出席のとり方、評価について(2006-2013年度の歴史的文書)

(現在では有効ではない記述を含んでいます)


 以下にあげるのは、2006年度から2013年度まで、「出席のとり方、評価について」山田がとっていた方針の説明文書です。
 2010年頃以降、各大学では方針の大きな転換が徐々に行なわれ、その結果、原則として出席点を成績に反映させない方針をとる方向に転換して、教員へシラバスでそうした内容を盛り込むことを求めるようになりました。その結果、ここに書いてあった内容は、過去のものとなりました。受講生から、「出席のとり方、評価について」のページの記述がシラバスと矛盾するのではないかという疑問が出されるようにもなってきましたので、この際、掲出している内容を書き換え、従前の内容は歴史的文書としてURLを変更して保存することとしました。
 以下の内容は、現在では有効ではない記述を含んでいます
枠の中央の記事は現在では有効ではない記述を含んでいます


























山田晴通:担当講義科目

出席のとり方、評価について

 時間通りに終われって
    言ってんだろうがぁぁ!!
 ふざけんな!! 毎回次の授業遅刻だ!!
 あんたのせいで成績下がったぞ!!
 二度とこんな授業受けねーからな!! 

(2005年度のある科目への匿名の感想から)


///出席をとる授業、とらない授業///出席のとり方///いわゆる「欠席届」の扱い///よくある要請とそれに対するお答え///


 本来、大学の講義は、学生が主体的に学習意欲を持って自習していれば授業に出席しなくても許容されるものです。しかし、昨今の日本の大学では、様々な状況を踏まえて出席を強く求め、またそれを評価に組み入れることが肯定的に考えられるようになっています。このため、山田が担当する授業においても、出席票などを用いて出席状況を把握し、それを評価に反映させることが多くなっています。
 しかし、出席の取り扱いについては、ほとんどの大学で、いっさいの判断が教員の裁量に任されています。また、教員によって出席への考え方が違うので、学生から見れば教員によって対応が異なり、困惑する場面というのもあるのだと思います。冒頭に掲げたコメントは、そういう状況の中でよくありがちなものの一つです。
 ここでは、山田が個人の方針として大多数の授業で貫いている方針を説明しております。これらの方針は、授業の最初の数回の間、オリエンテーション的な説明の中で再三述べています。上記のコメントが出された授業でもそのように対応していたのですが、たまたまこのように抗議した学生は、それを聞き漏らしていたものと思われます。そこで、このページを作り、山田の出席に関する方針を恒常的にウェブ上で公開することとしました。東京経済大学における授業か、他大学における授業かを問わず、すべての授業でこの方針を貫きます。なお、受講者が少数になる大学院などの授業では、このルールが当てはまらないこともあります。また、非常勤で出講している一部の大学については、その大学における規定や習慣に従って、ここでの説明と異なった対応をとる場合があります。いずれの場合も、このページに記載した方針とは異なる運用をする場合には、その授業中に具体的な説明をします。

 以下、赤字の部分は、特に重要な内容の強調です。

出席をとる授業、とらない授業
  • 出席は、少人数の受講者しかいないなど、通常の出席のとり方がなじまない授業を別にして、すべての授業でとります。
  • 履修登録が確定するまでの期間など、一定の期間について出席をとらない(評価に参入しない)ことを方針としている大学(東京経済大学を含む)においては、その期間は出席をとらないか、とっても評価に参入しません。[ただし、履修が最初から確定している科目は例外です。次々項参照。]
  • 補講については、原則として出席をとらないか、とっても評価に参入しません。ただし、通常の授業への出席回数が少ない者が出席した場合は、評価に際して一定の考慮をします。[ただし、履修が最初から確定している科目は例外です。次項参照。]
  • 年度(学期)当初から、その授業に登録することが必須となっているクラス指定の必修科目/履修必修科目(例えば、東京経済大学コミュニケーション学部の1年次必修科目「コミュニケーション論入門」、「社会調査入門」、「フレッシュマン・ゼミ」など)は、上記の方針にかかわらず、授業の最初から、また補講の際にも出席をとり、評価に加えます。また、補講について、他の授業の補講と時限が重複するといった事態が生じた場合は、当該学生と相談の上で必要な措置をとります。具体的には、補講が重複している科目の担当者に対して、事情を説明し、評価への配慮を求める文書を出すなどの対応をとります。(これまでに実際に出した文書の例を参照してください。)
  • 非常勤として出講している大学の一部には、大学の方針によって出席点を成績評価に反映しない方針が示されている場合があります。具体的には、2012年度以降の青山学院大学と成城大学、松本大学が該当しますが、その場合も原則として、授業運営の参考とするため出席はとります。その上で、出席自体は成績評価には反映されません。ただし、出席票に記入されたコメントで、授業内容に大きな誤りが含まれていることを指摘した場合などには、ボーナス点を加算する場合があります。これは出席点ではなく、授業への貢献を理由とした加点です。

