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『さよなら20世紀』本当のカウントダウンが始まるよ!
あれから10年。早いものでもう世紀末である。ノストラダムスの予言こそ当たらなかったけれど、日米ガイドライン法に、国旗国歌法の制定。コンピュータの2000年問題。就職難の学生に、リストラに振り回される労働者。風俗嬢よりもケバく親父たちより金持っているコギャル。教育現場も警察も不祥事だらけで、それを報じるマスコミもまた…‥。本当に世も末である。
ところで、かつてアルカディアで『さよなら20世紀』というライブイヴェントを企画したことをどれだけの人がご存じだろうか。
イカ天でブレイクしたばかりの『たま』。サウストウサウス・ムーンライダース・ジャガタラといったバンドからメンバーを集めて雷蔵を組んでいた『あがた森魚』。リクオをキーボードに加えた『友部正人』。そして、アルカディアと共にイヴェントを共催した流れ星通信社社主にして、月の下懸垂倶楽部のデビューステージでもあったご存じ『シバ』。当時スタッフとして関わっていた思い入れを抜きにしても、凄いライブだったのではないかと思う。前回のライブ時に作ったパンフ、それにシバが発行していたOM短報とアルカディア通信のバックナンバーを閲覧できるようにしてあるので、興味のある方は気軽にアルカディアのスタッフに声をかけて欲しい。
アルカディア店内大改装してからの数年、ライブの機会が減ってしまっていたのだけれども、今回のシバのライブを足掛かりにいろんな形でライブ企画を提供していきたい。そして来年6月9日(ロックの日)に、『さよなら20世紀』を再現したいと思っている。
過去のアルカディアライブの出演者を思い出せる限り紹介してみたい。開店2年目の79年のクリスマスに梅津和時。生向委の弟分というかジャズのフィールドに納まりきれない新しい音楽に取り組んでいたパンゴのメンバー達、その中には今は亡き篠田昌己。81年には友部正人が登場。86年にはあがた森魚がライオンメリー等3人のバックを連れて出演。Kyozo & Bun のライブも確かこのころから頻繁にあったような記憶がある。そのゲストとしてシバが登場したのが87年。88年にはたま。シバがホストの『風男の夜』のシリーズが始まった年でもある。村上律、高田渡、斉藤哲夫、いとうたかお、大塚まさじ、マンドリンブラザース、須山久美子、アズミ、友川かずき、あおやぎとしひろ、あかねとうつお、豊田勇造、遠藤ミチロウ etc。
シバを筆頭にアルカディアを贔屓にしていてくれるアーティストの紹介はもちろん、夜毎酒飲みながらの馬鹿っぱなしの延長で、いろいろな音楽や映像やらの紹介、批評等含めてまた近日中にアルカディア通信を復刊したいと思います。 | | |
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