことは「情報操作ってこわいなあ〜」ってことです。だって「れんこん」を知るまで、電力会社がどうゆう所か、原発が実際はどんなものかってことには、ほ〜んと「無知」でしたから。そうゆうわけで、れんこんのみなさんにはほんとに感謝してます、とともにこれからもがんばってほしいなあ〜と思います。
★はたくん
そう言ってもらえると本当にうれしいのですが、まだまだぜんぜん感謝されるほどのことをやってませんよね。ぼくたちだけでは全然力不足ですから、ぜひやぎさんもどんどん参加して、一緒にネットを育てていきましょう。
★Vanguard
そうなんですよ〜、思うようにいかない事だらけで(^_^;)とにかく、参加すると倍おもしろくなるのが通信ですから、どんどん参加してくださいね〜
★まなぶラン
原発ってそういうものだったのですか・・いままで全く知りませんでした・・なんといっていいか・・・・とりあえずわたしももっと勉強してみます!
《れんこんネットアンケート集計結果》
れんこんネット会員にアンケートを行なった結果です。アンケートに協力していただいた会員のみなさんありがとうございました。ページ数がないので、分析結果の考察、多くの方がたくさん書いていただいた文章でのコメントなどを掲載できませんでした。要望があればまた紹介していきます。
○ 年齢 15〜17:6 18〜20:5 21〜23:9 24〜26:6 27〜29:4 30〜32:4 33〜35:4 36〜38:5 39〜41:2
○ 性別 男:41 女:2
○ 独身 or NOT(戸籍は無関系)
独身:37 夫婦もん(子供なし) :2 夫婦もん(子供有り) :6
○ 職業
中学生:0 高校生:7 短大・専門学校:0 大学生:9 会社員:18 社長:0
バイト業:1 プータロー:2 商売人:1 その他:7
○ パソコン通信を始めてどの位の年月になりますか?
1カ月未満:1 1カ月〜3カ月:33カ月〜6カ月:6 6カ月〜1年:3 1年〜2年:13
2年〜3年:7 3年〜5年:9 5年以上:3
○ れんこんネットに来はじめてからどのくらいになりますか?
1カ月未満:5 1カ月〜3カ月:7 3カ月〜6カ月:9 6カ月〜1年:10
1年以上:8 開局時から:5
○ れんこんネットをどこで知りましたか
BBS電話帳:3 知人から:4 雑誌で:4 新聞:0 XTRのマニュアル:14
他のネット:17
○ れんこんネットにどのくらいの頻度で来ていますか
1日3回以上:5 1日2回:3 1日1回:12 2日に1回:5 3日に1回:9
週1回程度:9 1カ月に1回程度:2
○ あなたの選んだボードベスト3
峠の茶屋:13 たまタマ多摩:1 ネットワーカー待合室:2 ネットワーク春夏秋冬:1
BBSインフォメーション :1 ほうれんそう編集室:5 雑記帳:16 持ってこいなんでも:7
持ってこい「原子力」:2 持ってこい「天皇」:1 原発にゅーもんっ!:9 原発用語の基礎知識:4
資料室:0 乗っ取りボード:1 Computer St.:10 Software St.:14 88 Salon:4
Music of the Night:2 シネマの館:0 本の館 :1 Junk Test:1
○ 「放射性れんこん」を知っていますか
創刊号を読んだ:13 VOL.2を読んだ:16 号外を読んだ:10 号外の別冊を読んだ:9
知ってはいるがどれも読んでない:12 「放射性れんこん」って何?:14
○ 原発について、どう考えますか
即時運転停止して全廃すべき:20
これ以上は作らないで、今稼働中の炉が寿命になるとともに廃止していくべき:10
現在稼働中のものは危険だから運転停止すべきだが、将来的には推進すべき:8
