第一回 | 9/24 |
■方法論の問題
◆「日本」「文化論」と「日本文化」「論」
◆文化(cluture)文
◆「日本文化」の「日本」とは?→「日本人」とは誰?
◆パスポートのマーク→菊の紋→天皇制→日の丸の後ろに菊の紋が隠れている
日本国憲法:第一章第一条→英文との比較
日本国憲法の成立過程:
参考:武田清子「天皇制の相克」
(岩波書店同時代ライブラリー14)
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、
この地位は、主権の存する日本国民の総意にもとづく。
The Emperor shall be the symbol of the State and the unity of the people,
deriving his position from the will of the people with whom resides *sovereign* power.
*ex. I reside withe my friend.(私は、友人の家に住む)
*soverien(最高の)→最高の権力が人民のもとにある。
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第二回 | 10/ 1 |
■映像を通じての分析:「日本人」の集団思考について
■戦後ジャパノロジー(日本論)の系譜
1)ルース・ベネディクト(文化人類学者)
「菊と刀」
(The Chirisanthemum and the word-Patterns of Japanese Clulture,
1946年、社会思想社)
現地調査無し→研究資料・映画・在米の日本人へのインタビューに基づく
「恥」がキーワード
(補足;
1.ルース・ベネディクトは女流社会学者。著書の中で、日本人は”分”を守る、どの階層に自分は位置しているかを考え、それらしくふるまうことをよしとする、と言っている。金田一春彦著「日本語の特質」NHKBooks,1991,P163
2.フロイト学説をそのまま当てはめた解釈がいくつか見られるのであって、中でも目立つのは、日本人が権威主義的、杓子定規的、儀礼主義的(小笠原流や茶道など)で、好戦的なのは日本人のトイレット・トレーニングが早く厳しすぎるからと述べている。→この本の欠点。このような特質は精神分析学によって解釈されるべきものではなく、むしろ江戸時代300年間にわたり、厳しい封建制が続けられたという「歴史」の因子によって解釈されるべきものなのである。祖父江孝男著「文化人類学入門」中公新書,1990,P186)
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第三回 | 10/ 8 | 「日本的」な事、「日本人」のステレオタイプ |
第四回 | 10/15 | 歴史の中で変わった部分と変わらない部分→システムが根底から変わらなければ何も変わらない |
第五回 | 10/22 | ■80年代都市文化を考える |
第六回 | 10/29 | 太田圭監督「アラカルト・カンパニー」(1987年)を見る |
第七回 | 11/12 |
文化論が問題にすべき「文化」はどこにあるのか?
文化論の対象としての映画は、内容を読みとるとする通常の映画の見たかたとは違うだろう。 |
第八回 | 11/19 |
■なぜ日本人は、日本人を嫌うか?
参考:チョン・ヨオク(田 麗玉)「悲しい日本人」(たま出版)
「一人が動けば全員無条件で群がる」
「おかしなくらい国家に何も要求しない日本人」
「一緒であれば善悪の判断力も完全になくなる日本人の集団主義」
■なぜ、日本人は「一所」になれないか?
「一緒」になると、どうして統合されてしまうのか?
◆「一緒」(一本の細い緋→拘束)と「一緒」(一つのスペース→場の共有)
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第九回 | 11/26 |
◆なぜ日本人は「日本」のことを気にするのか |
第十回 | 12/ 3 |
◆「日本的伝統」とは何か? |
第十一回 | 12/10 |
◆深刻さと軽薄さの「分業体制」 |
第十ニ回 | 12/17 |
単位評価レポート |
第十三回 | 1/ 7 |
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第十三回 | 1/ 14 |
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