学生による学生のためのコミュニケーション学部の講義紹介

コミュニケーション論

基幹科目:選択必修:通年:4単位:

学部・教員による講義の紹介
学生による講義の紹介
担当者:田村 紀雄
コミュニケーション論:田村 紀雄:

  • 単位を付ける際の配点;前期テスト40点、小レポート10点、小テスト10点、後期テスト60点。満点は前後期のテストの合計点100点であるが、小レポート、小テストは受ければ持ち点にプラスされる。
  • 95,96年度は学部長を務めていたため、田村氏の講義はゼミ以外開講されていなかった。
  • 97前期期末テスト内容;
    ポイントは
    1.シャノン・ウィバーのコミュニケーションモデル
    2.R・パークの同心円モデル
    3.理論の背景としてのアメリカ文化の多様性
    4.ジャーナリズムの成立としての諸条件
  • 97'後期期末テスト、持ち込み不可、記述式、60点満点。
    以下3題中2題を選択。
    1.情報化社会でのマイノリティー、エスニック集団、地域集団の中で、独自のメディアは出るのか。
    2.出版物の再販価格制度に賛成か反対か。
    再販議論の焦点
    3.在来型のメディアは生き残れるか。
前期
第1回 4/15
  1. コミュ論の位置づけ;社会学の一部
  2. 「コミュニケーション」という言葉;
    • どうしても日本語に訳せない
    • 日米戦争とコミュニケーション;南博、鶴見俊介(戦後「コミュニケーション」をひろめた人)
第2回 4/22 (プリントは1枚;コミュニケーションの構成)
発展形
 ↑  コミュニケーション(メディアによる生産物)
 ↑  経済・財貨の生産;道具、機械、メディア
 ↑  自然・人間自身の生産
基本的


技術的なコミュニケーションの生産体系
1.道具的コミュニケーション手段;火、光、人間自身の生産
2.機械的コミュニケーション手段;自動的に動く
3.装置的コミュニケーション手段;一貫体制
4.人工衛星体型
第3回 5/ 6 紙について(プリントは1枚;雑誌同胞の表紙)
第4回 5/13 文字について(プリントは4枚;明朝活字の現状P173,179、年表-(株)写研、新聞の切り抜き-産経新聞とサンケイリビング)
第5回 5/20 コミュニケーションのモデルとその歴史;シャノン・ウィバーのコミュニケーションモデル
第6回 5/27 社会学、コミュニケーション論発祥の地シカゴ大学
移民の街シカゴは、社会学者に社会生態学を生み出させる。さらに、他民族の共生、競合、補完の立場からコミュニケーション論が誕生。
重要人物;パーク、ラスウェル
第7回 6/ 3 プリントはシカゴの都市構造を示した図。授業はシカゴに存在する各人種コミュニティーごとのメディアを取り上げた。
第8回 6/10 プリントはPRIMARY LANGUAGES。授業はアメリカにおける多用な言語と新聞の関係を取り上げた。
第9回 6/17 No Lecture.
第10回 6/24
コミュニケーション科学史

c.f.コミュニケーション思想家;
・パーク、G・H・ミード(Symblic Interaction,象徴的相互作用)
・田中正造、福沢諭吉

1930年代;ナチズムの台頭→コミュニケーション研究に影響を与える。

1940年代;米ベル研究所→日本の戦争敗北
	 カッツとラザースフェルトの"People Choice"
	 デバートンの「大衆説得」

1950年代;イリノイ大、シュラブ コミュニケーション学創設

1970年代;「脱工業化社会」ダニエル・ベル(1973)

1980年代;高度情報化社会
	 ATT分割
	 FCC人数削減

1990年代;ISDN
第11回 7/ 1 プリント「コミュニケーション科学の成立年表」の解説。
抜き打ち小テスト「産業や社会におけるペーパーレス化について論ぜよ」
第12回 7/ 8 No Lecture.


後期
1 9/30 ゲスト;「中国成立後の香港メディア」
210/ 7 ゲスト;高橋均「ディレクトリとしての電話帳」
310/14
マイノリティとコミュニティ
Minolity and Community

○教科書P139参照

○マイノリティという言葉;1960年代に日本にはいってきた。
○時代背景;日本では安保闘争、アメリカではヴェトナム戦争
○「体制」に対し「反体制」、
「文化」に対し「反文化(Counter Culture)」、
「マスコミ」に対し、「ミニコミ」
○Alternative Press, Underground Press in 60'America
410/21 休講
510/28
アングラ誌
	CITY MAGAZINE 米 数千
	タウン誌 日本   千
→その街の出来事を克明に伝える。(ライブや演劇の日程なども)

○タウン誌登場の1970年代から25年強、
いま創業者は世代交代の時期を迎えている。
(参考;田村紀雄著「大学生の見たメディアのアントレプレナ」)

○タウン誌の特徴
1.地域に密着;編集・広告・デリバリー
2.合理的な経営;ビジネス(ミニコミ誌は儲からない)
3.地域の一員;文化メディア(メディアミックス)
611/11 「地域社会とメディア」;テキスト10章
711/18 タウン誌
811/25 ●シャノン・ウィバーのコミュニケーションモデルにおける雑音に焦点を当てる。その雑音は大きく分けると次の4つに分類される。
 1.機械的 2.制度的(→記者クラブ) 3.政治的(→検閲) 4.文化的
●意味論(semantics)
●朝日新聞97/11/6朝刊 「メディア・リテラシー
  受け手が分析 情報読みとる力を」
912/ 2 無断休講
1012/ 9 「再販」についての新聞切り抜き2枚
1112/16 ??
12 1/13 ??
[1997年度受講:北川 雄一郎]

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