今までのペースで慎重に推進すべき:4
今まで以上に積極的に推進すべき:1
○ 日ノ丸、君が代、天皇についてはどう思いますか
・ 日ノ丸について
国旗として積極的に掲揚すべき:2 国旗としてあってもいい:18 万国旗の中の日の丸ならよい:6 新しい国旗を作るべき:5 日の丸は国旗ではない:12
・ 君が代について
国歌としてあるべき:8 新しい国歌を作るべき15 君が代は国歌ではない:17
・ 天皇について
元首化すべき;1 現状のままでいい:19 いらない:24
○ 掃海艇派遣についてどう考えますか
賛成:6 現行法では問題があり反対だが、法を整備してからの派遣には賛成:10 反対:21 その他:8
【れんこんネットに求めるもの】
「とにかくこのまま続けて!」「今のままで十分です。」「現段階で不満はなし。強力です。」「割と書き込みやすい雰囲気で、いい人もたくさんいるので、このまま頑張ってくださいね。勉強になっていいです。」
このような声も、けっこう多くて、運営者側としては一安心と言ったところでした。
「ジャンク品を活用するようなボードがほしいです。」「いつでも気軽にアクセスできるネット」「音楽関係を増やしてほしい。」「poolに登録したソフトウエアの情報を置くボード」「原発情報と社会問題討論」「情報流通(ネットワーク!)のひとつの核(笑)になること、って抽象的すぎるけれど、仕方がない。緊急連絡網のひとつの基地にもなってほしいね。」「『集会、イベント情報』ぴあ、City Road、新聞等で取り上げて貰えない!さまざまな分野のこまかい情報のボードを。」
うーん。ローマは一日にしてならず。なんのこっちゃ。
【どんなオフに参加したいですか】
オフというのはパソ通界専門用語でして、ようする直接会ってお話しすることです。パソ通では、「会う」と言うと、通信で会うことをさしてしまいますから。
「どんなオフでも参加したいっ! 出来れば、原発見学ツアーとか行きたい。」「やっぱ、安くてうまいものが食えるOFF(吉野屋は嫌(笑))」「時間があったら何でもいいのですが、とりあえず飲み会ってところでしょうか。」「この前みたいな動物園オフがいいかな。」「僕は難しいことは判らないので、気楽なオフがいいです。」「北海道でオフしましょ。泊原発を真正面にみるキャンプ場へご案内します。」
やはり、多くの人が参加できる、気楽なオフが好まれているようですね。気楽に参加でき、かつ新しい発見のあるオフができればいいのですがね。
【原発について、どう考えますか】
このテーマは、れんこんネットではたいへん親しみのあるテーマなんで、みなさんがどう考えているか、非常に興味深いところです。数字回答の方の集計を見ると、一般の世論調査なんかとは違っていますが、「れんこん」だからと言って、みんなが反原発というわけではないですね。コメントの方も豊富によせられています。
「人間の原子力利用は、自然界の大いなる意志に反している!」「欧米では、住民にたいして情報公開が進んでいる。日本では???」「危険なものだが、今はコレに変るものがない。」「危ないのは確かだが、なくてはならない物だと思う。 だからと言って野放しにするわけではなく、安全第一は絶対条件であると思う。僕はあまりよくわからない者なので、あまり口出しはしません。 知ったかぶりをするのもいけないと思うので。(^^;)」「『危険なものは危険』『ダメなものはダメ』ということが言えなくては、世の中絶対に良くならない。そして、言ったことは即実行しなくては。」「原発なんて絶対いらない!!!と思う(^^;)」
中には、かなりの長文でコメントを書いてくださった方もいました。ほんとうに全部紹介できないのが残念!