出席のとり方
  • 出席は、原則として授業の終了直前の時点でとります。正当な事由があって授業を早退せざるを得ない場合は、できるだけ早く、できれば授業の冒頭(授業そのものに入る直前)にその旨を申し出てください。別扱いで出席を記録します。
  • 通常は、授業の終了5〜10分ほど前に出席票(大学によって、名称は異なる場合がある)を配布しはじめます。万一、5分前になっても出席票の配布が始まらない場合は、アピールして下さい。出席票の配布は、通常は学生から教壇に向かって見たときの教室の左側前列からはじめ、右側前例が最後になるような順で行います。少しでも早く出席票を受け取る必要のある者は、左側最前列に着席することを奨励します
  • 出席票は、各大学指定の用紙を用いることを原則としますが、時々、それ以外の用紙を用いたり、小テストや作業課題を実施する場合に、小テストや課題作業の成果物をもって出席票に代えたりする場合があります。
  • 出席票等の回収は、授業終了後の教壇への提出によって行います。ただし、上での言及した正当な事由があって授業の終了を待たずに退出する必要がある者は、授業が継続中であっても教壇に出席票等を提出して構いません。その場合、他の受講者の迷惑にならないよう、退出の際には静粛を十分心がけてください。

いわゆる「欠席届」の扱い
  • 東京経済大学には「公欠」制度はありませんが、何らかの「公欠」に当たる制度がある大学で行う授業については、その大学の規定に従って「公欠届/欠席届」を扱います。
  • 東京経済大学をはじめ「公欠」制度のない大学の授業の場合、何らかの公的団体から発行された「欠席届」の類が提出されれば、とりあえず受け取ります。この場合、受け取った「欠席届」は、通常は何ら成績に反映されませんが、年度末に採点結果を算出した際にぎりぎりの得点で単位を落とした者については、関連してそうした届けが出ていないか確認し、場合によっては、1-2点の加点をして合格に追加する場合があります。つまり、ぎりぎりで「不可」となった者について、こうした届け出が出ていれば、考慮する場合もありますが、それ以外についてはいくら「欠席届」があっても考慮はしません。
  • 何らかの正当な事由があって、長期に欠席を余儀なくされる場合などは、できるだけ事前に山田に連絡を取り、事情を説明した上で、善後策について相談して下さい。

よくある要請とそれに対するお答え
  • 授業を時間通りに始めて下さい。
      授業時間については、できるだけ定刻に開始できるよう努力はしていますが、どうしてもチャイムが鳴ってから、研究室・教員室等から移動を始めることが多くなります。常識的に5分程度遅れて授業が始まることはあるものと考えて下さい。授業開始時刻を大幅に過ぎても山田が現れず、いわゆる「自然休講」が疑われる場合の対応については、こちらをご覧ください
  • 授業を時間通りに終えて下さい。
      授業時間については、できるだけ定刻に終了できるよう努力はしていますが、どうしても話の区切りがつかない場合もあります。次の授業に早く移動しなければいけない場合などには、定刻となりチャイムが鳴った後であれば、山田の話に区切りがついて授業が終了する前でも、出席票を提出して教室から退出して下さい。また、実際に、山田の担当する授業が若干の時間超過をすることで次の授業の評価に関わるような事態が生じているのであれば、山田からその科目の担当者に対して何らかの配慮を求める文書を出すことを含めて対応しますので、早めに申し出てください。(2011年度までに、このような申し出を受けた例はありません。)
[最終更新:2013.04.10.]

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