【掃海艇派遣についてどう考えますか】
最後に、最近問題になった、自衛隊の掃海艇派遣問題についての、コメントから拾ってみましょう。
「日本は永久に戦争・軍事を放棄すべし!それが、周辺国に対して犯した過去の過ちへの償いです。」「自衛隊自体違法である。軍が兵を出すことこれ徴兵が始まったとゆうことだ」「所詮、自衛隊は軍隊なのさ!」「積極的なのは賛成だ。しかし、他にすべき事はないのだろうか?」「日本は、平和憲法を尊重しもっと深く考えるべきでは。」「法律に反していると思うので、あれはやめたほうがいいでしょう。」「機雷を削除することは良い事だと思うが、いろいろな面でまずいかもしれません。」「あまりにも、同じアジアの他国のことを考えずに目先は欧米ばかりこれじゃ、日本の行く先は不幸しかないのでは?」「どう考えても自衛隊の海外派遣でしょう。機雷にぶつかって死傷者が出たら、どうするんだろう?」「軍隊の派遣は反対です。この世の中に軍隊はいりません。」「派遣自体は評価しますが政府がその出来事を後で悪用するのが恐い。」「それ以前に自衛隊は違憲だと思うしな。」
このコーナーでは、パソコン通信「れんこんネット」の比較的軽目の話題を紹介していきたいと思います。
さて、今回はトークの「ソフトドリンクス・フォーラム」から選んでみました。トークというのは好きな時に気軽に発言していくという伝言板会議室みたいなものです。
そもそもこのルームは今年の3月に胞子界さんが開いたものでした。
[胞子界] 突然ですが、キリンから午後の紅茶のヴァリエーションが発売されました。ダージリンミルクティーとアップルミルクティーです。というようなことを(^^;)書込んでくださいね。ちなみに上記のふたつは本当に存在します。ちょっと絶妙な味がする(^^;)
[はたくん] なるほど。ココアの話をいっぱい書けそうだけど(^_^) 缶の100円ココアを飲むときにはなるべく小さいやつを選ぶようにしましょう。uccやかごめのやつね。
[ぐり] 午後の紅茶の真似をしたつもりか「霧の紅茶」(確かこんな名前)とかいうやつがありました。思わず人にすすめて犠牲者を増やしたくなるような味がします。
[胞子界] コ、コワいなあ。それってUCCでしたか?
[チョンボ] ミルクティは大好きですがみんな甘いんだよなぁ。糖分の入ってないのは無いの?
[OZA] そうそう、なんで缶ジュースの類ってあんなに甘いものが多いのでしょうかね。もうすこし味を薄くして欲しいです。
[Vanguard] やっぱココア風景でしょう。ペットボトルでないかな。売ってない店が多い。あと、TERRAというポカリの親戚みたいな飲物があったけど激まずかった(^^;)あと水あめとかいうのもあったなあ。
[はたくん] ココア風景は、夏はいいのですが、冬の「あったか〜い」のだとやはり薄めて砂糖をいっぱいいれてるかんじで、さすがに小さい缶のものにはおよばないでしょう。KAGOMEのココアはなかなか。あと、カップで70円ぐらいのやつが駅とかにあったりしますが、あれもなかなかですよ。
[胞子界] なんか、ぱっと出のルームなのにレスポンスがすごい。
[Hack] をををを、一日でこんなに書いてある。
[コッシー] きゃは★
[OZA] そうそう、この前「なまむぎ・なまごめ・なまたまご」というのを発見しました。飲んでみようかとも思ったのですが、甘いのはちょっと・・と思ってやめたのでした。(^^;)
[NOM] 飲んだことあります。香も甘ったるそうですが、実際はそんなに甘くないです。ココアくらいなもんです。ココアが甘いと思う人は甘いと感じるでしょう。私は好きです。
[チョンボ] その名前にはなんか意味があるのですか?見つけたら飲んでみよ。
[NOM] 麦と米と卵の飲物だからです。ミルクセーキみたいなものです。
[チョンボ] 本当に麦と米と卵が入ってるのか。探してみます。
[Hack] きもちわりぃ
[NOM] いえ、それが、何ともいえない絶妙なバランスで混合されているとこの世のものとは思われぬほどの芳香を放ち、一度口にしたら最後。これ無しでは生きて行けない・・んなわけないない
[OZA] でも、OZAのすんでいるあたりにはないんですよね〜
[チョンボ] 探してるけど見つからないです。こうなると、早く飲んでみたいという気持ちが高まってきます。
[NOM] 短めの缶です。缶の色はクリーム色みたいなの。
[OZA] そうそう、それから缶に男の子の絵があったような覚えが・・・
[Vanguard] なんか探してみようっと
[チョンボ] ふふふ.遂に飲みました.味はミルクセ−キの薄味というかアイスクリ−ムを溶かした感じ.ゲテモノでは有りませんでした.
[NOM] そうでしょ。まずいと言うことは有りませんので、皆さんもどうぞ。(^_^)
[はたくん] 体験してしまった・・ううっ信じられないほどおいしい!?と言っておけば誰かひっかかるかな。感想は述べがたいですね。はっきりいって・・言えない。(^_^;)
[胞子界] 個人の好みがあるので何とも言えませんが、私はどちらかというと好きです。
こんな感じでいろいろなドリンクの話題が次々と出てきています。